給料アップの交渉を効果的に行う5つのポイント

公開日: : 最終更新日:2019/12/29 給与・待遇, ビジネススキル・学習 ,

景気は上向きになってもなかなか上がらない会社員の給与。

「給与あがらんかな〜」、
「時給あがらんかな〜」

雇われた事のある人なら誰もが一度は思った事があるんじゃないかな。
周りの会社員でも必ずこういってる人いるよね。

しかしほとんどの人がそう思っているだけで給料アップを自分からつかみに行こうとしていない。
これは日本人の悪しきスタンスなのか、謙虚という奥ゆかしさなのか・・

とにかく給料はあなたの価値を反映する指標になるわけだし、
見合った給料をうけとれるよう、その交渉術をマスターしてほしい!

ちなみに僕はなりふり構わず言えることは言うタイプなので
今まで何度かこの方法で成功してきたので参考までにお伝えしようと思う。

会社が給料を上げたがらない理由

会社員が給与上げる為の考え方って基本的に一つしかないと思っている。

昇格するとか、インセンティブとるとか、年次昇給とか
その手段は色々あるけどね。

でもその基本的な考え方をま〜ったく理解せずに昇給を主張する人が多すぎる。

①成果を出してない人間に給料は払う必要がない

当然の話。いるだけの人(要は替えの利く人)にもっと出そうとは思わない。

雇用関係にあれば、契約した給料さえ払っていれば
会社としては従業員への支払いの義務は果たしているから何も責められることはない。
成果を出してない人には上げる必要などない。

もし成果が出せていなければ下記記事を参考にしてもらうと良い
すこぶる安い給料から劇的に給料を上げる思考

②会社にできるだけ利益を残したい

会社やバイト先はどれだけ売上が上がって収益が出ても、
基本的にそれをすぐに社員やバイトに還元しようとは思わないことを知っておくべき。

会社として利益が上がれば次の収益につなげていくための設備に投資したりすることを優先させたい。
だからあなたの給料を上げるよりもまずは会社の利益としてお金を残したい

③何かあった時に給料はカットしづらい

会社の経営状態は内外の様々な要因で当然悪くなる事がある。
収益が上がっているときは良いけど、悪くなった時にネックになるのが人件費だね。

例えば宣伝広告費などは広告を控えたりして調整してケチる事が出来る。
しかし社員の基本給はその金額で雇用契約してる以上経営状態が良くないからと言って勝手に下げれない。

だから簡単には給与は上げたくないわけ。
まず給与は簡単には上がらないというのを肝に銘じた方がいい。

給料の交渉はタイミングと手順が重要

給料を上げてもらうのに、多くの雑な人は
自分のタイミングで給料が上がることを当然の権利のように主張する。

ここは人にものをお願いするのと同じように、
相手の状況や立場を考えて慎重に行く必要がある。

①給与交渉のしやすいタイミングは?

これは会社の決算月や四半期の締めくくりなどによって変わってくるので一概には言えないが
基本的にはどの会社でも最も交渉しやすいのは
「会社の業績が良く、且つあなたのパフォーマンスが非常に良かった時」になるだろう。

特に「あなたじゃなければ出なかった成果」が出た時などは一番交渉がしやすい。
後述するが基本的に給与や報酬というものはあなたが提供した価値によって決まるものだ。

時期云々ではなく、あなたがまず成果を出して会社や顧客に貢献したなら
それに応じた報酬を受け取るべきだ。

年1回の人事考課のタイミングで行われる会社が多いと思うけど、
日々、月々で成果を出していれば随時交渉してみてもいいと思う。

②給与交渉の相手は誰か?

10~20人規模の中小企業ならもちろん、社長に直談判をするのが一番だ。
あなたの直属の上司には大体給与の決定権はない。

30人以上の会社などになると、社長と普段接する時間も少なくなり
社長があなたの仕事ぶりを直接評価することもできないので部長などの部門長になるだろう。

しかし30~50人以上の会社になると給与制度や人事考課の仕組みがあるところが多く、
直談判でというよりはその評価制度の中で昇給できる数値になる必要がある。

もし中途入社でこれからあなたが入社する場合は、
入ってから後で上げることは難しくなる。
入社時にできる限り交渉はするべきだ。

③給与交渉時の話の手順は?

まず繰り返しになるが給与交渉というのは企業にとって
あなたの貢献度が高いタイミングで行うべきだ。

この記事を書いておきながら恐縮だけど、
成果も出さず権利や要求を先に主張するような社会人にはなってほしくない。

あなたがしっかりパフォーマンスを出している前提にはなるが以下のような話の持っていき方をするとよい

●交渉相手の社長や部長に30分くらい時間をもらう

●交渉相手に最近の自分のパフォーマンスについてどう感じているかを聞く。
(ハイパフォーマンスを出しているときのみ有効な)

●もっと今以上のパフォーマンスを出したいと伝える

●でも今以上に自分のモチベーションも上げるためにやはり給料を上げてもらえないかと伝える

上記の流れで進めていけば比較的スムーズに事は運ぶ。

④給与交渉で有効な材料は?

給与交渉では具体的にどれくらいあなたが会社の売上や利益に貢献したのかを可視化して準備すると良い。

●売上や利益の貢献度とそのプロセス
●作業効率化への貢献度とそのプロセス

●経費削減の貢献度とそのプロセス
●人材採用の貢献度とそのプロセス
●財務状況改善への貢献度とそのプロセス
●新商品開発への貢献度とそのプロセス

主にはこういった部分会で会社の業績やその生産性に関与した点が交渉の材料となる。

またそれらの貢献を示したうえで
●社内の人間関係の向上
●社内環境改善のプロセス

などはプラスの材料にはなるのでこういった点のアピールも併せて行おう。

給料交渉はできる限り数字で交渉する

ちなみに金額に直せない貢献指標もあると思うが、
できる限り金額に換算してみよう。

あなたが今貰っている給与額の2.5倍があなたに対する会社の経費だと思っていい。

例えば月給25万だとするとあなたには給与以外に
社会保険やあなたの備品なども入れると60万円程度の経費が掛かっている。

するとあなたのパフォーマンスが60万円に対してどのくらい上振れしているだろうか?
その辺を頭に入れて考えよう。

⑤給与交渉での妥協案は?

僕としては実際のところここが一番重要なポイントになると思っている。

給与交渉をしてもなかなかすんなりいかないケースも実際多い。
その際は希望の給与に上がらなくても事前に譲歩できるラインを交渉前にいくつか準備しておくことが重要だ。

参考までに僕が今までやってきた交渉をお伝えしてく。
給料が僕の100%の希望に満たない場合、

A:希望額に届かなくてもインセンティブ要素(出来高)を付けてもらう
B:賞与での上乗せを約束
C:手当の額を増やしてもらう
D:残業を実費支給してもらう
E:額面が変わらなくても経費処理分を増やしてもらう

僕の場合にAから順に優先順位が高い交渉の妥協になる。

このようにすんなり話が飲んでもらえなくても
様々な妥協案を予め用意しておくこと、これが重要になる。

僕は給料交渉はいつもこの手順でやっている。
最初は100%の要望を投げるけど、100%そっくりそのまま受け入れられることはないので、
自分自身の中で80%の案、60%の案・・いくつか準備しておくと大体悪くても50%程度のところでは落ち着く。

将来の給与アップの為に自分の時給を自分でしっかり決めること

そして最後にもう一つ僕がいつも考えている重要なマインドセットを一つお伝えしたい。

概念とバイトの人は時給〇〇円っていう概念があるので分かりやすいけど、
社員等は大体年俸制とか月給制になると思う。

年俸や月給が決まっている人は大体自分自身の時間あたりの単価を理解していない人が多い。
あなたが月収30万円で一日8時間で22日間働いているとする。

300,000円÷(8×22)時間≒1,704円

これがあなたの今の時給になる。

あなたは1時間仕事をしたらそこに1,704円の価値を会社に提供できてるだろうか?って話。

まず給与が上がらない事を嘆く人はその前にまずそこを確認した方が良い。
ここが会社のあなたに対する評価とあなた自身の評価がずれていると話にならない。

給与が上がらず文句ばかり言う人は大体まずその時給以下の働きしかしていない。

自分の時給の2倍の価値を提供する

まず給与を上げたりぽんぽん昇格していくような人は昇給を主張する前に給与以上の価値を提供している。

あなたの時給が先ほどの1,704円であれば、
時間あたりでそれ以上の仕事をしている自信があるだろうか?

ここで言いたいのが上がらない給与に文句を言う前に

自分の実質の時給の2倍以上の仕事をしろ!!ってこと。

例えば先ほどの1,704円の時給計算で働いているとする。

同僚に1時間付き合ってくれと言われる。
その時その1時間に3,408円以上の価値があるかどうかを考えてる?

時給通りの1,704円だと現状から何も変わらないってことだからね。

もしくはよくわからなければその人に付き合う1時間に
3,408円以上の価値を自分で創り出す気があるかどうかをはっきりさせる必要がある!
自分の時間の価値を考えてない人が本当に多い。

昇給を主張する前にまずは時給の2倍以上の価値を考え行動しよう。

あなたがまず先にその価値を与えれば当然雇う側はその価値が先に分かるから、
昇格や昇給に繋げようとする。

まずは自分が出し惜しみせず現在の給与以上の仕事をする事。それだけ。

先ほどの現在の時給が1,704円のモデルの人は、
今からの一時間にいかに3,408円以上の価値のある仕事をやるかを考えるてみよう。

営業職なら売上で計算するのも良いし、
製造職なら生産量で計算してもいいし、
内勤職ならコストカットや効率化を金額に換算するのもいいだろう。

そうすることであなたの仕事の質と成果は確実に上がる。
今あなたは時給の2倍以上の仕事してみるのが結構おススメ!
今すぐ自分の時給、把握しておいてね。

今日はここまで!

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Kevin@キャリアアドバイザー

Kevin@キャリアアドバイザー

20代で4社のブラック企業を渡り歩き、迷走に迷走を重ねた末にキャリアアドバイザーという天職に辿りつく。 その迷走経験を活かし500人以上の転職相談に乗ってきた30代現役キャリコン。企業の採用支援実績は600社以上、上場企業の人事代行も務め採用コンサルタントとしても活動中。

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  • 名前:Kevin
    20代で4社のブラック企業を渡り歩き、迷走に迷走を重ねた末にキャリアアドバイザーという天職に辿りつく。 その迷走経験を活かし500人以上の転職相談に乗ってきた30代現役キャリコン。企業の採用支援実績は600社以上、上場企業の人事代行も務め採用コンサルタントとしても活動中。
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