辞めたいのに辞められない!ブラック企業の恐怖から抜け出す思考

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今の会社ではもう働けない、限界、ハードすぎる。
そんな思いを抱えている人が今の日本には何百万人くらいいるだろうか?

以前は僕も何を隠そう、その一人だったから
ブラック企業で仕事をする辛さや苦しみは実は理解できる。

しかも20代のうちに3社も4社も経験してきたとなると
ブラック企業での働き方や立ち回りの仕方も何となく自分自身、身についてきている。

自分の会社がブラック企業では?と感じて、もうすぐに抜け出したいと考えながらも
周りの人にも相談できず悶々としているあなたに少しでも力になれたらと思う!

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ブラック企業を辞めたいと思う時の不安

ブラック企業を辞めたいと思うようになると、いろんなストレスを感じるようになる。

その会社を選んだ大きな後悔

最初はこの会社で頑張ろう!稼ぐぞ!出世するぞ!
と意気込んで絶対ここで今度はしっかり頑張ってやろうという気持ちであなたもきっと入社したと思う。

でもいざ仕事を始めると、
最悪な職場の雰囲気、えげつない長時間労働、成果へのプレッシャー、上司のパワハラまがいの怒声など
イメージと違い環境に戸惑って大きな後悔を感じる。

僕自身も毎回そうだった。
今度こそはこの会社でパリッと仕事をしようと思っても、
長く続ける自信を無くしたり、思うように成果が出ないと毎回怒鳴る上司におびえる。

また転職活動をしないといけない不安

今の会社を辞めてもまた転職活動をしないといけないという不安は大きいもの。

今度こそ優良な会社に入りたい、でもまた転職を繰り返してそんな会社に入れるだろうか?
という漠然とした不安も抱くようになる。

周囲からの目

友達や家族からもまた転職をするとなると
「また変わるの?」「いったい何がしたいの?」「3年は続けろよ!」などと言われがら
そんなこと言われなくてもわかってる!と言いたい気持ちになる。

こういう状態になるとあまり友達とも会いづらくなったり家族にも相談しにくくなる。
結局ブラック企業で働くととても自分の無力さを感じたり自信を無くすケースが多い。
多分に漏れず僕自身もそうだった。

特に優良な会社に勤めている友達や親戚を横目で見ているとなぜか焦ってくるし、
とにかく劣等感を感じる。
自分に自信を無くしてしまう。本当にその気持ちはよくわかる。

辞めたくても辞められない状況を作るのはブラック企業の常套手段

10人が入社したら1年以内に5人以上がやめていくような会社。
あなたの今の会社がそれに該当するならまあブラック企業だと懸念を抱いてもいいと思う。

・朝から深夜まで働かされる
・休みもロクに取れない
・給与水準も低い
・個人の良さや価値観が全く汲み取られない
・上司からのパワハラが横行している

こういうのはブラック企業と言われる大体の会社に共通する、あるあるパターン。
ブラック企業あるある 僕の体験談

その他にも、ブラック企業の常套手段として存在するのが、
辞めるに辞められない状態を作ってくるという事。

教育制度自体もしっかりしていないし、
そもそも入社した人を育てる人材がすぐに辞めてしまうから
あなたが入社後、仕事を完全に覚える前に仕事がいきなりドカッと降りかかってくる。
辞めようと思ってもすぐに辞められない状態を作るというのはよくある話。

僕もまさにそうだった。

しかし、そんなブラック企業を辞められない状態でも、
あなたは自分自身のキャリア形成を考えて辞めるというカードを思い切って切らなければいけない。

もう今の時代は個人が尊重されない会社は会社ではないともいえると思う。
AIなどの発達でこれからは人に依存する会社はどんどん崩壊していくしね。

会社を辞められないというのはあなたの良心からくる思い込み

ブラック企業に限らず会社を辞められないというのはあなたの良心からくる勝手な思い込みになってしまう。

お客さんに悪い、スタッフに悪い・・
もしあなたが長年勤めていれば様々な気持ちがあると思うが、
入社して一年も経たないようならすぐに辞めてしまうべきだ。
一番大事なのはあなたの人生だし。

ただし大事なあなたのキャリアなので、いきなり勢いで辞めるという事はおすすめしない。
あなたの今後の準備をしっかり整えた上で退職に踏み切るべき。

あなたが会社を辞めることは法律で認められている

もし会社が辞めさせないというようなことを言ってきた場合、
今はあなたが守られる時代なので安心してほしい。

「職業選択の自由」というのも法の下に認められている。
法律では原則「2週間前」に退職の意思を告げれば、退職することが認められている(民法627条1項)。
退職の理由はどんな理由でも関係がない、人間関係の悩みや業務上の悩みなどでもOKだ。

このように法律に明確に記載されていることだから、あなたはには「辞める自由」が認められているわけだ。
会社が退職を執拗に引き止めることはそのやり方によっては違法ともなる。

例えば「退職の際は1ヶ月以前に申し出ること」みたいな記載があなたの会社の規約に記載があれば、
執拗に2か月、3ヶ月引き延ばすことにあなたは応じなくても良い。

ブラック企業と言えどもお世話になった人へは最大限の配慮を

あなたが嫌々働いてきたブラックな環境と言えども、
多少なりともお世話になった人やあなたを気にかけてくれた人、良くしてくれたお客さんもいると思う。
そういった方々には最大限の配慮をすることが社会人としての役目。

全員にいい顔をする必要はないけれども、
飛ぶ鳥跡を濁さずということわざにもある通り、
する必要がある人には最大限の配慮をするようにしよう。

ブラック企業を辞める決意をした後の手順

ブラック企業を辞めると決意した際にまず重要なことが、
後先考えず勢いでまず辞めてしまうということ。

これはあなたの履歴書を多少なり汚すことになり、
キャリアにとってマイナスになるケースが多い。

しっかり用意周到に準備を進めながら辞める流れにもっていこう。
以下の手順をしっかり守ってほしい。

①自己分析をしっかり行う

次ブラック企業に入った人は僕のキャリアアドバイザーの経験則的にも
また次同じようなブラック企業に入社する人が多い。

なぜかというと自分の将来のビジョンを持たずに目先の環境を求めたり、
内定欲しさにすぐに決めてしまうケースが多いからだ。

まずはしっかり自分の進むべき道、強み、今後のビジョンといったものを明確にして
次に取るべきアクションをしっかり決めてからでないとダメだ。

一番やっちゃいけないことがまず求人を探すこと。

これをやってしまうとまたブラック企業に入りかねない。

自己分析については別記事で解説しているので参照してほしい
転職活動の軸を明確にすべく正しい自己分析の4つのステップ

②転職エージェントに登録する

ブラック企業で働いていると仕事時間も長く夜も遅くまで働いているから
なかなか転職活動をする時間がない。

やはり転職エージェントに登録してあなたの代理人となってもらい
確かな企業とのマッチングを行ってもらうことが一番だ。

転職エージェントの担当者によって当たりはずれはあるが、
相性の悪い担当者であれば気軽に変更してもらうこともできる。

基本的な活動は転職エージェントを活用するのが最も効率的だ。
20代におススメの転職エージェント5選
30代におススメの転職エージェント4選

③転職サイトでいろんな求人を見る

転職サイトで求人を見るのはそこから直接応募するという事はする必要はない。
②で登録した転職エージェントの担当者との意向を共有するために
あなたが気になる求人や興味のある会社をピックアップし、担当者に伝える。

そうすることでアドバイザーから適確なアドバイスをもらえることもあるし、
あなたの意向に近い求人を紹介してもらうこともできるようになる。
転職エージェントのアドバイザーに頼りきりにはならないようにしよう。

また転職サイトを見てそこからあなた自身で直接応募する場合も、
その選定にまたまた躓かないように、ブラック企業の求人のポイントはしっかり把握しておこう。
ブラック企業の求人広告完全攻略法 ~見分け方と持つべき思考~

④選考を受けに行く

ブラック企業とは言えど有給はどんどん使うべきだ。
風邪をひいた、家の用事がある等で有給を活用しよう。

土日に休みがあるようなら最近は土曜日の選考もやっているところも多いし、
平日でも夜に面接をしてくれるところは多くなってきている。

平日の夜の規定の勤務時間以外なら用事があると言って時間に帰らせてもらう事はできるはずだ。
そこまであなたは気を遣う必要はない。

その時に周りの目が冷ややかで嫌だと思うかもわからないが、
その時だけの話だ。あなたのこの先のキャリアの為にもドライに割り切ろう。

⑤内定が出たら直接上司に退職届を提出する

ブラック企業は退職者が多いから退職の意思を伝えられることには慣れている上司が多い。
あなたがいきなり退職届を持って行っても意外にすんなり受け取ってもらえる。

あなたが自分で辞められない状況だと思っていても、
上司はすんなり受け入れてくれる場合があるから伝えるだけ伝えてみる方がいい。

変な工作をするよりも「辞めたい」という意思をストレートに伝えて受け取ってもらう事で
逆になんの心配もなく残りの期間を過ごすことができる。

退職届を受け取ってくれない時は配達記録郵便で

配達記録郵便で送ると、会社に配達記録が残り「会社が受け取った」という証拠になる。
会社が届を受け取った日は退職届受理日となるから、何度も直接の提出で受け取ってもらえないというようなら、
郵便局で配達記録郵便で送ってしまおう。

義理もヘッタクレもないブラック企業には「退職代行」もアリ!

会社には義理もヘッタクレもない、すぐにでも辞めたい、
でも上司に退職を切り出していろいろ言われるのが嫌だ!
引き止められるのがストレスだ!
という場合は退職代行サービスを使うのも一つだ。

あなたに代わって退職代行サービスがあなたに代わって
あなたの会社に退職の意思を伝え、退職交渉をしてくれる。

まだまだ使う人は多くはないが、
一刻も早くその会社を離れたい、金輪際関わりたくないという場合には
便利なサービスになる。

あまり詳しくサービスを見たことがない人もいると思うのでぜひ一度見ておくと良い。

退職代行「EXIT」 →業界最大手の退職代行サービス

退職代行Jobs →20代の利用が多い退職代行サービス

ブラック企業で「また転職か・・」と不安になった時に持つべき思考

ブラック企業に入ってしまうと、
常に「また転職か・・」という自分へのふがいなさと直面してしまう。

もしかしたらあなたも今そうかもわからないが、心配する必要はない。
僕も全く同じ状況を乗り越えてきたからね。

そんな時にぜひ持ってほしい思考は以下だ。

仕事において一番大事するポイントを明確にする

まずは仕事選び、会社選びであなたが大事にするべき一つのポイントを明確にしよう。
他が満たされなかったとしてもこれだけは譲れないというポイントだ。

これが明確になっていれば、転職で仕事を選ぶときにもあなた自身が入社後も納得して勤務できる。

給料でも良いし、休みでも良いし、福利厚生のポイントでも良いし、仕事の内容でもいい。
次に選ぶ会社の募集内容で

●これだけは譲れないというポイント
●できればあったほうがいいがなくても納得できるというポイント
●なくてもいいポイント

この3つのポイントを整理して書くようにしよう。

そうすることで会社選びの時に不安があって入社しても、
あなた自身でしっかり整理した上で会社を選んだわけだからあなたの後悔も少なくなるし、
腹をくくって仕事に向き合うことができる。

まとめ ~辞めたいのに辞められない!ブラック企業の恐怖から抜け出す思考~

●ブラック企業は辞めたいと言ってきた人間に辞めさせづらい状況を作ることは常套手段。
●会社を辞められない!というのはあなたの良心からくる思い込み。

→でも法律的にも会社がそれを行使することは基本的にできない。あなたの方が有利。

●ブラック企業を辞める決意をした後の手順
①自己分析しっかりやる
②転職エージェントに登録する
③転職サイトで求人を見る
④選考を受けに行く
⑤上司に退職届を出す ※受け取ってくれなければ配達記録郵便!

●義理もヘッタクレもなければ「退職代行」もアリ!

●「また転職か・・」と思って不安になった時はまずあなたの仕事において一番大事にするポイントを明確にしておく
絶対に譲れないポイント、できればあると嬉しいポイント、あってもなくてもどうでも良いポイントを書き出して明確にしておく。
(全てが譲れないポイントとするのは無謀なのでやめてね笑)

今日はここまで!