ブラック企業の泥沼 辞めたい地獄(上)

公開日: : 最終更新日:2019/09/22 ブラック企業, 転職 , ,

僕は今でこそキャリアアドバイザーとして転職希望者に企業を紹介したり
就活生に対して就活セミナーなんかをやっているけど自分自身は新卒1年目、ブラック企業を2社渡り歩いた。
就職活動に適当に取り組んだツケが大いに回ってきた。

この一年間は超絶に辛かったが今思えば貴重な経験だった。
社会の厳しさをこれでもかというくらい教えられたからね。

だからこそ今やっている仕事に意味があると考えている。

※社会人になるまでのなめ切った就職活動体験はこちら。
就活に失敗しブラック地獄にハマった大学生①
就活に失敗しブラック地獄にハマった大学生②
就活に失敗しブラック地獄にハマった大学生③

ブラック企業に入って辞めたい地獄に陥るとは思いもしない22歳。

大学4年生の時、8月くらいになってようやく就職活動を始めた。
始めたと言っても就職ナビを眺めて良さそうな感じのところを見ているだけだった。

正直、この頃は自分に変な自信があった。
それまでの人生でいろいろな事がなるようになってきたからだ。

そして人と話すのが苦手ではなかったので
営業なんかはスムーズにできるだろうという甘い考えしかなかった。
今就活生や転職希望者やに指導しているような自己分析や業界分析など一切しなかった。

インテリア、物流、住宅など3〜4社を受けてみた。
その中で地元の住宅・マンションを扱う建設会社から内定が出た。

ここは1回の面接で内定が出た。
この内定でさらに自分を過信してしまう。

「オレってやっぱデキるんだ〜」
「就活も何とかなるもんなんだ〜」

という心境だった。

これが命取りだった事に当時気付かなかった事は言うまでもない。

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泥沼ブラック企業、辞めたい地獄の始まり

意味の分からない勤務時間

出社は7時半。
毎日出社すると2年目の先輩がいつも居た。
自分よりも早く出社してると思っていたが、実はそうではなかった。

彼は前日からずっと帰れず仕事をしていた。
机の上には無造作におかれた上司やその他の仕事の依頼などが山ほどあった。

彼がデキない君だったという事実はおいておいても新入社員ながら同情してしまった。
それが自分にも降り掛かる等という事はまだ知る由もなかった。

1ヶ月程立つと研修等がほぼ終わり基本的な業務が始まった。
ここから始まった。

夜は誰からも帰れとも言われず、
周囲の先輩も忙しそうにいつまでも働いていた。

最初のほうこそ日付が変わるまでに帰れていたが、
そのうち1時や2時になり・・
ある日は朝の4時まで図面を引かされたり、プレゼンのパースを作らされたりした。

翌日はいつも7時半出社。
寝る暇もなかった。

そして休みは水曜日のみ。

唯一の水曜日の休みも他社の展示場見学やら、
会社の献血やらでほとんど休んだ記憶がない。

新卒には全く理解できない業務

そして入社して初めてのGWを迎える頃、
同業他社が次々に住宅展示場をオープンした。

そこからは新入社員が約20名いたが、
全員でライバル会社の展示場のスパイ。

展示場の向かいのコンビニや空き地に車を停め、
朝から晩まで双眼鏡を片手に来乗客の車のナンバーを全てノートにチェック。

そして陸運局で車の居所を掴み、
全軒ポストに他社中傷の一文を載せた
自社のチラシを投函。その軒数にノルマが課せられる毎日。

ある日同僚はその現場で他社のスタッフに見つかり
車で足を踏まれ負傷し、会社同士のいざこざに発展した。

そして同族企業だったのもブラックぶりをさらに引立てていた。

ブラック企業!辞めたい!と思う新人の多い典型的な会社だった

社長一族に忠誠を誓う宗教的雰囲気が浸透した職場。
兵隊同然の点呼、毎回罵声だけが飛び交う会議、
自己啓発セミナーでの意味のない大声研修・・

何の為に社会人になったのかが全く分からなくなった。

この会社での未来を感じる事が出来ず、新卒3ヶ月で退社
同期も同じタイミングで4〜5人が辞めていった。

ちなみにこの会社は今では同期は2人しか残っていない。
新卒3ヶ月で会社を辞めて、家族や周囲の人にも少し合わせる顔がなかった。

でもあのストレスに耐えるよりはマシだと思っていた。

気を取り直して第2新卒という枠で再就活を始めた。
しかしまだまだ泥沼は終わらなかった・・・

 

次回へ続く
ブラック企業時代の泥沼 辞めたい地獄(中)
ブラック企業時代の泥沼 辞めたい地獄(下)

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Kevin@キャリアアドバイザー

Kevin@キャリアアドバイザー

20代で4社のブラック企業を渡り歩き、迷走に迷走を重ねた末にキャリアアドバイザーという天職に辿りつく。 その迷走経験を活かし500人以上の転職相談に乗ってきた30代現役キャリコン。企業の採用支援実績は600社以上、上場企業の人事代行も務め採用コンサルタントとしても活動中。

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  • 名前:Kevin
    20代で4社のブラック企業を渡り歩き、迷走に迷走を重ねた末にキャリアアドバイザーという天職に辿りつく。 その迷走経験を活かし500人以上の転職相談に乗ってきた30代現役キャリコン。企業の採用支援実績は600社以上、上場企業の人事代行も務め採用コンサルタントとしても活動中。
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