就活で大学のキャリアセンターを頼りすぎると失敗する理由

公開日: : 最終更新日:2020/01/25 就職活動, 大学生活 ,

先日就活生に就職活動についての取り組み方をセミナーで伝える機会があった。
そこで1時間くらい参加した学生に概要とかこの一年の内容を伝えていった。

キャリアアドバイザーの目線で企業の実態と
就活の都市伝説的なところがどうなのかという事を伝えていった。

その時に参加していた一人の女の子の学生がふと涙していた。
その訳を聞くと彼女はこう答えた。

「就活とか社会のことについて学校の就職課の人に聞く話と全然違っていて混乱しちゃって・・」

キャリアセンターを頼りすぎると失敗する場合が多い
その本質的な理由をお伝えする。

大学のキャリアセンターとってのミッションは「学生の就職率UP」

そう、結局学校にとっては学生は所詮お客様なんだよね。
大学は「内定率」、「就職率」を上げる事がミッションだ。

学生に対しては確実に内定を取ってもらうという結果が必要なわけだ。
学校に対する評価は内定率、就職率がいかにいいかで評価される傾向にあるからね。

大学によっては毎年のこの就職率でキャリアセンターの職員に
ボーナスが支給されるところもある。

だから何としてでも就職率を上げる為に学生の支援をしている。

キャリアセンターの職員は就活経験がない人も多い

一概には言えないけど、
キャリアセンターの職員は就活経験がない人が指導を行っている大学も多くある。

当然職員によっては熱心に勉強されている方もいて
就職活動の本質を理解し、必要な指導を行っている人もいるから一概に否定するわけではない。

しかしどのような就職活動をすれば人生をしっかり形成するための内定がもらえるかを実体験してない人の割合が多い。
つまり就職活動に対して一方的な解釈をしていて企業側の立場に立てていない職員のことだ。

大学の職員は俗にいう安定職の一つなので厳しい採用試験を通ってきた人も多い。
しかし民間企業の採用試験とその内容は大きく異なる。

大学の職員は企業がどのような人材をどのくらいのレベルで欲しいのかを理解する必要がある。

キャリアセンターは学生をどこかに就職さえられなければ存在意義がない

4年間で400万円以上の授業料を払ってもらって
「就職できませんでした、ニートです」では示しがつかないからね。

現に偏差値の高くない私立大学などは4年生の終盤の時期になって
就職の決まらない親からの問い合わせが結構ある。

「どうなってんの、就職課は?うちの子まだ決まらないんですけど。」

就職課の担当者はたじたじだ。

高額の授業料を払ってもらった大学の出口は就職を決めて卒業してもらう事

これなんだよね。
でも多くの就職課の方のアドバイスは多角的ではない。

例えば「〇〇銀行に入りたい」とも言おうものなら
その銀行に入る為の施策を一緒になって考える。
銀行の内定実績を作ればまあ箔がつくからね。

で大事なのは
その銀行に入って何をする?
その銀行でどんな感情で仕事をする?
どんな幸せを得る?
そしてそれは銀行じゃないといけない?
他の〇〇業界ではダメ?

てこと。

キャリアセンターはあなたの「人生」ではなく「内定」をサポートするところ。

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一応誤解のないよう言っておくと、キャリアセンターの職員でも例外はある。
これまで様々なキャリアを積んでからキャリア支援をしている人も以前に比べ増えている。

ライフプランをしっかり見据えて本質的なアドバイスをする担当者も中にはいる。
しかしまだまだ少数。マイノリティだ。

多くの担当者はずっと大学で働いていたり、
キャリアアドバイザーとしての経験しかなかったりする。

実際の現場を知らなさすぎる。
実際の業務を知らなさすぎる。
実際の感情を知らなさすぎる。

キャリアセンターあるある ~地元の信金・地銀の猛プッシュ~

例えばわかりやすい話をすると
さっき例に挙げた金融機関の窓口業務は世間的な印象も良くて清楚で真面目と思われがちだ。

でも実際20代、30代の信金や地銀の窓口で数年勤めた人は転職希望者がめちゃくちゃ多い。
信金や地銀は仕事が超地味でやりがいも感じにくい人が多い。
だって仕事の本質は窓口に来たお客さんに言われる事をやるだけだからね。

50万おろしてほしいと言われたら準備する。
振り込んでと言われたらその処理をする。
口座作りたいという人が来たら申込書をアテンドする。

多くの就職課のスタッフは「そんな仕事をずっとしたいの?」とはっきり学生に聞く事ができない。

でも大学は信金や地銀と毎年良好な関係を結んでいるし毎年何人かはそこに入れたいから
学生に熱心に信金や地銀を勧める。

今は新卒3年以内の離職率が30%以上というのは有名な話。
それは大学の就職課の担当者が思いっきり学生にぶつかってない結果だ。

昔は優良企業に入りさえすれば
一生安泰の時代だ。

でも今は違う。

自分が進む道は大学のキャリアセンターでなく自分で考えてイメージする

変化のスピードが激しく、一人一人が社会の変化、環境の変化に対応して
どんどん適応して居場所を作っていく必要がある。

だから大学をはじめとする教育機関はもっと本質的な事を伝えなければならない。
それを伝えなければ学生の本当のキャリア形成はできない。

一度キャリアセンターや就職課のスタッフは、いろんな業界でインターンでもしてみて
業務体験してみるくらいのことがあってもいい。

僕は学生と普段接しているけど、
綺麗事は一切言わないし本当の事しか言わない。

内定だけ取りたいなら大学のキャリアセンターで間に合う。

つらつら書いてきた中で最後に言っておくけど
別に大学のキャリアセンターを否定している訳でもないし悪く言うつもりもない。

彼らは内定を取らせる事が仕事な訳だから、それに則ってやっているだけだからね。
内定を取るだけならキャリアセンターででアドバイスもらいにいけばいいってこと。

本当に納得のいく豊な人生を送りたいなら、まず自分をしっかり持ってどんな人生を送りたいかを決めることだ。

それではまた次回!
See you mate!

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Kevin@キャリアアドバイザー

Kevin@キャリアアドバイザー

20代で4社のブラック企業を渡り歩き、迷走に迷走を重ねた末にキャリアアドバイザーという天職に辿りつく。 その迷走経験を活かし500人以上の転職相談に乗ってきた30代現役キャリコン。企業の採用支援実績は600社以上、上場企業の人事代行も務め採用コンサルタントとしても活動中。

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  • 名前:Kevin
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