既婚の35歳の営業職が4回目の転職!うまくいくのか?<相談事例>

今週相談を受けたのが35歳の男性の営業職の転職相談Kさん。
現在1歳の子供が一人いて新築の一軒家も購入。
住宅ローンも抱えながらこれから頑張っていかないといけない時だ。

6年勤めている現職で今後転勤が必須となるため、
奥さんもそれを懸念して転職を進めているというパターンだ。

ネックはこれまで4社での経験があり、
今回が4回目の転職という事だ。

「35歳で4回目の転職」に対する印象は?

本人は35歳で4回目の転職という事について
少し不安というか後ろめたさがあるようだったけど、
まあこれまでのキャリアがある程度一貫している部分があり、
アドバイザーの僕的にはさほどネックにはならないかなという印象。

Kさんは服飾部品2年、カー用品2年、歯科器具1年、そして現在は食品卸を6年というキャリアで
それぞれメーカー営業として販売店などに営業する形のキャリアは一貫している。

35歳で4回目の転職というと多いという印象を持つ企業も一定数あるが、
この方の場合はさほど大きなポイントにはならなさそうな気がした。

親会社が大企業だったり、長い会社などは35歳で3回くらい転職をしていると、
4回目の転職というと印象はあまりよくない場合が多い。
しかしそうでない会社はあまり問題ではない。

Kさんの場合は、ずっと「メーカー寄りの営業として有形の商材をずっと販売し続けている」
という一貫性を推していくのが転職支援の方針だ。

本人もずっといわゆる有形の「モノ」を売ってきたため、
サービス、広告、ITといった無形の商材を扱う企業に評価してもらいづらい。

しかし今回Kさんはそのような無形商材を扱ってみたいという思いもあったが、
実際Kさんの市場価値として推薦がしづらいのが現状だ。

広告、IT、WEBといった無形商材などはこれまでずっと有形商材を扱ってきた
Kさんにはなかなか始めたとしても入りにくく、
まだ他の20代の営業未経験を採用して育てた方がやりやすいと思われる。

35歳の転職ならどの分野で活躍できるのかを明確に

35歳にもなるとどこかの分野で精通した知識と経験が求められる。
Kさんの場合は上記の通りメーカー寄りの販売・営業職として
大学卒業後にずっと有形の商材を販売してきた。

例えばカー用品の時などは
カー用品店を間借りしてオーディオ視聴会のようなイベントをやって集客し販売につなげたり
自社商品の酒類や食材の卸を行っていた直近の会社では飲食店などで自社の焼酎の試飲会をやったりして
メーカー営業として自社商品を売るためのPDCAをしっかり回してきた。

メーカー営業で有形の商品を扱うということは目に見えて形のあるものを扱うという事だから、
自分自身の提案力には限界がある。

自社商品の一番良い使い方や活用の仕方を教えてあげることが重要だし、
それ以上に自社商品を使う事で販売店の売上や利益を
どれくらい増やすことができるのかをイメージさせることが重要だ。

彼の場合は、この部分がこれまでのキャリアにおけるエピソードを聞くと長けている部分があった。

となるとその経験を活かして展示会などをうまく活用できる営業や
自社製品を販売してくれる代理店をサポートする営業という部分であれば十分活躍の余地はあると感じた。

35歳で転職4回の彼が気を付けたこと

そうは言っても35歳ともなると企業側が求めるものも多い。
当然家族がいて持ち家もあるとなるとそれなりの給料を支払っていかないとダメだから、
彼の選考に対しては慎重にならざるを得ない。

そんな中でKさんとの面談の中で
今回の転職活動の中で徹底したことは以下の3つだ。

①応募書類を細部まで完璧に作成

メーカー営業はイケイケの人というよりは真面目・誠実さを持った人が採用されやすい。
なぜかというと真面目で誠実な人柄は一つの商品に愛着や思いを持ってくれる人が多いとされているからだ。

応募書類の誤字脱字を排除することはもちろん、
これまでの経歴の中での売上、利益の数字や、
どのようなPDCAを具体的に回してきたかの記載を徹底した。

②応募先の商品を徹底的に研究し販促企画を作成

応募した企業の商品やサービスを徹底的に調べ上げ、
その商品をどこにどのようなやり方で販売しどれくらいのシェアを伸ばし、
どれくらいの期間でいくらの売上・利益を上げることができるのかを
自分なりにまとめて選考時に提出した。

これは僕も良く絶対入りたい会社の面接のときに推奨しているやり方だ。
「勝手に販促レポート作戦」と呼んでいるが、
これをやると提出した時点ですでに面接官や人事担当者が活躍できるイメージを持つ。
間違いなくやってくれそうなイメージがつく。

★これまで勤めた各社での販促手法をミックスする

さらに言えばこのレポートを作る際に、今まで勤めた会社の
様々なマーケティング手法をミックスした。

こうしたことで今までのやや多いと捉えられがちなキャリアが
全て活かされているという肯定的なイメージも持たせることができる。

③仕事観を前面に出す

営業職の転職となると「稼ぎたい」というスタンスを前面に出す場合が多い。
しかし、有形商材のメーカー営業となると、無形商材の営業に比べると
あまり販売実績により給料が大幅に上がるという会社は少ない。

どちらかというと年功序列的なイメージで長くいれば
それだけ徐々にベース給が上がっていくというというスタイルの、
やや古い日本的な会社がおおくなる。

21世紀に入ってから生まれたIT、WEBといったサービスなどと違い
メーカー営業は自社で製作した製品のシェアを1%でも上げることが目標になる。

稼ぎたいよりはコツコツ顧客との関係性を気付き上げて少しづつシェアを上げるという流れなので、
やはり自分本位というよりは
「顧客との関係性を大事に仕事をしたい」
「貴社の商品のすばらしさを理解したのでぜひそのシェアを広げたい」

というように仕事観をまず前面に押し出して選考に臨んだ。

35歳で4回目の転職でも2社でソッコー内定!

結局このKさんは6社ほどメーカー営業寄りの求人を複数受けて、
自社メディアの代理店営業、車の部品メーカーの2社で内定が出た。

結局通勤の利便性を考えて車の部品メーカーの内定を受諾したが、
今回のKさんの転職は戦略勝ちだったと言える。

企業への自分の見せ方を確立して、狙い通りに内定を取った。
35歳で4回目の転職でも戦略さえ間違わなければ十分戦える。

しかし、35歳になると自分自身の希望だけでは仕事は決まりづらい。
市場での見られ方や需要というものを踏まえて自分の身の振り方を考えていかないとダメだ。

一人でこの辺りの活動をしていくとどうしても一方通行の活動になりやすいので、
必ず30代以降になると転職エージェントを活用してそれなりに経験のあるアドバイザーと
活動の方向性を決めていく方が良い。

もし転職エージェントを検討する場合は
最後の転職にしたい30代におススメの転職エージェント4選
を参考にしてほしい。

それでは今日はここまで!

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Kevin@キャリアアドバイザー

Kevin@キャリアアドバイザー

20代で4社のブラック企業を渡り歩き、迷走に迷走を重ねた末にキャリアアドバイザーという天職に辿りつく。 その迷走経験を活かし500人以上の転職相談に乗ってきた30代現役キャリコン。企業の採用支援実績は600社以上、上場企業の人事代行も務め採用コンサルタントとしても活動中。

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  • 名前:Kevin
    20代で4社のブラック企業を渡り歩き、迷走に迷走を重ねた末にキャリアアドバイザーという天職に辿りつく。 その迷走経験を活かし500人以上の転職相談に乗ってきた30代現役キャリコン。企業の採用支援実績は600社以上、上場企業の人事代行も務め採用コンサルタントとしても活動中。
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