「給料が上がらない!」退職から転職成功への手順【プロ直伝完全ガイド】

20代の転職

このままでは全く給与が上がらない・・・

転職して収入を上げたい!

同年代の友達よりも明らかに少なく悔しい・・・

年間200人前後の転職希望者と面談をするけど、給与への不満による転職は圧倒的に多い転職理由。明らかに成果を出したり貢献度が高いのに見合った収入がない人も多い。

今回は給与が上がらないという理由で転職を決めた場合、退職から今度は収入を上げるという目的で転職を成功させるための正しい手順をKevin流徹底ガイドでお伝えする。

【この記事が役に立つ人】
・給与が上がらず不満で転職を決め切った人
・次の転職で絶対に給与に対する不満を解消したい人
・今よりも給与を上げる転職活動の方法が知りたい人

退職から満足のいく転職活動の手順がわかります。

ちなみに、本記事は給与が上がらないという理由で既に転職を決めた人向けの内容になる。
給与が上がらないという環境で今やめようかどうかを迷っている人は、こちらの記事を参照してほしい。

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「給料が上がらない!」退職から転職成功への手順【プロ直伝完全ガイド】

「給与が上がらない!」は多くの人が持つ転職理由。
実際に直近1年の僕自身の面談した転職希望者の転職理由をまとめてみたものが以下。複数に該当する人もいるが最も理由として強いものだけ1つ選んでもらっている。

※令和2年1月15日~11月29日

一番の転職理由人数割合
給与が不満51人27.8%
キャリアアップ31人 16.9%
労働環境(残業、休日)31人 16.9%
人間関係(上司、同僚)27人14.7%
パワハラ・セクハラ18人9.8%
体調懸念14人 7.6%
転勤・異動11人6.0%
合計

183人

100%

これを見てわかる通り、実際に給与への不満が一番強いという人が4人に1人以上の割合でいた。また、他の理由を選んだ人も給与に不満を持っている人もかなり多く実質50%以上にはなる。

「給与が上がらない」という事はあなた以外にも多くの人が持っている不満なので、ある意味真っ当な転職理由だという事。

そんなあなたが給与を上げる目的で、転職を成功させるためには以下の手順で進めることをお勧めする。

①自分自身の仕事の生産性を振り返る
②給与相場を把握し適切な希望額を持つ(年齢、業界、ポジション)
③転職エージェントに登録
④応募時や選考時に転職エージェントを通して既存社員の収入を聞く
⑤条件が出たら細かな条件を確認する
⑥転職時期は内定から60日以内に決め切る

①退職前に給与が上がらない自分自身の仕事の生産性を振り返る

あなたが今までの仕事で本当にもっと給料を主張することができるのか、今一度振り返ってみることからがスタート。

というのは僕が何年もキャリア面談をしてきて、明らかに給与の権利だけを主張している人が多い。僕は会社と従業員は仕事の対価については対等だと思っている。

あなたには権利だけを主張する社会人にだけはなってほしくないので是非ちゃんと会社や顧客への貢献、価値提供ができていたのかを改めて振り返ってみよう。

●売上+利益の貢献・・・あなたがもたらした売上や利益と実際の給料の比較
●コスト削減の貢献・・・どのくらいのコスト削減に貢献できたか?(仕入・人件費・備品・採用費・交通費・広告費等)
●人材育成の貢献・・・部下の育成によって部下の成果にどれくらい貢献できたか?
●業務効率化の貢献・・・具体的に社内の業務効率アップに寄与できたことは何か?
●環境改善の貢献・・・社員が働きやすい環境構築で具体的にできたことは何か?
これらをできる限り数値化して改めて振り返ってみよう。直近一年間のあなたが生み出した価値の数値からあなたの給与に見合ってないとはっきり主張できるだろうか?
ちなみに大体把握していると思うけど、会社があなた一人の雇用にかかるコストはしっかり考えておこう。
・給与
・社会保険(給与30%程度のうち半分の15%前後は会社負担)
・福利厚生費
・退職金積み立て
・あなたに支給する事務用品などの備品費
・通信費 etc…
これらを踏まえるとあなたが月給で30万円の額面給与を受け取っている場合、あなたは会社に月の粗利(売上ー原価)で換算すると3倍の90万円くらいの貢献ができていないととても見合った仕事ぶりとは言えないという事。
例えばあなたの会社の商品サービスの粗利率が30%だとした場合、300万円の売り上げが立てられてようやく90万円の粗利になる。それくらいの貢献ができているかを自分でまずは確認することが必要になる。
まずここでその正当性を主張できなければまずあなたは転職を考える前にまず今の環境で価値創出を考えなければどこに行っても同じことの繰り返しになるので注意。

②給与相場を把握し適切な希望額を持つ(年齢、業界、ポジション)

転職するときに大事な要素の一つ。

給与が上がらないのが不満で転職しようと思っても、希望が言えなければお話にならない。
自分自身でこれだけ欲しいという希望年収をはっきり適切に言えるか

給与が上がらない!の前に給与相場の把握

年齢によっても変わるし身を置く業界やポジション(役職等)によっても変わる。

あなたの転職後の年収を決めるのにかかわってくる要素は以下。

・現職の年収(これがベースにはなってしまう)
・対応可能業務(あなたにしかできない業務は何があるか)
・保有資格(どんな資格を持っているか)
一番のポイントはあなたにしかできない業務は何かという事。責任感の重い業務になればなるほどそこに対しての報酬は上がりやすい。
例えばあなたが製造スタッフだとした場合、他の人がやっている製造工程の業務と同じことをやってきているだけなら年収を今より高く持つ希望は叶いづらい。現職で機械のメンテナンスもできるとか、品質保証に関わる業務もできるようになるなど、キャリアアップを考えることは重要になる。
事務の仕事にしても、ただ見積もりが作れるだけではなく、マクロ関数が組める、簿記をとって経理実務もできる、給与計算ができるなど、専門性をどれだけ持っているかをまず振り返ってみよう。
その相場やあなたのキャリアに合わない給与を希望しても全くお門違いの話になる。

自分の年収希望をはっきり言えないと給与は上がらない

給与を上げたいのに自分がいくらほしいかも言えないようでは給与アップは叶うことはない。
相場や自身のスキル・経験を踏まえ、面接でも明確な額を伝えられるようになる必要がある。希望給与はいくらですか?という質問に明確に「●●円」と答える必要がある。
給与に不満で転職を考えてもうまくいかない人はそもそも今の給与に対する不満を伝えるだけのスタイルになっている人が多い。いくらほしいのかをしっかり伝えられるようになろう。

例えば年収400万の人が初年度の年収500万円以上を希望したり500万くらいの年収の人が700万くらいの年収を主張するのも基本的には通りづらい。

ちなみに600万~1,000万程度の年収の30~50代くらいの人だと、これまでの経験上年収を転職後も維持できる人も一定数いるが、7割方の人は初年度の年収は下がりやすい。

普通に考えて企業もあなたが最高のパパフォーマンスを出してくれるかが不透明な状態ではなかなか高給も約束しづらい。

あなたの市場価値や相場年収についてはなかなか自分では判断しづらい部分になるので、極力後述の通り転職エージェントを活用してアドバイスを受けるのをお勧めする

③有能な転職エージェントのアドバイザーに担当してもらう

転職エージェントのアドバイスは受けたほうがいいけど、どの転職エージェントに登録していたとしてもあなたの担当するアドバイザーの力量によることも大きい。担当アドバイザーの経験が少なかったり力量がないとなればできる限り変更をお願いすることをお勧めする。

メジャーリーグに移籍するビッグな選手の入団交渉を選手本人ではなく優秀な代理人がするように、優秀な代理人が交渉すれば好条件を引き出して入社まで導いてくれる。

一点だけ、年収アップをかなえるために絶対避けるべき転職エージェントのアドバイザーの特徴をお伝えしておく。

経験が少なすぎてあなたの業界の年収相場がわからない
こういうアドバイザーは年収交渉ができない人が多いのでこれまでの実績や経験を直接聞いてみよう。転職エージェントのアドバイザーはあなたにとっては前述のとおり代理人。二人三脚で活動するのに適切でないとなれば変更はどんどん申し出るべきだ。

その他絶対に避けるべきアドバイザーのポイントは別記事にまとめてあるのでぜひチェックしてほしい。

④転職エージェントを通して既存社員の給与を聞く

これは応募じや選考に必ず聞くようにしよう。
転職条件はその時だけではなくその後何年も、場合によっては一生に関わってくるポイントになる。入社して給与推移のイメージが違うという風にならないように事前にチェックしておこう。

③でもお伝えしたように優秀な転職エージェントのアドバイザーなら顧客企業の既存社員の年収帯ならすぐに聞き出せる。

45歳 中途入社10年目 課長クラス 700万円
35歳 中途入社7年目 チームリーダー 550万円
27歳 新卒入社5年目 主任クラス 450万円

このように具体的に在籍年数や役職を聞いてイメージをつけよう。
あまり個人を特定しすぎると企業も答えにくいので、あなたの現在の年齢等を踏まえて今後数年でどれくらいで推移するのかをイメージできるようにしよう。

⑤内定条件通知書は細かな条件を確認する

選考が無事終わり、内定が出る局面になれば条件の確認。
会社によって書類は違うけど、「内定条件通知書」「雇用条件通知書」「労働条件通知書」などという名前で会社の方から条件書面があなたにわたる。その内容は細かく把握する必要がある。
特に給与を上げるための転職という観点から2点だけお伝えしておく。

項目ごとに明確な金額を把握する

会社によってさまざまな支給項目があるので一概には言えないけど、下記のポイントは確認しておこう。

●基本給・・・ベース給与はいくらか。賞与の基準にもなる。
●手当・・・〇〇手当はどんな時にいくら支給されるのかを明確に。
●賞与・・・支給月と前年実績はしっかり確認。決算賞与はあるか?
●インセンティブ・・・どれくらいの成果を出せばどのくらいの額が支給されるのかのイメージ
※ただインセンティブと書いてあるだけでは後でうやむやになるケースも。
●残業・・・みなし残業は何時間までか?超えた分はすべて支給されるのか?
念のためにお伝えしておくと
月給=基本給+諸手当+みなし残業(+インセンティブ)になる。その為、月給が30万円といっても基本給が20万円くらいの場合もあり賞与の算定は基本給の20万円がベースになるのでその点は注意しよう。

初年度年収と2年目以降の推移を確認する

ここは一番大事なところになる。
初年度の年収イメージとスムーズに行った場合の2年目以降の年収の推移は聞いておこう。当然あなたのパフォーマンスが一番大事なので、何もせずにその推移が実現するわけではない。

初年度はなかなかあなたの力量もわからないため、若干初年度は年収が下がったとしてもその仕事ぶりで2年目に今を超えるというシミュレーションで提案してくる会社も増えてきている。

僕個人的には働く人は権利の主張ではなくまずは価値の提供!という考えだから会社側の考えは理解できる。まず今の給与以上の価値を提供することを考えるべき。

⑥転職時期は内定から60日以内に決め切る

転職時期は年収には直接関係があるわけではないけど、これはお互いの気持ちの部分。
これまでの僕のマッチング経験の中でも転職時期が延びすぎたりスムーズに決定ができないと会社側のあなたへの採用意欲が萎えるケースが多い。

面接時もそうだけどやはり1~2か月以内で転職可能な状況を自分で作りだした方があなたに対する温度感も上がる。
なぜかというとあなた以外に候補者がいた場合、入社がいつになるかもわからないあなたと1か月後にきっちり入社意思のある候補者がいたとしたら断然後者になってしまうケースが多いからだ。

これには直接的な因果関係があるかは何とも言えないところだけど、給与を上げるならそれなりに前向きに早く転職するという姿勢で給与以外の部分で懸念を抱かせることのないよう、転職先にも気持ちよく受け入れてもらえるようにした方がいいという事だ。

転職理由「給与が不満」から年収アップ転職の成功事例(2020年)

2020年の転職で給与が上がらず不満があったという転職希望者で転職によって年収アップをさせた好事例を二人ほどあげておく。

A:31歳 男性 既婚(製造部品商社)の年収アップ事例

製造業向けに部品を卸す商社の営業への転職がかなった事例。

31歳:男性 大卒 既婚(子なし)
4大卒後 製造部品商社営業7年+部品メーカー営業2年 最終年収440万

商社営業→メーカー営業と以前転職をしたもののやはり商社営業の方が合うと感じた点と、何より給与が前職より下がってしまった点がネックで転職を希望し初年度年収提示480万円で内定。

【年収アップ転職のポイント】
①商社時代の実績を洗い出し、現在コンタクトのとれる人脈も含めどういった顧客にアプローチができるか、どんな新規開拓ができるかのアピールシートを職務経歴書とは別で作成。新規開拓がどれくらいで競うかのイメージを明確にした。
②自身の希望年収(500万)に対して商社時代の実績をもとに担当できる顧客数と顧客規模を売上のシミュレーションを作成し企業側がどのくらいの売上を任せられるかのイメージがつき切った。
実績をしっかりまとめてアピールし、活躍のイメージが明確になるように工夫した事例だ。
希望年収までにはわずかに届かなかったものの、ほぼ同額までの提示を得ることができた。

B:36歳 女性 独身(人事・労務)の年収アップ事例

この候補者の場合は1年半転職を踏みとどまって実務経験を積んだ事例だ。

36歳:女性 短大卒 独身
短大卒後、物流企業で貿易事務7年+不動産会社で総務・人事・8年 最終年収400万

これまでのキャリアの中で会社の管理業務経験が横断的でなんでもできるが、専門性がないという状態ですぐの転職は年収アップがかないづらい自身の希望する人事労務での転職に照準を定めて、面談してから一年半転職を我慢し専門業務に集中。特に給与計算や社保の手続きは実務経験を積み、労務の即戦力として転職し保険会社の人事労務として年収450万円で内定。

【年収アップ転職のポイント】
①転職したいと思ったときの自身の市場価値を理解し、まずは求められやすい実務経験を1年半積んで自分を高く売れる状態にしてから転職した。
②希望年収が当初はっきりしてなかったため、相場から踏まえ自身の希望額を明確に持ち活動した。

このように戦略を持って着実に年収を上げる転職につなげた事例もある。

給与が上がらないという退職理由ははっきり伝えたほうがいい

給与が上がらないという理由は応募企業にははっきり伝えたほうがいいのか?という質問も多く受ける。
答えはYESだ。

自分の生産性がはっきりと説明できるという条件付きではあるけどね。自分がどれくらいの仕事ぶりができるかを説明できる状態で、どれくらいの給与が欲しいと言えるのは対等な雇用関係においては非常に重要だと僕は思っている。

日本人は全般的に謙虚と言われるところはここに多く出ていて、欧米人はやはりここではしっかり自分の希望を主張してどこまでの仕事をやると明言する。
しかし日本人は給与が上がらないという理由は自分勝手だと思ってしまう人も多い。そんなことはない。会社の経営者もパフォーマンスを出してくれるならしっかり与えたいと思っている人も多い。

残念ながら世の中の経営者全員がそう思っているわけではなく、どこまでもドケチな経営者はいる。そういう会社は事前に転職エージェントを通じてでも情報をつかめばわかるから確認しよう。

まとめ ~「給料が上がらない!」退職から転職成功への手順【プロ直伝完全ガイド】~

まずは自分の給与が上がらない理由をしっかり考えてみる。あなたの価値提供が足らないのか?会社の給与の仕組みに問題があるのか?
前者なら転職を考えても失敗するのでまずは自身のスキルアップや価値提供を考える。
後者なら転職という選択肢がいいだろう。

転職に踏み切る場合は転職エージェントを通じて市場価値を踏まえ適正な希望給与を持ち、応募先を決めていくのがよい。
給料が上がらないと感じたら本記事の流れで自身の身の振り方を考えていくことをお勧めする。

それじゃ今日はここまで。
See you mate.