上司と本当に合わなくて苦痛・・・
上司との関係がこの上なくストレス!
ここまで上司と合わないのは自分が悪いの?
転職理由で頻繁に多いのが上司と合わなくて苦痛というもの。その合わなさ加減にもはや自分が悪いのかな?と考えるようにもなると毎日の仕事が本当に嫌だと思う。朝出勤するたびに心が苦しくなってきたり、自分が悪いのかなと責任を感じたり、その拒絶の気持ちに本当に押しつぶされそうになる。
そんな上司の下で働くのが嫌すぎてそろそろ限界で会社を辞めようかな・・と悩み始めたあなたに、辞めることを考える前にキャリアコンサルタント視点で冷静にチェックしておくべきポイントをお伝えする。
・上司と合わない!辞めてしまおうかどうか考え始めた人
・上司にストレスを感じまくってどうしようもない人
・上司と合わないのが自分のせいだとちょっと責任を考えだした人
【この記事が伝えていること】
→上司と合わないパターンを確認できます。
→上司に今行うべき対処法と、確実な転職の準備ができるようになります。
上司と合わない!自分が悪いと思う前に「ダメ上司のパターン」を知ろう
僕もいろんな上司の下で働いたこともあり、ダメ上司の特徴は大体体系化されている。自分が悪いのかな?と思う前にまずはダメ上司について握っておく必要がある。上司のその仕事ぶりや悪態を見極めて進めていこう。まずは下記の3タイプに該当するようなら自分が悪いなどと思う必要はない。ダメ上司がいるだけだ。
B:「世の中分かった風」タイプ
C:「たまたま今のポジション」タイプ
A:「おだてれば浮かれるゴマすり」タイプ
このタイプは物事を深く考えて仕事をしてないので、何か問題が起きた時にあたふたする。信念がないので時々によりいうことが変わる尊敬の念が抱けない典型的なタイプだ。
社長、役員、部長といった自分よりも上の人たちにはへこへこしてるタイプでそういう立場の人たちが通達したことを立場の違う部下にそっくりそのまんま伝えるから誰にも響かないし部下を動かす力がない。どちらかというとゴマすりで昇進してしまったタイプ。
B:「世の中分かった風」タイプ(特に40代後半~50代の上司)
このタイプは転職組の上司に多い。以前どこかの会社でバリバリやっていたという触れ込みで今の会社に入社してその経験を活かしている場合が多い。(活かせられてない場合も多いが。)
それなりのうんちくはあるし、ロジックもある。ただその固定観念が強すぎて新しい事に取り組んだり従来の仕組みやシステムを変えるのに抵抗があるタイプだ。
このタイプは自分の考えや経験が正しいと強く思い込んでいるから自分が正しいと思う事やこれまでやってきたことを半強制的にやらせる場合が多い。あなたのこうしたい、ああしたいという事を受け入れない場合が多く、部下の意見に耳を貸さない場合が多い。
「これはこうだ!」と、何でも分かった風な分からずや。飲みに部下を誘う事も多く自分を立てることが部下の役目くらいの気持ちを持っているからこの手のタイプに一番部下が嫌気がさす場合が多い。
C:「たまたま今のポジション」タイプ(特に営業マネージャーとか)
社内の人員配置やポストの都合などの何らかの事情が要因となり、適任がいなかったのかなぜか運よくたまたま今のポジションについてしまったタイプ。このタイプはお察しの通り自分で成果を出してそのポジションになったわけではないのでその上司の言葉、アドバイスに説得力がない。
部下がよく
という感情を抱いてしまうことがタイプ。自分自身でパフォーマーとして成果を出してきてない自負があるので成果を出せる社員に対しては頭が上がらないのか自由にやらせて立場が弱くなる。その一方で成果が上がらない社員に対しては強い当たりになる。
この手のタイプの上司は立場上それなりに給料ももらっているからそれに満足してしまって成長意欲もないという傾向がある。
上司と合わない理由が「自分が悪い」に該当する場合
上司と合わないと言いながらも実はあなた自身に原因がある場合もある。改めて自分に悪い要素があるのかどうか確認してみよう。
上司と合わない!自分のせいではないと確信したら悪態の記録を!
ダメ上司3パターンのどのタイプに当てはまっても、自分を防衛しておく必要はある。上司に対するストレスを一気に放出するためには、しっかりこちらも何かの際への備えはしておくべきだ。
まず部下にストレスをためさせるような上司は、どこかに仕事の詰めが甘いところがある。つまり上司の失態が明るみになるポイントがどこかにある。これらを駆使して、会社や外部に明確にSOSを出せるようにしっかり上司の仕事ぶりを担保しておこう。
LINEなどSNSでコミュニケーションをとる場合はメールなどに比べて素の感情などが出やすく、上司として適切ではないコミュニケーションが散見されるケースがあるので要チェック。
上司と合わなければ「上司の上司」に承認してもらう
一番手っ取り早いのはあなたの嫌いな上司の上司にあなたの仕事ぶりを承認してもらう事。あなたがしっかり仕事をしている姿は見ている人が必ずいる。あなた上司の上司に認めてもらえば、あなたの上司はあなたを認めざるを得なくなる。
などで上司の上司に承認してもらえるような状態を創ろう。それによってあなたの上司はあなたにだんだんモノが言えなくなってきたりもする。
合わない上司を立てながら、出し抜く
あなたが会社員である以上は組織に貢献、活性化させることで評価がされる。まずどこまで行っても必要なのはあなたが上司を納得させる結果を出すことが重要。
え、無理!と思ったとしても今の会社でそれが実践できなければ次の会社で嫌な上司にあたってしまった時も同じ事態になる。この思考が持てるか持てないかはあなたのビジネスレベル、社会人としてのレベルを大幅にアップさせられるかの分かれ道。
上司のことをうんぬん言う前に、あなたが環境に関わらず粛々と成果を出せるか、そしてあなたが一つ大人になって恩着せがましく上司に花を持たせてやれるか。これは大人の階段を上って人間力の向上を目指すという部分で非常に重要。
A:上司の手柄にさせる
あなたが何か成果を出した時にはそれをその嫌な上司の手柄にさせてあげると良い。全く尊敬できない上司でも「あなたのおかげで成果が出せました」というニュアンスが伝えられれば良い。
その上司は自分が何もしていないことに徐々に気づき始めて、あなたに頭が上がらなくなってくる。ちょっとした上司の動きが大して何も役立ってなくても「その動きのおかげ」ということを伝えてあげることだ。
例えば社内会議で成果を賞賛されたときも無能な上司のおかげとウソでも言ってあげること。だんだんその無能な上司はあなたに頭が上がらなくなり、あなたに対する態度が変わってくる。そうするとあなたと上司とのパワーバランスも徐々に変わり、あなたにストレスがなくなってくる。さらに上の立場の人間にもそんなあなたの人間性はとても評価される。
僕は前職で7年間務めた印刷会社の時はこれで自分の居場所を作った。自分の場合は前述②の上司タイプだった。50代の固定観念の強いオッサンで、自分のやり方を振りかざしてやらせてくる人だったけど、違うやり方を推進して結果で黙らせて、あなたのおかげと彼を立ててあげたら徐々に優しくなった。
この上司の下で自分以前に2人辞めていくのを見たし、うつになった人も1人いた。そんなストレスを感じやすい上司を自分自身で変えさせたのは自分でもかなり自信になった。
B:ガンガン案を上げる
仕事の実力が伴っていないタイプの上司の場合は、あなたのアイデアやプランをどんどん突き上げていくと良い。
もともと仕事できないタイプの上司は考えることをあまりしないので、部下に思考の深いところやそのロジックを見せつけられるとそれに頼りがちになる。成果が出た時にはその手柄を自分のものにしたくなるタイプだがそうさせておけばいい。それでもその上司を立ててあげることであなたの株が上がる。
どんどんあなたの秀逸な提案を投げていくと、あなたの思考にその無能な上司の思考がついていかない場合が出てくる。その時に初めてその上司を飛び越えて会社に相談すればいい。その順番を守ればあなたの評価は上がるばかりだ。
C:先回りしてやる
これはどんな時においても重要なことだけど、尊敬できない上司や無能な上司というのは、思考が浅いタイプが多いから先のことを考えて業務を推進することができない。いつも短絡的な施策を打ち出したり、上から言われたことを自分の意図を交えずそのままやるだけ。
だから先にこういったリスクや可能性があるという事を考えてあなたは先に手を打っておくべき。
上司が考えてなさそうなことを先回りしてあなたが対処してみよう。
また上司は会社に対していい顔をしたいというのが根底にある。その無能な上司にいい顔をしてもらうためにあなたができることをしておくといい。数字を先回りで報告しておくとかいろいろ上司の立場でほしい情報をしっかり見極めて準備しておくと会社からの株は上がる。
上司と合わない場合は水面下で転職活動を始めることも必要
やることやっても何も変わらない、転職の意思が固まったという事であれば転職活動を始めよう。ただ、転職理由が「上司が嫌」「上司と合わない」というストレートな理由だと応募先に少し懸念を抱かれるケースが多々あるので注意が必要だ。
上司と合わないという転職理由は基本的にはマイナスだという認識
「上司が嫌」「上司と合わない」が転職理由の場合、不利に働くケースが多々あることを認識しよう。以下のようにとらえらてしまい絶対的にあなた自身の評価を下げるマイナスポイントとなる場合がある。以下のような捉え方をされない工夫が必要だ。
上司という「環境」を批判しているだけに取られるケース
会社というのはいろんな人間、環境がある。それに適応してうまく付き合っていくことが社会人としての度量の評価でもある。
たまたま今の会社に入って一緒に働くことになった上司を批判しているだけに映ってしまうのは社会人としてのレベルとして評価を下げやすい。「上司が嫌」「上司と合わない」という理由だけで転職を考えるのは稚拙というのがまず感覚としてある。
上司や会社に対して何も手を打ってないと思われるケース
上司を批判するだけでそれに対して何も対策を取らずに自分が身を振るという形は避けた方がいい。
いつも上司と合わないという理由が転職理由にある求職者と面談をしたときに最も多いパターンがこれ。
立場上、上司に対して何も言えないという人もいるかもわからないけど、上司に対して自分からの能動的な行動がないまま転職を決断してしまう事はまず辞めた方がいい。
上司の立場を理解してないと思われるケース
あなたの出来の悪い上司を擁護するわけではないけど、前提として上司とあなたは立場が違う。要は会社から求められている成果が違うという事だ。
良質な社会人として仕事を進める上で相手がどういう事を求めているか、どういう結果を望んでいるかを理解しないといけない。それなしで自分本位の意見や考え方をぶつけてもその行動はあなたが周囲との調和を図れていないという事に結論づいてしまう。
自分本位の意見や考えばかり主張して、相手の立場を理解していないという事がないだろうか?転職活動で面接に行った際も転職理由に上司との衝突が理由にある場合に、上司の立場を踏まえない発言をしてしまうとこれに当てはまる。
出世できない人の典型はこれ。自分の事ばかり考えて自分の主張をいつも周りに通す。これでは出世して多くの人間を見るとなった時にもその器は限られてしまう。
転職を視野に入れるなら際は転職エージェントをつかう
伝え方を工夫する必要もあり、転職するならやはりエージェントのアドバイザーに味方になってもらう方が良い。面接の練習や書類での伝え方の工夫をアドバイスしてくれたり、あなたの気づかないミスを事前にカバーしてくれる。
20代のキャリアがまだ浅い場合のおススメの転職エージェント
20代後半~30代以降のキャリアの場合(一定分野で3年以上のキャリアが主張できる場合)
●パソナキャリア
女性なら女性アドバイザーも多く、親切さが他に比べて突出しているパソナキャリアに登録しておくと安心だ。特にまだ転職エージェントを使ったことないとか、転職が初めてという場合にはびっくりするくらい丁寧な対応をしてくれるので安心できるのもポイント。上記の中から2~3社並行して進めていくとよい。
上司と合わないから辞める時、会社にはタテマエだけ伝えればいい
上司に対していろんな対応策を施しても変わらず、会社でも自分の昇進や待遇アップが見込めない場合は退職という方向になると思うけど、辞めるとなれば会社に言う時はいちいち「上司と合わない」とか「尊敬できない」ということを会社に理由として言う必要はない。
あなたにとっても何のプラスにもならないからだ。辞めると決めたなら、次のスタートをスムーズに切って次の環境で早くパフォーマンスが出せることに注力すべき。
上司と合わないから辞めたいと伝えてしまうと、その上司ともまた変なしこりを残してコミニュケーション取らないといけないかもわからないし、会社もあなたに残ってほしいからその上司に対して何らかの対応をするから待ってほしいという事になる。あなたの今後の掴むべき明るい未来に無駄な時間をまた過ごすことになる。あなたは前述の対応などを含めてやれるだけのことをやった自負があるのなら、
とかタテマエ的な理由を言って、退職すればいい。非生産的なことに時間を生み出す可能性のある伝え方はする必要がない。
まとめ ~上司と合わないのは自分が悪い?衝動に駆られる前に行う5つの行動~
上司と合わなのは自分が悪いのか?と自信を攻めたくなる気持ちもわかるけど、世の中ダメ上司が多いので大体お伝えしたダメ上司の3パターンにハマっていることが多い。
あなたがやるべきことをやっているなら毅然とした態度で粛々と過ごすべきだし、あなたが改善すべきことがあるなら改善を図ってみよう。
また転職をする場合はいちいちその合わない上司ともめることにパワーを使う必要はない。あなたが大人になって注ぐべきところに力を注げるようにしていこう。
今日はここまで!!
See you mate.
じゃ、自分がやってみろよ!
やれやれっていうけど自分できるの?