【退職理由が「人間関係」の場合の伝え方】書類や面接での伝え方は?

人間関係

退職理由が人間関係のもつれや拗れの場合、転職活動をしているとその伝え方に悩んでしまう事がある。
「退職理由が人間関係!!」とストレートに言ってしまうと

・入社後にまた人間関係で悩んでしまうのでは?
・コミュニケーションが取りにくい人なのか?

などと転職先に思われないだろうか?
今回は実際に求職者に相談をもらった時にいつも話していることをお伝えしたい。

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退職理由が「人間関係」の場合は伝え方により評価は両極

退職理由が社内の「人間関係」という場合、転職先の人事の評価としてはその伝え方によって評価が分かれる。

人間関係を退職理由に挙げる人の95%は会社環境や会社の当該人物に原因があると主張する。
そう、転職を考える多くの人は「周りが悪い」と考えてしまいがち。

「上司が理不尽なことばかり言う」
「社長が私に無理難題ばかり言う」
「先輩があまり気にかけてくれない」

こういう状況が多いけど、人事経験が長く人を見る目のある採用担当者などは、
この状況の本質をしっかり見極めてくる。

今回の記事の結論としては、

人間関係が悪化して退職に至った経緯、本質の問題は何かを明確に伝えられればさほど評価を落とすことはない。
しかし、人間関係の悪化に至った経緯に本当はあなたが影響しているにもかかわらず、全て周囲のせいにしていまう伝え方をしてしまうと、
入社後にまた同じ問題を起こしてしまうのでは?という印象を与えてしまい評価を落とす。

退職理由が「人間関係」という伝え方の表現を辞める

まずこれは僕の個人的な意見なんだけど退職理由に「人間関係」という言葉の伝え方はやめた方がいい。

「人間関係」って言葉の幅が広すぎるし、問題の本質に行きつくのに時間がかかるし、周囲との関り全体のことを指す。
「人間関係が悪化した」という言い方は何かあなた自身の全般的なコミュニケーション能力が悪いという風にも考えられるし、「人間関係」という一言で片づけないようにした方がよい。

例えば

・社長や部長との意見の相違
・業務の建設的な意見よりも悪口ばかり言い合う風土がある
・社内で特定の人に対してのいじめがある(特定の人に対するえこひいきがある)

など具体的な問題を表現するようにした方が伝わりやすいし、気分的に問題が固定化された気にもなる。
「人間関係が悪化した」とかあなたのコミュニケーション能力が疑われるようなざっくりとした言い方はやめた方がいい。

そもそも退職理由が「人間関係」というのは決して前向きな退職理由ではない

退職理由が「人間関係」だと言ってしまうのは簡単だけど決して前向きな理由としては受け入れられないのでそこは念頭に入れるべき。

・こういうことをを実現したい!
・経験を活かしてこういう事がやりたい!
・こういうキャリアを積んで10年後にこういう社会人になりたい!

という前むきで明るい転職理由に比べると
「人間関係」を退職理由に挙げる場合はどこまで行っても後ろ向きな理由の捉えられ方をされる。
だから伝え方を誤ると決していいイメージにはならないどころかマイナスのイメージを与えてしまう。

まず退職理由として「人間関係」を挙げないのならそれはそれに越したことはないけど、
やむを得ず上げる場合は人間関係を退職理由に挙げるパターンと対策を参考にしてほしい。

退職理由が「人間関係」の4大パターンと伝え方の対策

退職理由に人間関係を挙げる人の4大パターンを挙げてみる。
大体みんなこれに当てはまるけど、各パターンに応じて伝え方の対策を取ってほしい。

退職理由「人間関係」の伝え方①:同期や気軽に話せる仲間がいない

・中途採用で同期がいない
・新卒で入社したけど歳の近い先輩がいない
・あまり誰も声をかけてくれず、馴染みやすい社員がいない

こういう状況に陥るケースがある。

対策①:新卒や20代中盤の中途入社の場合

あなたが新卒入社や20代中盤で中途入社した会社で、同期がいないとか歳の近い先輩がいない場合は、
転職先の採用担当者もその環境に同情してくれる場合が多い。
さすがに誰も気軽に話せる歳の近い社員がいなければ可哀そうだと思うから、その状況をそのまま伝えてもOK。

対策②:20代後半以上の中途入社の場合

この場合はあなたは一人前の社会人だと認識される場合が多いから「周りが気にかけてくれない」「誰も話してくれない」というだけではダメ。
あなた自身が周りにどの程度働きかけて努力して自分の居場所を作ってきたかという事を採用担当者に伝えなければいけない。

Ex.
・毎朝全員に顔を見てあいさつした
・自分から周りの社員のことに興味関心を持って共通項などの話題を見つけるようにした

このようにあなた自身がどう動いたかという事がアピールになる。

退職理由「人間関係」の伝え方②:派閥のようなものがあり除外される

長いことはたらいているお局的な人がいて、多くの社員に良くも悪くも影響を出したり、
発言力のある人間が周りの人を束ねていて他を寄せ付けないケース。

女性の職場ではやっぱ結構多いね。
クリニックとか病院とか、介護施設とか女性が多い職場では転職理由に結構こういう悩みが多い。
まあ職場の雰囲気も最悪になる。

参考記事:職場の雰囲気が最悪級に悪い!【パターン別】抜け出す方法

対策①:中立な立場の主張

派閥なんかがある場合にはあなたは中立の立場であったことを主張しよう。
あくまでまずは会社、職場の中での関係なので仕事で成果を出すという事においては全員が対等な関係でなければいけない。

特定の人と決まった関りをするのではなく会社では誰とでも意見交換をし、有用なアイデアがあればそれを実際の現場に活かしていくための関係が築かれなければいけない。それがビジネスにおける良好な「人間関係」だ。

あなたはどんなお局にも新人にもあくまで対等なスタンスで関わってきたものの、不当な扱いを受けてしまったという伝え方をした方がよい。

対策②:「私は正しい、あなた間違ってる」を辞める

上記対策①と表裏一体だけど、「私の考えを受け入れてくれない」「周囲が○○な考えがで間違っている」とういう伝え方をしてしまうと採用担当者は一気にあなたを敬遠する。

我が強く、自分の意見に頑固なイメージを与えてしまう。
あなたの考えはその時正しかったかもわからないけど、自分が正しいという主張を面接などで出すのは良くない。

退職理由「人間関係」の伝え方③:上司と馬が合わない

何と言っても上司と考え方が合わない。
特に上司だけど自分よりも仕事ができないと思っている人は上司とぶつかるケースが多い。

また長く勤める上司だと考え方が凝り固まっている人物の場合も多く、
革新的な取り組みをしたいあなたの意向が汲み取ってもらえず衝突してしまったりするのもよくあるパターン。

対策①:まずは上司の方針に従ってきたことを伝える

上司の方針がハナから期待が持てず批判してしまっているケースはよくある。
でもこの場合はあなたは経営者でもなんでもないから、上が決めたことに従わざるを得ない。
あなたが個人事業主や経営者なら自分のやりたい事だけやってればいいけどね。

会社員としてのミッションはまず会社の方針や上司の指示にまずは従うという事だ。
それができないと思われればどこの会社に行っても「ただの使いにくいやつ」としか思われない。

どんな不出来な上司でもまずはその方針や指示に従ってきたことはしっかり伝えるべき。

対策②:改善提案のアピール

上司の指示や方針に従って業務を進めたものの一向に成果が上がらなかった場合はあなたは部下として改善提案をしなければいけない。
上司の言う事が間違っていたからといって、不出来な上司や理不尽な上司をほくそ笑むのではなく、
その次の改善提案をするところまでがあなたの仕事力だ。面接の際にはそこまでを伝えなければアピールにならない。

その提案をして改善を実行しようとしたものの、やり方を変えてくれないというところまで行けば
あなたはやるべきことをやって上で、初めて批判をするという状況になる。

馬の合わない上司に対してここまでの対応ができているだろうか?
正直できの悪い上司というのはどこの会社にもいる。あなたの上司だけではない。
だからこそどこの会社に行ってもそこまでのスタンスを持てる人間だと思われないとまた同じように上司と非建設的なもめ方をすると思われてしまう。

参考記事①:転職理由が「上司と合わない」という人に一度考えてほしいこと。
参考記事②:「上司が嫌!合わない!」で転職を考える時の4つのポイント
参考記事③:上司が性格悪くて嫌い!を理由で転職すべきかに迷ったら

退職理由「人間関係」の伝え方④:社長など経営陣との意見の衝突

社長をはじめとした経営陣が方針をコロコロ変えたり、現場の状況を理解せずに意思決定をしてしまったりするケース。
この場合は現場に近いあなたは不満を持ってしまい快くその方針に従えなくなってくる。

そして社長や経営陣に物申すようになってしまい関係を悪化させるパターン。

また自分は現場で成果を出しているのに社長の意向でなかなか給料にそれが反映されないのもよくある。

対策①:これも改善提案!!

前述の上司との衝突と似た対策にはなるけど、社長や経営陣というのは会社の旗振り役だ。
常に会社を存続させるために将来や現状を踏まえた上で事業の取捨選択をはじめ様々なことを考えている。
そして意思決定をすることが仕事だ。

あなたの仕事は社員としてそれを受け入れ実行に移すこと。
そしてその結果を踏まえて改善提案をするという事に尽きる。
そこまではまずアピールすべきだ。

しかしそこまであなたがやっていても明らかに方針がコロコロ変わりすぎてしまう場合は、あなたには酌量の余地がある。
何か一つのことで結果を出そうと思うとすぐにうまくいく場合もあるけど、一度やった結果を検証してより成果を改善していく他ない。
そのプロセスがあなたには実行できるという印象を与えながら社長や経営陣との人間関係が上手くいかなかったと伝えるべきだ。

対策②:条件の不満はストレートに伝えてもOK!

成果を出しているのに見合った給料がもらえてないという場合、状況にもよるがこういう場合はストレートにあなたがどれだけ欲しいかを転職先の採用担当者にも伝えた方がいい。

条件で見合わなければまたこの先不満を抱えてしまうことになるし、どこまで行っても仕事は契約。
あなたに仕事に自信があるならここまでやるからここまで欲しいという事をしっかり伝えてみる方が気持ちがいいと感じる採用担当者が多い。

しかし頭に入れておいた方がいいのが、入社すぐに高給を希望しない事!
いきなりただ高給を要求するだけの候補者、これは本当に嫌われる。

優秀な転職希望者なら成果によって自分の報酬が決まることを理解している。
初年度~2年目程度は多少下がってもその後成果を出して稼げるならやります!というスタンスで採用担当者に伝えることが重要。

参考記事:ボーナス(賞与)なしで会社を辞める前に行う【3つのボーナス交渉術】

まとめ ~【退職理由が「人間関係」の場合の伝え方】書類や面接での伝え方は?~

退職理由に「人間関係」を挙げる人は
まず転職市場では基本的に人間的に難ありと思われると思った方が良い。

人間関係を築くのが上手い人は敵を作らずすんなりやっていっているからね。
だから前述した通り「人間関係」という言葉をあまり使ってほしくない。

問題の本質がざっくりしてしまうし、あなたの社会人としてのスキルをアピールできないまま評価されてしまう場合が多いからね。
上記のパターン別の対策を参考にして、ぜひ上手い伝え方をしてほしい。

最後に繰り返すけど退職理由が「人間関係」というのは
基本的にプラスの影響は与えにくいから、他にも退職理由がアピールできるのならそちらの方がいい。
やむを得ず退職理由を人間関係として説明するなら今回を伝えしたことを参考にしてほしい。

今日はここまで!
See you mate!