志望度の低い会社の新卒選考を受けることは意味があるのか?

就職活動
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あまり行く気のない会社の選考、どう臨んだらいい?

とりあえずエントリーしてみた会社選考受けたほうがいい?

行く気ないのに面接で志望度聞かれたらどうしよう??

就活生が受かっても行く気のない企業の選考を受けて結局辞退っていうパターンが依然として多い日本の就活。企業の人事担当者のこの学生対応の大変さを、もう嫌というほど見てきた。

学生にとって実際受かっても行かない会社を受ける事に何の意味があるんだろう?今回はキャリアコンサルタント目線での「志望度の低い企業の選考」についての見解を伝えたい。

【この記事が役に立つ人】
●志望度の低い企業の選考を控えてどう臨んだらいいかわからない人
●面接で志望度が低いのに志望度を聞かれてどう答えたらいいか悩んでいる人

【この記事が伝えていること】
→受かっても行く気のない会社への選考の臨み方や考え方
→学生が取るべき就活のスタンス

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志望度の低い会社受けるのはいいけど、意図を持って選考を受けてんの?

多くの大学の就職セミナーとかガイダンスではたくさんエントリーしてどんどん選考を受けなさいと言う。その結果、多くの会社の説明会や面接の予定でスケジュールが埋まる。そして結局多忙になる。就活生を見ていて思うのが、結局その埋まりきったスケジュールをこなす自分に酔いしれてるってこと。

つまりたくさんの企業にエントリーして、志望度の低い企業の選考を受けてスケジュールを埋めている自分を見てただ「就活してる気分」になっているだけ。就活なんて当然初めてだから周りの学生が動いてれば、当然自分が動いてなければ不安だから気持ちはわかる。

たくさんの会社を見ることは悪い事じゃない。当然興味のある会社や業界のリアルを感じる事ができるし、興味のなかった業界や会社でも何か新しい発見があるからね。現にある程度の数は受けた方がいいってことは以前大学などで僕の就活セミナーを受けてくれた就活生には伝えていた。

では何が言いたいかと言うと、数をこなして充実した気分になってる就活生と、意図をもって多くの会社を受けてる就活生では全く違うという事。僕が言いたいのは後者になってほしいってこと。

志望度の低い企業もたくさん受けて就活慣れしよう!?・・アホか!

キャリアセンターのスタッフや大学に来るリ〇ナビ、マ〇ナビの就職コンサルタントは志望度の高い企業を受ける前に「いくつか志望度の低い会社を受けて就活に慣れましょう!」なんて言いふらしていく。これは実際はポジショントーク。

ナビサイトの担当者は学生に登録してもらえばサイトとしての価値が上がるから顧客である掲載企業に評価してもらえることにつながる。お金をもらうのはこれを読んでいるあなたではなくて企業からだからね。学生がたくさんエントリーすれば掲載企業には広告効果が出て喜ばれる。

大手ナビサイトが学生に伝えていることは、サイト側のポジショントークでしかないということを肝に銘じておこう。「ナビサイトに登録してたくさんエントリーしてね~」というアドバイスに耳を貸す必要はないと思う理由は2つ。

①志望度の低い会社の説明会に行っても時間の無駄でしかない
②説明会や選考を受けても業界やその会社のことはどうせ2%しかわからない

①志望度の低い会社の説明会にいっても時間の無駄

そんな浅薄なアドバイスには耳を貸す必要はない。無駄無駄、マジで時間の無駄。その志望度の低い会社と本当に行きたい第一志望の会社じゃ、採用したい人物像も違えば選考の内容も違う。志望度の低い会社を受けてもまず予行演習になるはずがない。

説明会は情報収集の為に行ったとしても、受かっても行かない会社の選考を受けることは、基本的には時間の無駄!だって受かっても行かないんだからね。

志望度の低い会社でも少なくとも説明会に出たり、面接が2回くらいあったりする訳だ。すると移動時間、拘束時間、準備時間を含めて相当な時間の消費になる訳だ。受かっても行かない会社にその時間を捧げるのは本当に無駄。それならその時間を第一志望に受かる為の勉強とか準備とか、内定力を上げる為の時間にした方が良い。

②説明会や選考を受けても業界やその会社のことはわからない

この議論をするとよく言われる反論は「たくさんの企業を受けることによって業界を知るとか会社を知るっていう側面があるんじゃ?」って言う意見。

はっきり言って、

Kevin
Kevin

説明会に行っても、選考を受けても業界や会社の事なんて

2%しか分かりません

その会社に入って実際に仕事をしない限りはわかるはずがない。1年働いて10%分かったら良い方。志望度の低い企業の選考には気が乗らないなら行く必要はない。面接で志望度を聞かれるのがストレスならそもそも行く必要はない。もし面接に行くなら時間の無駄だけど第一志望だと平気な顔していっとけばいいのでは?

というのが僕の持論であり、結論。まあそれだけでは面白くないので、この流れで読んでもらうと役に立つことを続けて書きます。

就活が上手く行かない人のパターン

そもそも、就活が上手く学生と結果の出ない学生の行動特性をお伝えしておく!就活には「内定力」「志望企業」という2つの側面がある。就活が上手く行かない人は「志望企業」を永遠に探し続けている。

就職サイトを見たり就職イベントに行ってなんとなく「志望企業」を見つける

なんとなくいいと思った「志望企業」を受ける

「内定力」がないから落ちる。

また「志望企業」を探す

「内定力」がないから落ちる・・・

その繰り返しだ。

就活がうまくいく学生の特性はこう。

行動力や面接力や自己PRといった内定力をバリバリつける

適当に興味がある会社を受け、内定力があるから内定をGETする

内定を取り気分もあがりどんどん調子が出て来る

たくさん内定が出る

第一志望のところも難なく内定

就活終了
そう、まずは企業の品定めをする前にあなた自身が完全に内定力をつけることが重要。内定力がつけばどんどんいい方向に行く。しかし、企業選びから入れば常に企業探しループ。まずは内定力をつけること!

志望度の高い企業にバシッ!と受かる質の高い就職活動のポイント

就活が上手く行く人は、まず内定力を付けている。内定力を付ければ志望度が低くても選考を受けた会社に受かる。すると自信が湧いて志望度の高い企業からどんどん内定を取っていく。

そう、結局のところ内定力のない状態で志望度の低い多くの会社を受けても全く意味がない。内定力のある状態で数社受けるんであれば自信をつける事にも繋がるし悪くない。

就活の究極の理想形はこれ。

飛び抜けた内定力を付けて第1志望の企業を1社だけ受けて内定をもらうこと。

それが誰にとっても一番幸せな形だ。あなたは行きたい会社に行け、企業は辞退される心配もなく、大学も内定が出て喜ぶ。みんなハッピーだ。

内定力とは就活を勝ち抜くスキルやノウハウだ。これはしっかり付けておいた方が効率のいい活動ができる。内定力の上げ方がわからない人は【就活内定力アップノウハウまとめ】で自分の必要な部分を参考にしてほしい。

他にも就活の内定力アップにおすすめの本を挙げておくので参考まで。

史上最強の内定獲得術
絶対内定2022: 自己分析とキャリアデザインの描き方

志望度が高い企業が見つからない場合の3つの見つけ方

とにかく第一志望の会社を見つけてからそこに必ず受かる為の内定力をまず付けなければいけない。でもその行きたいと思える会社をどう決めるか?3つの方法をご案内したい。

①自己分析を徹底的にやり直す
②OB/OGやその他の社会人と会う
③リアルな場で企業と会う

①自己分析を徹底的にやり直す

まずは自己分析のやり直し。

・本当に自分が行きたい会社の基準は何か?
・本当に実現したいことは何か

をしっかり明確にすること!

②OB/OGやその他の社会人と会う

これはネットでHPや口コミばかり見ていても見つかるわけがない。何かをやりたいと思ってと切って結構人の話を聞いていいなと思ったり、自分もやってみようと思うきっかけになる。

OBやOGを訪問するのも一つ。大学のキャリアセンターでOB/OGの情報をもらいに行くこともできるし、同じ大学出身の先輩に話を聞けるOB/OG訪問ネットワーク「ビズリーチ・キャンパス」に登録して実際に先輩との接点を持って実際の話を聞くのもよい。

③リ〇ナビ、マ〇ナビを使うのを止めてリアルな場で企業と会う

正直、リ〇ナビやマ〇ナビのよう大手のナビサイトは学生を迷わせるだけだと思っている。今や何万社という求人情報が載っている。

・何がいいのか
・どこが自分にとっていい会社なのか

は見ているだけではわからない。

リ〇ナビやマ〇ナビのフェアもいいが、規模が大きすぎてあまり効果的とは言いづらい。実際に上場企業からベンチャーまであらゆる会社と適度な規模で出会えるイベントに出てみるのも良い。MeetsCompanyであれば自分の希望に合った会社も見つかりやすい。

まとめ! ~志望度の低い会社の新卒選考を受けることは意味があるのか?~

つらつらと伝えてきたけど結論は以下の通り3点。

①内定力を付けてない状態で志望度の低い会社を受けても全く意味なし。時間の無駄
たくさんの人にとって良い事が一つもない。企業は内定出しても辞退され、あなたも時間の無駄、大学の就職課もぬか喜び。選考に落ちようもんならヘコんで自信をなくすそれを慰めるのもアホらしいよね。例えばあなたのバイト先の店長だってそこの選考受けに行くのにあなたが休んでたら迷惑な訳だ。

②志望度の高い企業を見つける2つの方法は「社会人やOB/OGと会う」&「適切な規模のリアルな場に参加する」!

・OB/OG訪問ネットワーク
同じ大学出身の先輩に話を聞けるOB/OG訪問ネットワーク「ビズリーチ・キャンパス」

・内定直結型イベント
MeetsCompany

③しっかりと内定力を付けた状態で志望度の低い企業を受けるなら自信にもなるし予行演習になる。
志望度の低い企業を受けるなら他を圧倒する内定力を付けてから!
そうすればその企業はみんなハッピー。

ではまた次回!
See you mate.