「素直さ」は人の長所としてよく挙げられる。素直な人は伸びるとか、吸収力があるとか伸びしろが大きいとかよく言う。たくさんの社会人を見ていても、確かに素直さは成長の度合いに大きく関連してきているように思う。転職において求められる資質にもすごく「素直さ」の重要度が高い。
2種類の素直さとは?
ただ「素直さ」には僕は2種類あると思っている。
人から言われた事を真摯に受け入れ、アドバイスを愚直に実行する素直さ。
自分が良いと思ったことを、実際にやる素直さ
ということだと思っている。少し前の話になるが一番それを感じたのが2014年の冬季ソチオリンピックで日本選手の活躍を見た時だ。スノーボードの平岡選手や平野選手にしてもフィギュアの浅田真央選手にしても、確実に飛べるジャンプより、自分が理想とするジャンプを本番で追求し、決めた。
彼らは自分がよしとするものを追い求めやりきった。「素直」って言われると小さい頃からの育ち方も大きいと思う。親の言う事を聞くとか、他人(先生、監督、上司など)の意見をしっかり受け入れるとか、そういう謙虚な気持ちが特に日本では大事とされているけど「守破離」という言葉があるように、当然基本的な教えは守らなくてはいけない。まずは先生、親などから教わった方法やしっかりとした型を覚えないと何でも上手くはいかない。
しかし飛び抜けた存在や一流と言われる位置まで行こうと思うと、自分の良いと思った事を実際に実行に移す素直さも必要だと思う。つまり、ずっと人からの意見に対していつまでも素直に従っているだけでは望む結果は得られない場合が多いという事だ。
トップレベルの人は出来ない事が出来るようになる為に時間を費やす
面白い記事があったので抜粋。
スケート選手を対象とした研究で、一流選手ではない人たちは 自分がすでに「できる」ジャンプに多くの時間をつぎ込んでいることがわかった。
一方、トップレベルの選手は自分が「できない」ジャンプに