今でこそキャリアアドバイザーとして多くの転職希望者の相談に乗っているけど、
20代のころはブラック企業をいやというほど渡り歩いて苦しんだ。
今日はそんな自分自身の学生時代のブラック企業へ入り込んでしまった就活の話をしようと思う。
就活に失敗しブラック地獄にハマった大学生の学生生活
実は僕は就活で大失敗した。
完全に就職活動をナメていた。
自分に向き合う事もなく、就活の何を学ぶわけでもなく、
大学4年生の秋頃から就活を始めた。
大学3年生の9月くらいから、
学校では就職ガイダンスなどの案内が
多くされるようになった。
学校の掲示板にも就職イベント案内などがたくさん掲示されるようになった。
でもちゃんと就職活動しようって気になれなかった。
就活に向き合えなかった理由 ①楽しすぎたバイト
当時僕は大学1年生の冬くらいから運送屋でバイトを始めた。
トラックで会社の荷物を集配したり、個人宅の引越をしたりするバイトだ。
最初は引越の仕事をたくさんしていた。
一緒に働くバイトのメンバーが比較的歳も近く、
ギターを弾く事や歌う事が好きだった僕と同じように音楽をしている人が多かった。
メンバーでスタジオに入ってバンドを組んだりもしていた。
だからみんな馬の合うメンバーばかりだった。
コンパや飲み会もすごく多かった。
メンバーで旅行やいろんな企画も多かった。
そして何より給料が良かった。
朝から一日働いて1万3~5千円くらいはもらえていた。
大学生の僕には十分すぎる給料だった。
土日も含め月の半分はバイト、半分は学校という感じだった。
とにかくバイトをする事が楽しかった。
だから学校の授業を出来るだけ同じ曜日に固めて授業のない日を作っていて
完全にバイトが中心のライフサイクルだった。
学校に行くよりバイトをする方が楽しいと感じていた。
楽しいメンバーと楽しく仕事をし、
お金をたくさんもらえて、そのお金を自分の好きな事に使う。
そのサイクルが一番幸せに思えた。
就活に向き合えなかった理由 ②理想を追い求めたバンド活動
バイトの他にもうひとつ、没頭した物があった。
音楽だ。
小学校6年のとき、
L’Arc〜en〜Cielがメジャーデビューした。
インディーズのバンドを特集しているローカルな音楽番組でたまたまラルクを観た。
僕は実はラルクの隠れマニアだ。
インディーズ時代からファンだったので
中学生になって売れだした頃は自分の大切な物を取られる感じがして何か嫌だった。