面接の最後の面接官からのお決まりの一言、「最後に何か質問はありますか?」という事に対しての質問に困る求職者や就活生は多い。
今回はこの逆質問に対して効果的でない質問を知ると同時に、質問がなくなった場合に備えて持っておく8つの効果的な質問のパターンをお伝えする。
●面接での自分からの質問にいつも困る人
●面接で自分からどんな質問をすればいいのかわからない人
→面接で質問を要求されたときの答え方の引き出しを広げておくことができます。
面接で「質問はありますか?」と逆質問を要求される理由
興味があり志望度が高い企業であれば、面接の前にたくさんの事を情報収集するからある程度は出てくるものの、意味のない質問をしたり、苦し紛れに出た質問をしたりというのは面接官は一発で分かる。
「最後に質問はありますか?」と聞かれるのは企業側はあなたの以下のような点を見たいという意図がある。
①あなたが気になっているポイントを知る
あなたがどのような質問をしてくるかによって、どんな点に興味があるのか?気になっているのか?を知りたいという意図がある。
あなたが企業に良い印象を与えられていて、採用してみたい!と思わせている場合は企業はあなたのどのような不安や疑問を解消すればあなたの気持ちがより傾いてくれるのかを知りたい。
②あなたの本気度を知る
やはり本当に入りたい会社であれば、徹底的にその会社のことを調べ上げるというのは前提として必要だ。
本当に入りたい会社ならHPやネットに転がってる情報以上にもっと深く知りたいことも出てくるはずだ。本気度はこの最後の質問によって大きくあなたへの判断が変わる。
③あなたのコミニュケーション能力を知る
質問を上手くまとめ上げて話すというのは仕事をする上においても必要なコミニュケーション能力の一つ。
・何を聞きたいのかが汲み取れない
・それを知ることによって何なのかが分からない
このような質問では全く活躍してくれるイメージがわかない。
面接官にすべきでない質問
まずは面接で聞く意味のない質問、全く評価されない質問から。
これは会社説明会等でも良くある光景だけど「それを聞く事で何がどうかわるの?」「今後の選考や入社後に何か変わるの?」というような質問。
ある程度自分で客観的に感じてみれば分かると思う。
「残業時間はどれくらいですか?」
「年間休日はどれくらいですか?」
「産休制度はありますか?取得率はどれくらいですか?」
「転勤、海外勤務はありますか?」
「研修制度はありますか?」
「福利厚生にはどのようなものがありますか?」
「御社の強みは何ですか?」 etc・・・
聞くシチュエーションにもよるので一概には言えないけどこういう類いの質問は面接官や人事担当者にはいい印象を与えない。
なぜか?
例えば、男女比が6:4だったらあなたの仕事に何か影響あるの?8:2だったら選考を受けないの?
残業が30時間あったら入社しないの?というように自分の都合ばかりで会社への貢献の意欲を感じにくい質問だからだ。
特に就活生でも女性は勘違いしまくってる学生が多いけど、産休制度なんかも産休は制度としてはあるけど、誰にでも簡単に与えられるものだと思いすぎ!
会社に貢献もしていないただいるだけのような社員に産休で働いてない期間に給料を与えるなんて絶対にしたくない。
仮にあなたが30歳で産休を取ったとしたら、もっと若いそれこそ新卒の若い女の子を採用した方がいいからね。会社に必要とされる働き方をして、しっかり会社の売上や成長に貢献した人に喜んで与えられるもの。
残業、休みなんかもそう。基本的に自分が頑張ることによってどうにでも変えていけるものだ。
面接官に「あなたを採用する価値」を伝えるのが面接!
企業というのは、面接の時に何を見ているかと言うと
「この人は会社にどう貢献してくれるか?会社の為にどんな活躍をしてくれそうか?」
という視点しかないと思ってよい。
質問一つとっても、その質問をすることで「活躍してくれそうだ」と思ってもらえる質問かどうかをまず考えるべき!
面接官に投げる質問はその為の質問でなければいけない。
面接の逆質問がない場合に備えておく【効果的な8つの質問】
面接官に活躍してくれそうだと思ってもらう為には、やはり前向きな質問が必要だ。
もう私はこの会社で活躍する為の準備が進もうとしている、あるいは進んでいると思ってしまうような質問だ。
ちなみに上記のすべきでない質問を見てもらうと分かると思うが、なかなかそのような事は感じられないと思う。
ではどんな質問が良いのか?あくまで例だが、共通するポイントを見つけてほしい。
こういった質問は、あくまであなたがこの会社でしっかり活躍しようと言う意思を感じられる質問だ。面接官からしてもかなり前向きな姿勢を感じる事が出来る。
また質問を聞かれたとき、ない場合に以下の質問も引き出しとして持っておくとよい。
変化球的な質問ではあるが有効な質問だ。
というような質問も、会社の事や仕事の事を理解しようとしている姿勢があるので印象としては悪くないしキレイゴト抜きの実際のリアルな話を引き出せやすい。質問に困ったときはこういう質問をしても良い。
面接の担当者が誰かによって質問の内容も変える
面接担当によってあなたは質問を変えた方が良い。立場によっては答えづらい質問などもある。
その役職、立場によって適切な質問をするようにしよう。ほんの一例ではあるけど記載しておく。
面接担当者 | 質問例 |
人事の一般社員 | 「現在の会社の中で最も楽しんで取り組んでいることは何ですか?」 「現在成果を出されている社員の方に共通する要素は何ですか?」 「社員同士の関わりで他社にはない独自の関わりはありますか?」 |
管理職(マネージャー・部長・課長) | 「競合他社との差をつけるために社員教育で取り組んでいる特別な点はありますか?」 「早期に成果を出すために一番重要な事は何ですか」 「チームでの取り組みで最も重視している点は何ですか?」 |
役員・経営者 | 「今後○○業界は○○になると言われていますが、今後3~5年における最重要課題は何だとお考えですか?」 「現在○○という社風やポリシーはどのような理由で設定されているのですか?」 |
まとめ:「この人は入社したら活躍してくれそう!」と思わせたら勝ち!
まとめとして、先ほども書いたように面接官に「この人は活躍してくれそうだ」と思わせるのが面接の目的。
にも関わらずあまりにも自分の都合ばかりを主張したり、質問の意図が「自分にとって有益かどうか」ばかりを確認したがる候補者が多すぎる現状がある。
企業の人事担当者に面接のアドバイスをする事も良くあるけど彼らから聞こえてくるのはそういう学生が多すぎるという話。
残業の話、給与の話、休みの話、福利厚生の話・・・
あなたにそんな事を聞かれて、面接官は会社に入ってあなたが活躍しそうと思えるだろうか?
状況にもよるので一概には言えないが、あなたはそんな事を気にするよりも会社の為にまずは貢献するという気持ちを前面に出すようにしよう。
今日はここまで!
See you mate.