【銀行・郵便局の窓口を辞めたい!】30代女性の転職市場での価値は?

転職

新卒から銀行や郵便局の窓口業務を長く経験した女性が
10年以上働いた30代半ばに差し掛かり「収入や業務範囲の頭打ち感」を抱いて転職を考えるケースはここ数年かなり多い。

信金、地銀は最近どこも本当に業績が悪くなっているし、
人員削減の流れもあるから窓口の人だけでなく営業などもどんどん転職をしている。
郵便局もパワハラやハードワークを理由に辞める人も多くなってきている。

銀行や郵便局も新卒もなかなか入ってこない&定着しないという感じで
30代を過ぎた社員が軒並み疲弊している感じになってきているからね。

今回は銀行、郵便局の窓口を辞めたいと思った時に30代女性に立ち止まって考えてほしい転職市場での価値をお伝えする。

スポンサーリンク

銀行・郵便局の窓口業務はどこも辞めたい人が多い同じ状況

先日12年勤めた信金(窓口5年+管理業務7年)を辞めて転職したいという女性の転職相談を受けた。
その事例を基に銀行や郵便局の窓口経験の長い30代女性の転職の可能性についてお伝えしたい。

彼女は信金以外の金融機関、事業会社の事務や経理など幅広く仕事を検討したいとのこと。

銀行・郵便局窓口の実際の業務

彼女が現在勤めている信金では業績が良くなく、新卒のスタッフもなかなか入ってこず、
入ってきても就職活動で聞いていたりイメージしていたものと違い信託やクレジットカードに保険などいろんなものを売らされて
ノルマやその叱責に嫌気がさして若い人で辞める人が多い状況。

まあ信金勤めと聞くと聞こえや属性はいいし、
「地域貢献」とかってイメージを持っている人が多いから若いからそのギャップに苦しむという流れ。

実際はどこの信金や地銀でも業績は芳しくないし、様々なものを売って生き残るのに必死。
郵便局も今や民間企業だから数字はシビアだ。

ポストがなかなか空かず給与も上がりにくい

30歳を過ぎると、今の銀行や郵便局での働き方やキャリアアップに疑問や不安を考える人も多くなってくる。
でも実際40代や50代の人はなかなか転職ができずにそのまま居座る人が多いから
ポストがなかなか開かずキャリアアップがしづらいのが多くの銀行や郵便局の現状。

業績も芳しくない信金が多いし、給与のベースアップのなかなか望めず
この辺りで転職を、と考える人が多い現状になっている。

今回の相談者もこんな状況の女性。
他にも何人も同じような背景の転職相談を受けてきたけど、大体どこも同じ状況だ。

銀行・郵便局の窓口業務からの転職はつぶしが利きづらい?

今回の相談者は5年間信金で窓口業務をした後に8年間バックヤードで管理業務に携わってきた35歳の未婚の女性。

人物面も誠実、几帳面、堅実で見た目も清潔感があり、
話し方にも品や知性を感じさせる、さすがに”The 金融機関”というようなしっかりした方だ。

今後キャリアアップや収入アップがなかなか望めない中で思い切って転職をしたいという内容の相談だった。

しかしそんな女性でも銀行や郵便局での窓口の経験は、30代半ばを超えると思ったほど潰しがきかない
外回りをやっている人ならまたちょっと話は違うけど、実は窓口業務の経験はあまり転職で大きく評価はされづらい。

そう、正直なところ潰しが利かないキャリアだという事は間違いない。

銀行・郵便局での窓口業務がつぶしの利かない3つのポイント

銀行・郵便局の窓口のキャリアがなぜつぶしが利きづらいかについてお伝えしたい。
今回の相談者の彼女も下記に該当していて今後の方向性を決めるのに時間がかかった。

①型にはまった業務が多い

銀行や郵便局の窓口業務は業務のシステムや仕組みというものが確立されているところが多い。
事務処理をするにしても決まった形でやっていくことが多く、
特に30代も半ばを過ぎると機転が利かない(頭が凝り固まっている)と判断される場合が多い。

②一般的に評価されづらいスキルが多い

・銀行法務
・預金の入出金や、税金の納付、振込などの事務処理
・伝票記帳・照会電話の応対・現金整理・ファイリング・郵便発送 等

銀行や郵便局の窓口でのこのような業務は一般的に転職市場では評価されづらい。
一般企業でも優秀な事務員はこのような業務は高いレベルでできる人もいるしね。

③一定の学歴からくるプライド

これは僕が個人的にひしひし感じている部分だけど、
銀行や郵便局窓口で働く女性はある程度のランクの大学から入社する女性が割合多い。

そういう女性はやはり地頭があってプライドが高い。
だから裸一貫新たな環境でゼロから素直にスポンジのようにすべてを吸収していける人がほぼいない。

こういう点は特に一般企業からは
「うちにはこんな賢そうな人、合わない」
「もっといいところで勤めた方がいい」
と敬遠される場合も多い。

【注意】意味不明な金融機関特有の風習

銀行や郵便局など金融機関はそれぞれ変な風習・慣習がある。

・毎朝出社すると上司など上の立場の人にあいさつに回らなければならない
・書類の提出の仕方とか押印の仕方
・休憩の取り方

など合理的とは思えない決まりがあったり、理解に苦しむ風習の中で仕事をしているところが多い。

一般企業ではそれが普通でなかったりもするので、
新卒からずっと銀行や郵便局の窓口働いている人は価値観や考え方が一気に広がる場合が多い。
こういうのも転職をする上で邪魔になることがある。

銀行・郵便局の窓口のキャリアで評価されやすいポイント

銀行・郵便局の窓口業務で評価されやすいポイントとしては

・窓口での接客能力(顧客対応)
・お金を扱う堅実さ、緻密な確認
・不動産、相続の知識
・財務、税務等の知識
・ストレス耐性
 等。

こういう部分は評価してくれる会社は多い。

その他にも決算書の読解、事業計画書のポイントを押さえた作成などに携われるようであれば
中小企業の社長などからは重宝されやすい。

銀行から融資を引っ張りたい社長の決算書や事業計画づくりに貢献できるスキルがあれば大きな評価ポイントになる。

銀行・郵便局の窓口からの転職の際に使える資格

また30代ともなると銀行や郵便局窓口で働く女性は金融機関の資格をたくさん取っている人も多いけど、
下記のような金融機関系の資格は基礎的な知識ってだけであまり転職した後の実務には大きく役には立たない。

今回の相談者の彼女も下記の資格をたくさん取っていた。

・税務、財務、為替などの銀行業務検定
・証券外務員
・生保・損保取扱資格

残念ながらこういった知識はずっと今の信用金庫や金融業界で働き続けるなら必要だけど上記の通り基礎的な知識で実務では使いづらいのであまり評価されない。
評価されたとしてもそれを頑張って取得したという努力のプロセスくらい。

それよりも下記のような資格を取ったほうが今後活きる

・簿記2級(3級はないよりはあったほうがいい)
→企業経理、税理士事務所、会計事務所等ではやはり重宝される

・FP(ファイナンシャル・プランナー)
→生保、損保等の銀行以外の金融系ではやはり使える。

・宅建
→不動産融資等の関係で取得している人もおり、これは不動産業界では活きる。

上記の資格は非常に今後のキャリアを考えても使い勝手がいい。

今回の相談者の彼女は「営業アシスタント・経理事務」的な方向性でいくことにしたので
ひとまず転職活動と同時に簿記の2級を挑戦することをおすすめした。

参考記事:資格なし30代女性は転職できるか?取ったほうがいい資格は?

銀行・郵便局の窓口業務から転職しやすい仕事

今回の相談者の彼女の場合は13年のキャリアの中でPCスキルもあり、
堅実な仕事ぶりや簿記3級、法務・税務・財務のそれぞれ3級を取得している状況で
結果的にある医療機器の会社の営業アシスタントとして転職に成功した。

本人も転職活動では同じ金融機関というよりは、
経理、営業事務、営業アシスタント、窓口・受付スタッフ等を視野に入れて転職活動を進めた。

年収は13年勤めた信金時代の最終年収が350万円、
転職先の初年度年収は330万円だ。

なかなか信金の窓口メインのキャリアからの転職で年収アップはあまり期待できない。
しかし、初年度の年収はこの方のように多少下がっても2年目、3年目でこれまで以上の収入アップや昇進も望めるケースが多い。

事務系の仕事でも、先に述べたけど
例えば経理としてのスキルを極めて金融機関での経験を活かして事業計画書を作ったり
金融機関への資金調達の折衝をできるようになれば相当重宝される立場になる。

また営業やサービス・販売系の仕事でも当然売上や利益に貢献するような仕事をすれば
収入も上がりやすく、人脈も広がることでより多くのチャンスが舞い込んでくる。

一般事務は避けた方がベター

銀行や郵便局の窓口の経験のある女性は事務処理能力の高さを買われやすいけど、
一般事務職として転職を検討するのはおすすめしない。

・20代なら一般事務でも受け入れ先があるけど、30代になるとそもそも需要が少ない
・一般事務はあまりキャリアアップにはなりにくい

事務でも、経理事務、営業事務など
スキルアップやその後のキャリアアップがしやすい仕事を選んだ方がその後の為になる。

銀行・郵便局の窓口から転職する場合はエージェントに相談

諸々のことを考えるとやはり自分本位で独力で転職活動を進めるよりは
自身の市場価値をしっかり図ってもらいながら活動を進めた方がいい。

転職エージェントはいろいろな会社やいろいろなアドバイザーがいるが、
2つ以上は登録して進めるといろいろな求人を紹介してくれたり、アドバイスをしてくれる。

30代女性の転職に一番個人的にお勧めなのは【パソナキャリア】【リブズキャリア】だ。

両方とも女性を積極的に採用したい企業からの求人を多く保有して、担当のアドバイザーも信頼のおけるアドバイザーが多い。
同じ女性として気軽にいろいろなことを相談できる。

30代も中盤を過ぎると戦略的に進めないといよいよ取り返しのつかないキャリアになってしまうので
ぜひ転職エージェントにはお世話になったほうが良い

参考記事:最後の転職にしたい30代におススメの転職エージェント4選

転職エージェントへの相談で注意すること

アドバイザーは担当によって当たりハズレがある。

・明らかにキャリアアドバイザー経験が浅い
・金融機関の知識がなさすぎる
・レスポンスが遅い、コンタクトの数が少ない

こういう一面が垣間見えたらすぐ担当を交代してもらう事!時間の無駄になる!

参考記事:転職エージェントで変更すべき担当者の特徴とは?

まとめ ~【銀行・郵便局の窓口を辞めたい!】30代女性の転職市場での価値は?~

銀行や郵便局の窓口で長いこと勤めていると、
実際のところ他ではつぶしの利きにくいキャリアを重ねることになりやすく、
大きなキャリアアップや収入アップにはつながりにくい。

資格もほとんど金融機関でしか通用しないものだったり
特に信金は地銀や都銀に比べて業務量は同じなのに給料は低い傾向がある。

20代までであればまだ転職先も多く選べる環境にあるけど、30代中盤に入るとキャリアアップや収入アップとなると正直厳しい。
ある程度のハードな環境は覚悟しなければならない。

銀行や郵便局で働く人のメリットとしては業務時間が短い場合が多いので
平日の夕方以降や土日など自分の時間を作りやすい。

そこで資格の上記に挙げた実用的な勉強をするとかで時間を使うと良い。

いずれにしても長く勤めすぎると手遅れになる場合があるので、
一日も早く将来設計をしっかりした上で準備にかかると良い。

今日はここまで!
See you mate!