資格なし30代女性は転職できるか?取ったほうがいい資格は?

公開日: : 最終更新日:2020/02/10 30代の転職, 転職, 女性の転職 , ,

「この歳で資格もないんですが転職できますか?」

女性で30代も後半に近づくにつれ、面談するとこのような質問をたくさんもらう。
それまでのキャリアによるところもあるけど、今回は

●30代の資格のない女性は転職市場でどうみられるか?
●30代女性が取ったほうがいい資格

についてキャリアアドバイザー目線でお伝えしていきたい。

資格なし30代女性の転職市場での位置づけ

まず資格なしの30代女性が転職ができるのか?どうしよう?と悩む前にキャリアアドバイザーの目線でぶっちゃけておきたい。

転職市場では資格は絶対的な武器ではない

そう、資格があるからと言って転職がしやすいかというと実際はNO!
希望する仕事にもよるけど、どれだけ資格を取って並べていてもそこまで有利というまでにはならない。

この資格があるから採用しよう!という事にはなりづらい。

でも当たり前の話だけど資格を取得すると、その分野においては一定の体系的な知識を学んだという事になるから、
実務経験とセットになると「専門家」としての評価がされることになる。

要は資格だけ取ってもあまり意味がなく、実務経験とできればセットにした方が良いという事。
資格なしでも実務経験があれば転職はしやすいというのが結論。

資格そのものより【実務経験】と【資格を取ったプロセス】

いつも僕が企業に転職希望者を推薦する時、履歴書の資格欄に何もないよりは一つでも多く資格の記載があったほうが印象がいいのは間違いない。
しかし、結局のところ持っている資格が何かというよりも大事なのはやはり前述したとおり

●実務経験
●資格を取ったプロセス

この2つ。

どれだけ難関資格を取っていても実務経験に勝るものはない。
実務経験が長年あったり、短い期間でも濃い実務経験があればそちらの方が評価されやすい

資格については資格そのものも大事だけど、

・なぜその資格を取ろうと思ったのか?
・どのようにその資格の勉強をしたのか?工夫したことは?

こういった思考や取り組み姿勢が重要だ。

資格・キャリアがない30代の女性はどのように転職でアピール?

では資格やキャリア(実務経験)のない30代の女性が転職を考えた時、どのようにアピールすればよいだろうか。
これはよく転職のカウンセリングで実際にワークのような感じでやってもらう事がある。

まずは実務経験を細かく掘り下げる

多くの人は自分の経験を職務経歴書に簡単にしか書いていない。
例えば

これまでの職務内容に「見積り作成・請求書発行」と書く場合、細かい掘り下げが全く足りていない。

・どういう内容の見積もりを一日どれ位のボリュームで作っていたか
・請求書の発行は月にどれくらい担当していたのか
・営業資料はどんなソフトを使ってどれくらいのボリュームのものをどんな頻度で作っていたか

というようにあなたの担当してきた実務の規模感を棚卸してみること。
ここに強みが出てくる。

一日に1枚の見積もりしか作ってない人よりは一日に5枚作っている人の方が事務処理能力は高いと判断されやすいしね。
あなた以外にも候補者がいる転職市場ではこういう細かい掘り下げが必要になってくる。

実務経験がない場合は【ハングリー精神】と【社会適応力】

・子育てをしていてかなりブランクがある
・ずっと専業主婦で実務経験がほとんどない
・長年事務職を続けてきていて替えの利く仕事しか担当してきてない

というようになかなか実務経験でアピールがしづらい場合は
30代女性という事を踏まえると【ハングリー精神】を見せるか【社会適応力】を買ってくれるところを受けるかという選択になる。

女性でも30代であれば全く未経験でも挑戦できる仕事はまだまだある。
やらなければいけない理由、稼がなければいけない理由が伝われば営業の仕事でも求めているところはたくさんある。

また30代女性は中盤になると社会の中の分別が付くようにもなってくる。
お金、料理、洗濯、近所づきあい・・いろんなシーンを経験しているからこそ仕事でもその知識や経験を活かしやすい仕事もある。

たくさんの人と関わって情報を掴むからこそ、その知識を仕事に活かすという事もできる

「家計管理の大変さが分かるから保険屋さんやファイナンシャルプランナーになる」
「家事の経験を活かして清掃やクリーニングの仕事に就く」

このように自分が直面している社会に適応しながら仕事を選ぶというのも一つだ。

参考記事①→30代の専業主婦が離婚を機に仕事を探す時の3つの懸念と対策
参考記事②→旦那が低収入すぎてイライラ!専業主婦が働く前の心得

30代女性の転職・キャリアアップの為のおすすめ資格【8選】

30代女性にとって資格は絶対的な武器ではないという話を先に書いたけど、資格がないよりは当然あったほうがいい。
そこで、今後約30年のキャリアを見据えた時に取っておくと「転職に有利」とは言わないけど
確実にあなたのキャリアアップにつながり、且つ持っておくと重宝される資格をいくつか紹介したい。

①簿記

事務系の仕事を続けるのであれば簿記は超ポピュラーで挑戦しやすく、評価もされやすい資格。
経理の基礎、登竜門的な資格だね。

僕もいろんな企業の社長と話をするけど、企業会計が分かり、
P/L(損益計算書)やB/S(貸借対照表)というような財務諸表が読めるのとそうでないのとではやはりその社長と話せる内容のレベルが違う。

経理業務に携わりやすくなり、経理の実務経験を積めば必ずどこの企業にも必要なポジションになるので取得して損することは絶対にない。

ちなみに頑張れば独学1ヶ月で取れる!
僕は何年か前に1ヶ月間根詰めて勉強し、自己採点ちょっと間違えただけで一発で受かった。

今は動画で低額で学習できるのもあるのでこのサイトなどぜひ試してみるといい
日商簿記3,2、経理の仕事に役立つ150以上の動画を学ぶサイト【Accountant’s library】

②MOS(マイクロソフト オフィス スペシャリスト)

事務系の資格のメジャーな資格。
ビジネスシーンで最も使う事の多いWord、Excel、Powerpointを使いこなすスキルの証。

上記のソフトはざっくりと触れる人は多いけど、完璧に機能を理解し使いこなせる人は少ない。
これが完璧に使いこなせると社内でもみんなが質問してきて人気者になる。(というメリットもある笑)
書類等の作成の効率も抜群に上がる。

③医療事務・介護事務

医療事務や介護事務は医療・介護業界でスキルアップしていくなら絶対持っておいた方が良い。
転職にもこれは大いに役立つし女性にはずっと根強い人気の資格だと言える。

病院などの医療機関でレセプトと呼ばれる診療報酬明細を作れて医療会計のプロという肩書が取れる。
介護事業所でも介護報酬の請求やケアマネージャーのフォローなど幅が広がる。
そして医療機関や介護事業所は何より景気に左右されず今後も安定した求人ニーズもあるのがいい。

結婚、出産、転居などいろいろ環境が変わっても医療機関や介護施設なんてどこにでもあるからいつでもどこでもスタートしやすい。
雇用形態もフルタイムからパートまでいろんな形態があるから生活に合わせて働きやすいというメリットもある。

資格の勉強期間は大体半年くらいって言われている。

参考講座→医療事務の資格についてはこちら

④秘書検定

接客や言葉遣いのマナー、スケジューリングや文書作成などのスキルなどのアピールをするなら秘書検定。
だれが持っていても損はしない資格。
社会人として最低限のビジネスマナーと事務スキルの証だから業界、職種問わず活用できる。

30代の女性で秘書検定持っている人は面談でお会いしても
全員がビジネスマナーや敬語の使い方などはちゃんとしてるし、なんか日本的美人という印象を持ってしまう。

一番簡単な3級からハードな1級まで階級がわけられている。
1級とか準1級などはロープレ面接もある。

撮りやすくビジネススキルとして認められやすい資格ではあるけど、転職に有利な資格かと言われるとそうとは言えない。

⑤FP(ファイナンシャルプランナー)

保険、住宅、不動産・・こういった業界でのキャリアを積むのには絶対にあった方がいい。
転職に有利不利というよりもお客さんに対してのイメージが全く違う。

保険やローンを扱うから家計の収支・運用についてのアドバイスをすることにもなるから
お金のスペシャリストである国家資格の「FP技能士」を取っておくとやはり顧客からの信頼は大きい。

お客さんからしたら人生設計のアドバイスを任せる人になるからね。
お金のプロとして持っておくと信頼感が全く違う。

⑥キャリアコンサルタント

これも何年か前に国家資格になって僕も取得したけど、キャリアコンサルタントという資格を取ると、
僕みたいにキャリアアドバイザーとしてキャリアのアドバイスをしたり、
会社の中でも労務や人事として社員のキャリア形成にかかわる仕事が出来たり、いろんな就職斡旋機関などで働くことが出来る。

キャリアコンサルタント自体は結婚や出産後の女性でも続けやすい仕事なので、
比較的女性キャリアコンサルタントになる人も多い。

ちなみに「キャリアコンサルタント」はこの国家資格を取得しないと名乗れない!
キャリアアドバイザーは誰でも名乗れる。

転職エージェントのアドバイザーなどもキャリアコンサルタントを持っているか否かはちゃんと見ておいた方が良い。

参考講座→キャリアコンサルタント養成講座

⑦宅地建物取引士

不動産取引のプロフェッショナルの証。
合格率が20%いかない資格で難関資格ではあるけど、取ればその価値は大きい。
宅建を持っている人が一定の数いなければ不動産業が出来なかったりなど、資格保持者が何人かおいておくことが義務付けられている。

賃貸、売買、仲介・・いろいろな不動産業態に活かせる資格なので、
勉強はめちゃめちゃ必要だけど、

ちなみに余談だけど僕も不動産投資を始めようかと思っていて、
去年「賃貸不動産経営管理士」という宅建を少しかじったような資格が取れたので、今年は宅建に挑戦!!

⑧介護職員初任者研修・介護福祉士・ケアマネージャー

福祉系の資格は時代の流れを鑑みるととても価値が高い。
介護業界の登竜門である介護職員初任者研修(旧ヘルパー2級)をはじめとして、介護福祉士やケアマネージャーまで取れれば
仕事の幅が広がって待遇面もかなり差がついてくる。
福祉業界ではかなりのキャリアアップができる。

とはいえ福祉・介護という分野なのでどこまで行っても「人のために」「奉仕」という気持ちやスタンスは必要。
体力仕事でもあるからその点も覚悟が必要。

⑨その他

①~⑧以外はその他でまとめてしまうけど、あなたのキャリアの方向性によって他にも多くの取っておくと良い資格はある。

行政書士、司法書士、社会保険労務士といった士業系の国家資格は難関ではあるけど
「独占業務」というその資格を持った人にしかできない業務があり独立もできる。

●TOEIC、英検などの語学系
●ITパスポート試験、WEB解析士、WEBクリエイターなどWEB系
●アロマテラピー、ネイリストなどの美容系資格

等、あなたの方向性よっては取っておいた方が良い資格はたくさんある。

資格に挑戦したことのない30代女性が資格を取るには?

30代女性で初めて資格に挑戦する場合は、これまでに何か一つのことを集中して勉強した経験があるかないかでアドバイスが変わる。

受験勉強や資格の勉強を本腰入れてやったことがない場合

これまで勉強する習慣があまりなかった人は以下のことを頭に入れておくと良い。

①勉強する習慣を作る

この場合はまず生活の中での習慣を思い切って変える覚悟ができるかどうか。
何か一つ、あなたが当たり前にやっていることを「断つ」事。

片手間でやれるほど勉強は甘くない。
勉強する習慣がないんだから資格の勉強の内容というよりはその時間を取るための習慣を作るところから始めるべき。

中途半端な気持ちでは絶対にダメ。
資格取ろうかなーみたいな考えだったらハナから辞めた方がいいことを伝えておく。
厳しいかもわからないけど、これまでキャリアを積めてないのだからその分人の倍くらいやる!くらいの気概がないとダメ。

②スクールに通うか通信でやるのが一番

勉強する習慣のないあなたが独学でやるのはやめた方がいい。
なぜかというと、行き詰ったらすぐに諦めたり止める選択をしてしまうから。

無理やり習慣をつけるためにはやはり最初はお金を出してスクールに行ったり通信講座を受けたりして
やらないといけない状況、やらないと無駄に終わってしまう状況を作る方が崖っぷち感が出て本気になれる。

勉強することに抵抗のない場合

30代で勉強する習慣ができていたり、これまでも受験やいくつかの試験などに挑戦してきた経験のあるなら、
勉強するという事に対しての姿勢や覚悟は持とうと思えばすぐ持てるかと思う。

独学よりはスクールや通信教材で学んだ方が効率はいいのは確か。

資格取得へのおすすめ通信学習・スクールは?

生活スタイルや習慣に合わせていくつか勉強方法はあるので紹介する

●ヒューマンアカデミー(通学)

資格のスクールはいくつかあるけど、ヒューマンアカデミーは全国の校舎が駅チカで通学もしやすい。
かなり多くの資格の講座を開催していて、同じタイミングで勉強する同志の友達もできたりするのでやりやすい。
僕も以前利用したことがあるけど、講師がかなり経験があって対策はかなり細かいので安心感はめちゃめちゃある。
ちょっと講師の方厳しい人もいるけどそれくらいの方がいいかも。
資格取得・就転職を目指す方のための総合専門校「ヒューマンアカデミー」

●オンスク(動画講座)

子育てがある、今仕事をしているなどで通学が難しい人にはうってつけ。
僕も次は利用してみようと思っている。なんと月額980円で30講座以上の対策の動画等で学習ができる。
隙間時間を利用したり、自分の好きな時に学習ができる。
ちゃんと勉強する習慣がつけられるという場合は良いと思う。
スキマ時間を有効活用できる【オンスク.JP】

まとめ~資格なし30代女性は転職できるか?取ったほうがいい資格は?~

●資格は絶対的な武器になるわけではない
●一番重要視されるのは実務経験
●実務経験+資格所持は一番強力
●資格は資格の内容もそうだけど、資格を取るまでのプロセスのアピールが重要になる。
●取ったほうが良い資格
→簿記、MOS、医療事務・介護事務、秘書検定、FP、キャリアコンサルタント、宅地建物取引士、介護職員初任者研修他(介護系資格)etc..

とにかく資格がないから・・と一歩踏み出せないようなら
まず何かしらの仕事に就いてキャリアを積む、もしくは資格取得へ向けまず一歩踏み出すこと。
何もやらなければ何も現状変わらないのでぜひ今行動することをおすすめしたい。

今日はここまで!
See you mate!

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Kevin@キャリアアドバイザー

Kevin@キャリアアドバイザー

20代で4社のブラック企業を渡り歩き、迷走に迷走を重ねた末にキャリアアドバイザーという天職に辿りつく。 その迷走経験を活かし500人以上の転職相談に乗ってきた30代現役キャリコン。企業の採用支援実績は600社以上、上場企業の人事代行も務め採用コンサルタントとしても活動中。

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  • 名前:Kevin
    20代で4社のブラック企業を渡り歩き、迷走に迷走を重ねた末にキャリアアドバイザーという天職に辿りつく。 その迷走経験を活かし500人以上の転職相談に乗ってきた30代現役キャリコン。企業の採用支援実績は600社以上、上場企業の人事代行も務め採用コンサルタントとしても活動中。
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