
面接で短期間で何度も変わってるけど大丈夫かな??

短い職歴の退職理由ってどういう答え方がベスト??
何度も転職をしてしまうと短期間で辞めた会社も一つや二つくらいはある。面接でその時の退職理由をスマートにこたえられず印象を悪くしてしまうケースも多い。
今回は面接で短期間で辞めた会社の退職理由を聞かれた場合にさほど悪印象にならないスマートな答え方を辛口キャリアアドバイザーの経験から3つお伝えしたい。
●面接で短期間の会社で辞めた会社の退職理由に迷っている人
●短期間で辞めた会社が多くて退職理由の答えのバリエーションが少ない人→短期間で辞めても印象を落とさない伝え方と、印象を落とす伝え方がわかります。
面接で短期間で辞めた会社の退職理由の答え方【3選】
短期間で辞めた会社の退職理由として、転職希望者を何百人と企業に推薦してきている経験から、おすすめできる印象の悪くなりにくい言い方3つは以下。
②支払われるべきものが支払われない
③業績が非常に悪く先行きに不安を感じた
①配属された仕事が入社前の話と全く違う
あなたが確実に「これをやりたい」という仕事があった場合に、面接ではそのポジションで勤務できる認識だったのに全くその仕事に関連しないポジションに配属されたという理由。
例えば最近では35歳の製造業で品質管理の仕事で転職を探していた人がいた。
前職を半年くらいで退職した理由は品質管理として入社したにもかかわらず、営業人員が少ないという理由で全く経験のない営業の仕事をまずはやらされていた。
今後のキャリアも考えてより品質管理というポジションでキャリアを積んでいきたい意向には合わず、今後の年齢を重ねた時の市場価値も懸念して今改めて転職をするといったケース。
こういうケースはは比較的受け入れられやすい。
②支払われるべきものが支払われない
給与、手当、経費など約束通り支給されないのは、やはり酌量の余地がある。経営が上手くいっていなくて支給ができない場合もある。
入社前に交わした労働契約が全てになるけど、決められたものが決められた日に支払われないというのは生活もかかってくる中で健全な生活を送るという事においては退職に値する理由になる。
本当かどうかは前職紹介でもしないと確かめようがないけど、いた会社にブラック的な要素が少しでもあればこういう理由を伝えてもよいだろう。
③業績が非常に悪く先行きに不安を感じた
支払われるべきものが支払われない事に連動して、その理由にもなるけど、経営状況が悪く、先行きが不安になった場合。
この伝え方をする場合はあなたの選択基準に疑いがかかる場合がある。
転職時に先見を持てていたか
30代や40代になってくるとただ業績が悪くて短期間で辞めたという事実以上に、じゃなぜ業績が悪い会社や業界に身を置いたのか?という事まで見られることもある。
あなた自身に経済や業界のマクロ環境の捉え方や会社を見る目があるのかないのか?はここで判断されやすいので気を付けよう。
例えばこんな人もいた。
今年の2020年の2月頃に32歳で転職を考えている営業職の転職相談に乗った。コロナウイルスも徐々に広がり始め景気動向に不安が広がり始めた状況で本人は製造派遣会社の営業をやりたいと言っていた。
10年サイクルの景気のシフトを考えた時にこれから下がり目だし、コロナも広がる懸念が大きくなってきてる中だ。「製造派遣会社だけは今一番行くべきでない業界!!」と声を大にして反対したが、彼は自分で応募した派遣会社に行ってしまった。
その後連絡は取っていないが、今は製造派遣は一気に止まってしまいその行く末は言わずもがな。
30代でそれくらいの先見は持てなければ先はないという事だ。
短期間で辞めた場合の退職理由として伝えるべきでない理由
ちなみに短期間で辞めた場合の退職理由として「伝えるべきではない理由」は以下の4つだ。
これらは基本的に伝えるとプラスにはならない場合が多い。本当にそうだったとしてもあまり言わない方がいい。
・上司や先輩と合わない
・待遇が悪い
・すぐ辞めたのに「キャリアアップのため」と言う
職場の雰囲気が悪い
僕自身も思うけど職場の雰囲気が悪いのは理由にはならない。雰囲気とか環境って自分で捉え方を変えたり作っていくもだと思っている。
周りの環境に合わなければ辞めるというのはあまりいい印象を与えられない。
逆にその環境でも他にやれている人がいるという事はあなたの勝手な解釈だと思った方がいいかもわからない。
そんな環境でも結果を出す、という成果を一つでも出してみた方がいい。どれだけ雰囲気が悪くても結果を出すための雰囲気を自分で作ってみる努力をした方がいい。
上司や先輩と合わない
上司や先輩と合わず短期間で辞めると言ってしまうことは、また入社後に合わない人がいた場合にすぐに辞めることが懸念されるに決まっている。
・環境に適応できない
・協調することが出来ない
自分はこういう風ですと言っているようなものだ。
職場の雰囲気が悪いというのと一緒で改善できるように努力してみるべきだ。
待遇が悪い
どこまでの待遇の悪さかにもよるけど、短期間しか働いてないのに待遇不満ですぐに辞めるというのは悪印象。その会社に対して短期間でどれだけの貢献ができたか?と言われるとほぼできていないと思う。当然給与が上がらないのも当然だ。
しかもその待遇を承諾して一度入社したのであれば後で不満を並べるのはルール違反。厳しい言い方になるかもわからないけどあなたの現在はあなたの選択、意思決定の積み重ねでしかない。
また入社後も文句をたれると思われてしまう。
すぐ辞めたのに「キャリアアップ」の為
1年も経たずに辞めたのに、キャリアアップの為なんて言っても勘違い甚だしい。
やはりキャリアとして語るのは少なくとも2~3年はやっぱり必要。
1年以内で辞めたのにキャリアアップで退職なんて言ったらまた1年経たずに辞めると思われてしまう。
キャリアアップは2~3年は勤めた後に発するべき言葉になるので注意しよう。
まとめ ~面接で短期間で辞めた会社の退職理由の答え方【3選】~
面接で短期間で辞めた会社の退職理由を聞かれた場合、ポイントは「あなたが努力して頑張っても変わらないかどうか」で考えると良い。
要は「他責」に映ってしまう伝え方は避けるべきだという事。
どんな環境でもあなた自身がアジャストしてきたかどうかを見極める採用担当者は多い。
また同じような環境があった時に同じ結果になる可能性があるかどうかで判断される。
どんな優良企業でも付き合いづらい先輩や上司がいたり、厳しさがあったりもする。
あくまであなたの努力や調整では影響が及ばないという理由を伝えることがベスト。
さてさて、今日はここまで!
See you mate.