転職して1週間で辞めたい場合の注意点と踏むべき4つのステップ

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転職して1週間、いきなり辞めたい感MAX・・・

入社してすぐに辞めたいときってどう進めればいいの・・・??

1週間で辞めるなんて周りにも言えない・・・

時間のかかる転職活動をして新しい会社に入っても、面接の時には見えなかったところで入社すると見えてくることもある。入社1週間もたたないうちにやっぱり辞めたいと思う人もいる。

これまでキャリアアドバイザーとしてそのケースの転職希望者の相談に乗ってきた多くの経験をもとに、今回は転職して1週間くらいで辞めたいと思った人がとるべきステップと、次の転職活動に向けた注意点をお伝えする。

【この記事が役に立つ人】
・転職して1週間程度だけどもう仕事を辞めたいと思っている人
・入社してすぐに辞めていいのかが不安な人
・1週間で辞めるなんて周りに言うのが恥ずかしいと思っている人

【この記事で伝えていること】
・転職して1週間で辞めたいと思ったときの注意点
・転職して1週間での退職の方法
・すぐに会社を辞めた後の転職活動のポイント

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転職して1週間で辞めることはどう捉えられるか?

まず、結論として1週間で仕事を辞めるという事について、あまり大きく考え込む必要はない。1週間という期間はあまりにも短すぎるので理由によっては情状酌量の余地が大いにある。つまり理解を得られる場合もある。

しかしそれが繰り返されるなどの場合は次の転職活動においては1週間で辞めたという事実が、次の転職の選考先の担当者によっては不利に捉える人もいる、ということの認識が必要だ。

短期間の退職に採用担当者は何を思うか?

ここ数年の企業の採用担当や40~50代の人事部長や役員など採用の合否を決める人が採用候補者を見る大きなポイントの一つ、そう「ストレス耐性」

仕事を進めるうえで理不尽なことや困難なこと、自分にとって不都合なことは必ずどんな仕事にもある。そんなとき、その困難からくるストレスを自分で乗り越える力があるか?という部分をまず見ているという事。1週間でただ辞めてしまったという事実がストレス耐性の低さ、困難を乗り越える忍耐のなさからくる理由でないか、そんな傾向にないかということを必ず見ている。

ストレス耐性の低さが伝わってしまい「すぐ辞めそう」「長く活躍してくれない」というイメージを与えやすくなってしまう。だからその後の転職も考えていくと1週間で辞めるという事の理由を整理し背景がしっかり伝わるように進めていった方がよい。

転職して1週間で辞めたい理由

転職してほんの1週間で辞めたいと感じてしまう理由は大体どんな人でも以下の4つに大別される。

①職場の雰囲気が最悪
②上司や社員のあたりがきつい
③仕事のレベルが高すぎてついていけない
④面接の時の話と実際の配属や業務、勤務条件が違う
①②③の時は立ち止まって今一度考えてみるべき。これはストレス耐性のなさを象徴してしまう。場合によっては改善の方法がある場合もある。④の場合は思い切って辞めることを決めてもいい。

①職場の雰囲気が最悪

職場の雰囲気が悪いというその具体的な状況として以下のようなことを挙げる人が多い。

・職場が殺伐としていて苦しい
・悪口や愚痴の応酬に耐えれない
・みんなの目が死んだ魚のよう
・怒鳴り散らす管理者がいる
・残業が長く全員アホみたいに働いている
・新人に対して冷たく仲間に入れてくれない
これらの理由が嫌だという場合にすぐに辞めるというカードを切るのは得策ではない。なぜかというと、あなたが環境の善し悪しで判断しただけで自身が何か動いたわけではないからだ。つまりストレス耐性がないという事を露呈してしまう形になる。
環境というのは自分の都合の良いものばかりではないから、ある程度自分でその環境に近づけるための努力というのはしなければいけない。これをそのまま次の転職活動の際に退職理由として伝えてしまうと好印象ではない。職場の雰囲気が悪い場合の対処法については別記事を参考にしてほしい。
 

②上司や社員のあたりがきつい

上司や先輩のあたりがきついという事もすぐに辞めたくなる理由の一つ。上司や先輩に冷たくされたり強く当たられるのはつらいし苦しいのは理解できるけど、この場合も転職活動においては職場の雰囲気と同様、あなたのストレス耐性の低さを露呈してしまう。

・上司や先輩が新人に冷たくあまり輪に入れてくれない
・先輩が丁寧に教えてくれずほったらかし
・上司や先輩がちょっとしたことですぐ怒鳴る

こういうケースも上司や先輩のせいにして自分自身を棚に上げている風に捉えられてしまうので、これを理由にするのもあまり印象は良くない。この場合も可能であればん自身でその関係を改善できるように努力してみることも検討してみるべき。

③仕事のレベルが高すぎてついていけない

仕事のレベルが高いという事も、その環境にあなたが挑戦しようと決めたということになるからどうあがいてもそこから逃げてしまったと捉えられてしまうケースが多い。

レベルが高いからやめる=レベルが高い仕事をしたいとは思わない

と捉えられても仕方がないわけだね。もしこれが転職して1週間で辞めたいあなたの理由なら、頑張って努力は一度してみるべき。高いレベルの仕事をしてる人や組織には最初はだれでも面食らうもの。

鳴り物入りでプロ野球の世界に入った高卒のゴールデンルーキーだって、多くの人はこんなにレベルが違う世界でやっていけるのか?と不安になっている。でも高いレベルの人とコミュニケーションをとることによって徐々にレベルアップしていくもの。

④面接の時の話と実際の仕事が違う

面接の時の話、雇用契約の際の配属や担当業務をいきなり入社後に変えられる場合がある。これはさすがに同情の余地がある。あなた自身の中にこうキャリアアップしたい、こういう仕事がしたいという希望がある中で入社が決まったものの、あなたの了承がなく一方的に違う部署に配属されたり全く違う業務を任せられる場合はその会社自体に問題がある場合が多い。このケースは転職でも選考先の企業には情状を酌量してもらえる場合がある。

入社時の雇用契約内容と著しい相違がある場合は正当な理由での退職ということにもなり、失業保険も3か月の待期期間が必要な自己都合退職ではなく特定受給資格者になり、ハローワークに行き認められれば失業保険がすぐに入る場合もある。

転職して1週間で辞める場合の注意点

転職して1週間という短期間で辞める場合に次の転職以外にも以下の点に注意する必要がある。

・保険の負担が増える
・収入が減る

保険の負担が増える

会社を辞めてからすぐに転職先が見つからない場合は、国民年金や国民健康保険に加入が必要になる。会社が半分を負担してくれる厚生年金や健康保険と違って、無職の期間には全額自己負担になる。
次の会社に入れたとしても試用期間の間は社会保険に加入できないという会社も多い。本採用されるまで、全額自分で保険料を支払う必要も出て来る。収入が下がり保険料が上がるという状況にもなるで金銭面の準備はしっかりしておく必要がある。

収入が減る

入社1週間で辞めてしまうようなことになると、次の会社に入れたとしてもすぐ転職する懸念は消えないから試用期間などもまた始まることになる。

試用期間などは本採用に比べて給与も本給より低い場合が多いから収入としては下がりやすい。すると試用期間が長くなるので希望の収入を得られるタイミングがずっと先になってしまう。

転職1週間で辞めるという事は保険負担が増えて収入が減るという事にもなりやすく金銭面のリスクを伴うので、その点はあらかじめ注意をしておくべき。

転職活動でよくないイメージは持たれがちになる

転職活動では1週間で辞めたことは、しっかり話せば前述のとおりさほど気にしなくてもよいものの、一言での印象は良いか悪いかで言うと悪い方のイメージを与えやすくなってしまう。

ストレス耐性の低さ、飽きやすさ、決断力の甘さを露呈することにもなるが、その点はきっちり対策をすれば大丈夫だ。履歴書に無駄に経歴を増やしてしまうという意味ではいいことではないので、特に続けることだけは避けたい。

転職して1週間で辞めると決めた時の4つのステップ

転職して1週間で辞めたいと思ったときに、踏むべきステップは以下になる。

退職したい理由を整理する

理由によっては会社との話し合いの場を持つ

今後の転職の軸を明確にする

退職届を出す

退職したい理由を整理する

まずは退職理由をしっかり整理してまずはもう少し頑張ってみるべきなのか、もう辞めるのかをはっきりさせよう。

前述のとおり転職の理由によってはあなた自身がまだ頑張ってみることで殻を破れる場合もある。一週間で辞めたいと思うことが本当にあなたのストレス耐性の低さからくるものであればそれをもう少しの期間磨いてみる意識でやってみてもよいだろう。

理由によっては会社との話し合いの場を持つ

退職の理由について、会社と話し合いによって改善がみられる場合もあるからまずは上司などと話し合いの場を設けてみることはした方がいい。

何もせずにすぐ辞めてしまったら、全て環境に依存して判断してしまう癖がついてしまう。どんなことでも理不尽なことやあなたにとって不都合なことは付き物。それに対して自分でアクションを起こし能動的に対応できる姿勢は社会人として必要な資質でもある。まずは自分から改善を図れないか話し合ってみるべき。

今後の転職の軸を明確にする

辞めることを決めたら、次に同じことを繰り返さないための転職の軸を明確にすること。これをやらないとフラフラ何をやっているかわからなくなりどんどん自分のキャリアを傷つけることになる。

・今後目指すビジョンは何か?
・どんな人と働くか?
・どんなスキルをつけるか?
・最低限必要な環境は?
・妥協できるポイントは?
こういったことをしっかり明確にしてあなたが選ぶ会社の基準をしっかり持っておかなければまた嫌なことがあった時にすぐに投げ出すことになる。
 

退職届を出す

退職届はどれだけ短期間でも作成して提出するようにしよう。退職届というのはあなたの退職意思の証明だからだ。口頭で伝えるだけでは、もし仮に会社と何か揉めるようなことになればあなたの退職意思は認められないことにもなりかねない。あなたの意思を確実に残すことは必要になるので必ず作成し提出しよう。

1週間ですぐ辞めた後の次の転職活動のポイント

転職して1週間で辞めてまた転職に移る場合、今までと同じような感覚で転職活動をするのは絶対に避けること

僕は1週間で辞めたことはないけど、1週間で辞めた人はものすごく見てきている。その経験からしても同じやり方で企業選び、仕事選びを繰り返すとまた同じ結果を繰り返すだけだ。

転職エージェントは必ず利用すべき

1週間で辞めてしまうような会社に転職してしまったことは自身の会社選びに理由があったという証。必ず転職エージェントを通じて転職活動をするようにしよう。

転職エージェントであればあなたに合う会社や希望に叶う会社を案内してくれるし、求人票の中では見えない職場の雰囲気、社風、社員の特徴などをしっかり伝えてくれる。

転職エージェントの方からすれば、あなたを紹介して入社してもらえば、企業側はエージェントに高額な手数料を払わなければいけないから慎重にもなる為、1週間で辞めるというような結果にはさすがになりづらい。あなたの年代やキャリアに応じて2~3つは登録してサポートを受けるようにしよう。

20代のキャリアがまだ浅い場合のおススメの転職エージェント

20代のキャリアがまだ浅い場合(経験があまり主張できない場合)
第二新卒AGENTneo
キャリアスタート
マイナビジョブ20's
20代で比較的キャリアが浅い場合、第二新卒AGENTneoキャリアスタートマイナビジョブ20'sなどに登録して求人の紹介を受けよう。今の環境を1週間で辞めるという場合、多くの人が自分自身のキャリアの方向性が定まっていない。そんなあなたにはこの3つのエージェントならこれからの方向性や可能性を慎重に考えた上で適切な求人を示してくれる。
もう次は簡単に転職を繰り返したくないという場合はしっかりまずはアドバイザーの面談を受けてみよう。

20代後半~30代以降のキャリアの場合(一定分野で3年以上のキャリアが主張できる場合)

20代後半~30代以降のキャリア層の場合(一定分野で3年以上のキャリアが主張できる場合)
doda
リクルートエージェント
マイナビエージェント
20代後半~30代以上のキャリア層なら大手のリクルートエージェントdodaに登録すれば豊富な求人情報数の中から自分自身のキャリアに合ったものを選んでくれる。
これらのエージェントはやはり求人数が多いのでたくさんの可能性を見出すことができるのが一番のポイント。同業界でなくてもそのスキルや経験が活かせる思いもよらない会社や業界にも目を向けることができる。
※女性の場合は以下にも登録しておくとよい。
パソナキャリア

女性なら女性アドバイザーも多く、親切さが他に比べて突出しているパソナキャリアに登録しておくと安心だ。特にまだ転職エージェントを使ったことないとか、転職が初めてという場合にはびっくりするくらい丁寧な対応をしてくれるので安心できるのもポイント。

上記の中から2~3社並行して進めていくとよい。

企業研究は自分でも必ずやる

転職エージェントにお世話になるにしても自分で探すにしても、あなた自身がその会社や業界をしっかり勉強することは必要。

その会社の待遇面や福利厚生といった面だけでなく、下記のようなポイントは選考を受ける前に必ず自分なりに勉強しておくことが必要。

・業界の将来性
・競合他社の状況
・業界内でのポジション

・サービスの優位性
・自分のキャリアをどう活かせそうかの仮定

このようなことを事前にしっかり調べておくことで、次の転職が軽い転職にならないように覚悟を持って臨めるようにしよう。

退職理由は必ず整理しておく

繰り返しになるけど、退職理由はしっかり整理しておこう。前述の内容になるけど

①職場の雰囲気が最悪
②上司や社員のあたりがきつい
③仕事のレベルが高すぎてついていけない
④面接の時の話と実際の配属や業務が違う
これらの退職理由が多くなるはずだけど、①~③の理由についてはそのまま伝えてしまうとよくないので、できる限り④の理由につなげていきつつ前向きな理由にすることをお勧めする。
Ex.
自分は○○の経験を生かして△△に貢献しつつ××のスキルを高めていきたく、その内容で入社したものの、全く違う仕事を任せられ、ミスマッチとなり早期の転職をしています。
というような形に持っていけると印象は悪くなりすぎない。

まとめ ~転職して1週間で辞めたい場合の【注意点と踏むべき4つのステップ】~

転職して1週間で辞めることを考えてしまうと、本当にお先真っ暗になってしまうし、自己嫌悪にも陥りやすくなる。次のステップに行くためには、今までと同じやり方で次踏み出してもダメだという事。同じことの繰り返しになることは明白だからね。

しっかり退職理由の整理から自分自身のこの先のもう目標までじっくり考えたうえで行動に移ろう。

今日はここまで!
See you mate.