25歳で転職2回目は早すぎる?企業からの印象は実際どう?

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25歳で2回目の転職、、早すぎる?

企業は25歳で2回目の転職ってどんな印象?

25歳で2回目の転職してもいいのかな・・

25歳というと大卒の人なら新卒3年目。ここで2回目の転職(3社目)をしてしまうことに不安を感じる人ともこれまで多く接してきた。今回は25歳で2回目の転職を考える人向けに、キャリアコンサルタントとしての見解をお伝えする。

【この記事が役に立つ人】
・25歳で2回目の転職をしようと考えている人
・2回目の転職が早すぎて不安な人

【この記事が伝えていること】
→25歳で2回目の転職(3回目)に対する企業側の印象
→25歳で2回目の転職をする際の留意点
→今後転職を繰り返さない進め方

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25歳で2回目の転職って早い?周りの人は?

まず世の中の20代の転職回数について求人広告リクナビの統計では以下の通りとなっている。

(参照元:年代別の転職回数と採用実態

つまり、1回以上転職をしている時点で20代の中では約4人に1人に該当している。そして転職を1回でもしている人の中では厚生労働省の統計で以下のような数値も出ている。

転職回数20~24歳(%)25~29歳(%)
1回69.749.3
2回16.923.9
3回9.917.8
4回1.25.9
5回2.0
6回以上1.21.0
不明1.1

参考:厚生労働省「雇用の構造に関する実態調査 / 転職者実態調査 / 令和2年 報告書 統計表 個人調査」

つまり、大体25歳までで転職2回という状況だと、ざっくりの計算で行くとこうなる。
転職した割合(約25%)×2回目の割合(約25%) =6.25%程度 に該当することになる。
転職歴がない25歳の同級生と比べるとやはり少数派にはなってしまう状況だ。

「25歳で2回目の転職」に対する企業の印象は?

では25歳で2回目の転職に関する企業の印象はどうか?これは毎度企業に多くの候補者を推薦している経験から言うと印象は「悪くないけど良くもない」という実に微妙なライン。決してキレイな経歴だとは思ってもらえないものの、ポテンシャルはまだ感じてもらいやすいのでまだまだ調整はできる。一概に年齢と回数だけで判断することはできないけど、以下のようなポイントを押さえられてるか否かで印象は差がつく。

転職回数よりも退職理由と一貫性

25歳で2回という転職回数よりも、退職の理由やその一貫性の部分がはっきりしているか?というのが重要。なぜ退職したのか?という理由に周囲の人や環境という他責の部分が前面に出すぎていたり、主体的な取り組みが見られない理由などの場合は印象を下げる。

2回転職をせざるを得なかったその筋の通った理由がしっかりあるのか?は経験を重ねた採用担当者なら必ず見ている。

書類の精度によって分かれる部分も

履歴書、職務経歴書の精度が低いと見た目から印象を下げてしまう。何とも言えない25歳で2回目の転職に対する人事担当者の評価が一気に下がることが確定するのが書類。

・貼り付け写真が適当
・職務経験の詳細が書けていない
・何がPRできることなのかがわからない

こういう書類を提出している20代は本当に多いので注意したほうが良い。

25歳で2回目の転職の際、うまく企業にアピールするには?

では決してよくも悪くもないという印象で最大限アピールして選考をうまく進めていくためにはどんなことに留意すればよいだろうか?

求人サイトなどの登録情報はフリー項目もすべて埋める

まずはいろんな求人サイトに登録したりもすると思うが、その登録情報が適当な候補者が多い。これは企業側はその情報を見て選考を進めるかどうかの参考にしたり、スカウトメールを打つかどうかの判断をしている。登録情報は書けるところは全て書くこと。

少しでも多くの自分の情報を公開してわかりやすい候補者だと思ってもらうことが重要になる。職務経歴を省略していたり、配属部署や職責だけを書いてその実績や具体的な取り組みがなければ見る方はイメージがわかない。

応募や書類選考の段階で注意すべきこと

応募書類(履歴書、職務経歴書)の精度も非常に大きなポイント。見る人のことを考えられているかどうかの視点を持とう。2回の転職をしているならこれまでに経験したこともいろいろあると思う。その経験を理路整然と記載で来ていることが重要。

書類のポイントについては別記事でもまとめているので参考にしてほしい。

面接の段階で注意すべきこと

面接の段階になると、やはりほかの候補者に差をつけられないように以下のようなことには気を付けておく必要がある。

身なりは経験を積んだ社会人として適切か?
明るくコミュニケーションが取れるか?
自分のビジョンや目標が話せるか?
その会社の志望理由は明確か?(他社にも言って通用する内容ではないか?)

この辺で気持ちよく〇がつけられなければ、評価を落とすことになる。

面接の段階でも同じように転職理由は100%聞かれる事になる。そこでの2回の転職理由への納得感がなければ選考は進みづらくなる。

一貫性があるか?
他責が感じられる内容でないか?
そこに主体的な行動はみられるか?

この辺りは聞かれたときにしっかり答えられるように準備されていることが絶対条件。

25歳で2回目の転職・・今後転職を繰り返さない方法

25歳で2回目の転職を考える人がこれ以上安易に転職を繰り返さないためにどんな流れで転職をするとよいのだろう?いつも20代で転職を繰り返しがちな人にお伝えしていることがこれ。

①まず3年後の自分を明確にする(こうなっていたいという人を見つける)
②3年後の自分を実現させるために必要なものは何か?を考える
③継続する毎日の決めごとを一つ以上決める
④一人で転職活動せず必ず第三者のアドバイザーの意見を聞く

① まずは3年後の自分を明確にする

転職を繰り返しがちな人に共通することはビジョンや目標がはっきりしていない、もしくはないということ。それらがなければ当然何を基準に選ぶかが曖昧なので嫌なことがあった場合にすぐに仕事を辞めるということになりやすい。

面接で必ず聞かれるのは「今後どうなりたいのか?」ということ。5年後や10年後だと少し先過ぎて想像しづらいが「3年後」だと何か変化をつけることもできるし、その為の今の取り組みがつながっているイメージを持ちやすい。3年後にどんな環境で、収入はどれくらいで、どんな仕事をして、どんな人と一緒に過ごしていたいのか?をじっくり時間を取って考えることがまず第一のスタート。

3年後にこうなっていたいというモデルになる人を見つける

手っ取り早いのは3年後にこうなりたいという人を周りで見つける事。こうなりたいと思える人がいれば当然その人をモデリングすればいいだけだから、考え方や行動パターンに口調から人間関係まで徐々に近づいていくことができる。モデルにできる人を見つけると一番早い。

② 3年後のビジョンを実現するために必要なものは何か?を考える

3年後のビジョンに近づくために必要なことを徹底的に考えてみよう。そのために必要なのは何だろうか?

Kevin
Kevin

コミュニケーション能力?人脈?お金?スキル?実務経験?資格?

これを徹底的に考えることで今選ぶ仕事、今選ぶ会社が徐々に決まってくる。先のビジョンから今の選択をするということが仕事を長く続けていくときのポイントになる。

③ 小さな決め事を毎回守る

20代で仕事の続かない人は「飽きやすい」「コツコツが苦手」という側面も持っている。毎日何か決めたことを絶対にやるという習慣をつけよう。これは大したことでなくてもいい。

・毎日トイレ掃除を必ずやる
・5分は資格の勉強動画を見る
・一日に一回必ず誰かにありがとうを言う

こんな単純なことでもいい。要は決めたことを意識して毎日やってるという自覚が自信につながっていくということ。これを続けていくことがめちゃくちゃ大きな自信になって仕事ぶりやその考え方にも大きな変化が出てくる。継続力という自分が最も他人から言われたくない部分で自信を持つのはこれが一番効果的。

④ 一人で進めず必ずアドバイザーの意見をもらう

25歳で2回目の転職を考えるにあたって、もうこれ以上安易に転職を繰り返したくないという気持ちは多くの人が持っているだろう。その中で簡単に自分の物差しで決めていってしまうということが大きなリスク。何を基準に仕事や会社を選ぶかの判断が思考が浅かったり短絡的な場合が多いので、また自分で選んでも失敗する可能性が高い。

必ず転職エージェントのアドバイザーにお世話になろう。アドバイザーも人によってかなりその力量に差があるけど、経験のあるアドバイザーなら今後数年の価値の積み方や今の転職市場価値などをしっかり示してくれる。また、自分では思いもよらなかった新しい業界や仕事に気づかせてくれることは大いにある。20代でキャリアの軸が固まってないという人はやはり転職エージェントのお世話になって選択肢を増やすことを強くお勧めする。

転職エージェントってどこがいいの?

転職エージェントの数も年々非常に多く増えていて、そのキャリアや領域、年代によってさまざまな転職エージェントが存在する。その中でも20代やキャリアの浅い方向けにお勧めできるエージェントは以下のようなエージェントになる。2~3つは登録してサポートを受けるようにしよう。

20代のキャリアがまだ浅い場合のおススメの転職エージェント
20代のキャリアがまだ浅い場合(経験があまり主張できない場合)
第二新卒AGENTneo
キャリアスタート
マイナビジョブ20's
20代で比較的キャリアが浅い場合、第二新卒AGENTneoキャリアスタートマイナビジョブ20'sなどに登録して求人の紹介を受けよう。25歳で複数回転職を重ねる場合、多くの人がキャリアの方向性が定まっていない。この3つのエージェントならこれからの方向性や可能性を慎重に考えた上で適切な求人を示してくれる。もうこれ以上安易に転職を繰り返したくないという場合はしっかりまずはアドバイザーの面談を受けてみよう。
※一定分野で1~2年以上のキャリアが主張できる場合には以下も
※一定分野で1~2年以上のキャリアが主張できる場合
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リクルートエージェント
マイナビエージェント
これらのエージェントは即戦力人材であれば多くの求人案件を保有している。大手のエージェントであるリクルートエージェントdodaに登録すれば豊富な求人情報数の中から自分自身のキャリアに合ったものを選んでくれる。これらのエージェントはやはり求人数が多いのが一番の魅力だが、あなた以外に即戦力のバリバリの転職希望者の登録が多く、転職エージェントも成約しやすい即戦力を優先したいのでそちらを優先されやすい。
※女性の場合は以下にも登録しておくとよい。
パソナキャリア

女性なら女性アドバイザーも多く、親切さが他に比べて突出しているパソナキャリアに登録しておくと安心だ。特にまだ転職エージェントを使ったことないとか、転職が初めてという場合にはびっくりするくらい丁寧な対応をしてくれるので安心できるのもポイント。上記の中から2~3社並行して進めていくとよい。

まとめ ~25歳で転職2回目は早すぎる?企業からの印象と対策は?~

25歳で2回目の転職は社会人の中では統計的にみると少ないけど、転職市場の中では一般的によく出会う部類の候補者だ。つまり25歳で転職経験のない人は多いけど、企業の人事担当者は転職しようとしている人しか会っていない。やり方だけ間違えなければ自信をもって転職活動を進めていける。

適切な方法で進めることでよい印象に持っていくことはできるのでそのポイントだけしっかり押さえて進めよう。

今日はここまで!
See you mate.