
転職に失敗した、、後悔しかない

もうこの先はない‥人生終わり‥
キャリアコンサルタントとして転職に失敗してすぐに辞めてしまった人の再転職の相談にも多く乗ってきた。近年転職回数も多い人が増えてきて、短期間で辞めてしまう人は多い中で、転職に失敗して人生が終わりだと嘆いている人もいる。今回は転職の失敗が人生の終わりなのかについて、専門的な見地からもお伝えしていきたい。
・転職に失敗して大きな後悔をしている人
・転職に失敗して人生終わりだと思っている人
・次の転職に自信を無くしてしまった人
【この記事が伝えていること】
→転職の失敗について市場ではどう捉えられるか?
→転職の失敗を活かす方法
→次に失敗を回避する方法
転職の失敗が人生終わりになるのかについてキャリコン的意見

転職の失敗なんて以後失敗しないための成功の素になるので、良い経験をしたとしか言えない!
転職の失敗が人生終わりだと感じる背景
転職の失敗が人生の終わりだと感じてしまう人には、その理由としてこんな背景があるケースが多い。
転職の失敗は転職市場ではどのように捉えられるのか?
今は上記のような退職理由であれば企業の採用担当者も一定の理解は示す。言い換えると上記のような理由で「転職に失敗した」と思っていてもさほど企業の担当者は気にしていない。むしろそれならしょうがないので退職理由は妥当、という人も多い。
ぶっちゃけ今の時代誰でも事故みたいな1回や2回の転職の失敗談はあるはずだし、僕自身も新卒3年間で失敗を重ねて3回の転職をしている。在籍期間が短いというのはデメリットにもなるけど、環境を変えて適応できるというのは逆にメリット。「転職の失敗が人生の終わり」だと考えるのは早計でしかない。
ただ、その転職に失敗した会社の批判だけでなく、どこまであなた自身が能動的に頑張っていたのか?という点はしっかり見られるので注意しよう。
転職の失敗が尾を引き人生終わりに向かう人の共通点
一度の転職の失敗がその後尾を引いてどんどん負のループに陥るタイプの人がいる。「転職に失敗して人生終わり」という人に共通するのは以下のようなタイプ。
視野が狭すぎる
まずは視野が狭すぎると「仕事が上手くいかない=人生の終わり」となりやすく、それだけで自暴自棄になる人さえいる。また自分のスキルや経験を活かせるフィールドはもっと広いのに、目の前にある環境だけで判断するタイプ。
人の話を聞かない
これも多い。周りの人の話は聞いてるようで聞いてない。自分の価値感が正しい、普通だという考えがどこかにあり、周りの話は聞いてない。キャリアアドバイザーと面談する人も、実はアドバイスをもらうというスタンスではなく「うまくいかない自分の辛さに共感してほしい」から面談を求める人も多い。
現代の思考にアップデートされていない
今は仕事なんてどれだけでも得られる。会社じゃなくても自分の価値を提供する場なんていくらでもある。そしてそもそも転職することなんて昔に比べたら普通の事であって、ちょっと転職を繰り返したくらいで落ち込むのもいつの時代の思考のままなのかと言いたくなる。現代の思考にアップデートされていない。
他責にする
良くない状態を「会社が悪い」「上司が悪い」などいつも他人のせいで自分がこうなったと主張する人も共通するパターン。自分が源だということに気づかない限りはずっと同じことを繰り返す。
転職に失敗したと思ったら取るべき行動手順
転職したものの思っていたのと違った、聞いてなかった、知らなかった・・という状態になりこのまま継続していくのが困難だと感じたら、自分の感情を殺して無理に続けることは今の時代、精神衛生上にもよくない。かといって後先考えずにすぐ辞めてしまうのも良くない。まず落ち着いて以下の手順で進めていこう。
①失敗は事故だと割り切り、自分の選択だと自覚する
1回、2回の失敗は交通事故と一緒だと考えよう。魅力的な求人広告やHPに騙されたり、面接のときの印象に騙されることもある。自分も何度も経験した。これは事故だと割り切ろう。
ただし、その事故を引き起こしたのはあなた自身の選択によるものだ。これを周りが悪いとか会社がだましてきたとか思ってしまうとまた同じことを繰り返す。そういう会社を選択してしまった自分の考え方に原因があるという認識を持つまではいつになっても変わらない。
②今の会社を勢いで先に辞めず、転職活動に入る
数千人の応募書類に目を通してきているけど、履歴書にブランクがあるというのは本当に見栄えが良くない。今の会社を先に勢いで辞めずにまず転職活動の目途をつける事が重要。30~40代になってくると思っているよりも需要はない。組織の年齢バランスに合致するか否かということもあり、すぐに決まりづらく、一定の活動期間がかかる。
家族がいる人ならすぐに辞めて収入が途切れるということのないように慎重にいくべきだ。家族がいてそのブランクがある人は特に面接する人にも「リスクヘッジが取れない人」というレッテルを貼られてしまう。必ず先にその後の転職のあては決めること。
③転職の軸を改めて考える
今後同じ失敗を繰り返さないためにもまずはあなたの転職の軸をしっかり構築しておくことが重要。時間を取ってしっかり考えるということをやろう。
④転職エージェントのアドバイザーを味方につける
今後の転職で失敗を避けるために最も有効な方法は第三者にアドバイスをもらうこと。つまり転職エージェントのアドバイザーに客観的に意見をもらうことだ。
転職エージェントのアドバイザーはあなたのキャリアから客観的な市場価値を伝えてくれるだけでなく、様々な求人の案内をしてくれる中でその企業の実態の部分も教えてくれる。実際に入ってから思っていたのと違うということもなくなるだろう。転職エージェントが初めてという人は下記の記事を参考にしてみてほしい。
また転職エージェントについては年代やそのキャリアによっておすすめのエージェントがあるので自分に合ったエージェントを2~3つは登録してみよう。
20代で比較的社会経験が浅い人におススメの転職エージェント

20代後半~30代以降のキャリアの場合(一定分野で2~3年以上のキャリアが主張できる場合)


パソナキャリアは女性アドバイザーが多く、親切さが他に比べて突出しているパソナキャリア
に登録しておくと安心だ。特にまだ転職エージェントを使ったことないとか、転職が初めてという場合にはびっくりするくらい丁寧な対応をしてくれるので安心できるのもポイント。
上記の中から2~3社並行して進めていくとよい。
⑤履歴書・職務経歴書を完璧な精度で作成する
求人に応募するときはまずあなたの書類があなたを印象付ける最初のアピールになる。今までの書き方をいったん忘れて完璧に書いてみよう。書類の書き方については別記事で詳細に解説しているので参考にしてほしい。
とにかく転職はこの書類を軽々しく見ている人が多いけど、この書類を見ただけで大体採用不採用は決まるもの。こだわりと熱意をもって書くこと!
転職の失敗を人生終わりにせず次の転職で活かすマインド
転職の失敗するといちいちその失敗を引きずる人がいる。選んだもののそこが良くなかったということは生活していればよくあるもの。それが転職で起こっただけの話であって、なんら引きずられることはない。
いちいちそんなことで人生終わりだとかって言ってたらもったいない。ゲームなら何回か失敗するとゲームオーバー。でも人生は何度失敗しても終わらないのが面白いところ。どうせだったらこの失敗をネタにしてこれから同じ経験をする人を一人でも減らす活動するとか、それを価値にしていく方法を考えないとこの時代本当にもったいない。
失敗したということは、「同じ失敗を今度繰り返さないための学習をした」ということになる。なんら恥じることも後ろめたさを感じることもなく、堂々と行ったらいい。
転職回数が多すぎる人は話は別
ただ誤解しないでほしいのが転職回数が多すぎる人。そういう人はそもそも失敗を堂々と公表するのはおかしな話なのでまた別。転職回数が多い人の対策についてはまた別の記事を参照してほしい。
まとめ ~転職の失敗で「人生終わり」と感じる人の共通点と取るべき行動~
転職の失敗で人生終わることなど今の時代全くないので安心しよう。そうは言っても転職の失敗が人生の終わりというような人たちはほぼ全員同じパターンを持っている。その考え方さえ変えれば全く違った人生が開けてくるので今回の記事を参考にしてもらい、変革のキッカケとなれば幸いだ。
それじゃ今日はここまで!
See you mate.