30代で警察官から民間企業への転職。うまくいくのか?

公開日: : 最終更新日:2019/09/30 30代の転職, ビジネススキル・学習, 転職理由 , ,

この一年間で転職の相談に乗った方の整理をしていて意外な事に気がついた。
それは気がつくと実は結構警察官の方の転職の相談に乗っている機会が多かった事。

うまくいった事例もそうでない方もいるけど、
今回はその事例も含めて警察官が民間企業に転職する際のポイントを挙げていきたい。

民間企業で働く事は警察官(公務員)として働く事とは全く違う!

まずこれに尽きるんだけど、この感覚が持てない人が相当多い。
民間企業で会社員として働くマインドは警察官(公務員)として働くそれとは全く違う。

警察官から民間への転身は30代ならまず収入減少を覚悟

警察官は公務員だからいってしまえば税金から給料が発生している。
民間企業が売上や利益から給料が出ているのは言わずもがな。

警察官時代は上司に給料を決められるわけでもない。
ただ年数を重ねたり、昇進があると少々給与も上がったりはする。
民間企業は生産性や成果をはじめとした、貢献度合いで給与が決まる。

特に警察官で10年以上勤めて役職がついたような立場の30代半ば以降の人が
転職をしようと思うとまず相当給料が下がってしまうのは覚悟しなければいけない。

30代半ばの人だと警部とか警部補くらいまで行くと
年収でいうと600〜700万くらいもらってる人が多い。

まず民間企業でスタートしようと思うと
350〜400万くらいからのスタートになることを覚悟しないといけない。

そこから成果を出して会社に認められて給与を上げて行くという流れになる。
20代ならそんなに収入も大きく変わるわけではないし民間企業でも再スタートが切りやすい。

30代や40代は民間企業での実務経験がないから特にギャップが生じやすく
企業側も転職する側も抵抗を覚える人が多い。
そこは本当に覚悟が必要になってくる。

成果還元型か安定固定型か?

警察官から民間企業へ転職するにあたっては
まず今後の自身のビジョンや方向性をしっかり決めて行く必要があるし
家族がいるならそれを家族にしっかり理解してもらう必要がある。

そして働き方として
「成果還元型」の仕事に就くか「安定固定型」の仕事に就くか
をある程度決めきったほうが良い。

例えばあなたが30代の警察官だとしたら、
役職にもよるけど年収でいうと500〜600万程度はあると思う。

「成果還元型」

その給与水準をある程度保っていきたい、
もしくは保つ必要があるなら「成果還元型」の仕事になってくる。

未経験からでも始められる歩合支給率の高い営業職などはそれに当てはまる。
例えば保険、不動産・住宅などは再スタートが切りやすい。

転職一年目でもしっかり取り組み成果を出せば600万円以上の収入は手にできる。
何年か経って成果を出せるようになれば1,000万以上も現実的な話だ。

ただし、元警察官の人はなかなかこれまでなかった動きや行動をする事に対して抵抗のある人が多く、
相当覚悟を持って決め切ってやり続けることが必要になる。
つまりこの先の明確なビジョンや目標を持ててないと厳しい結果に終わり転職をさらに繰り返す事になる。

今年転職の相談に乗った人でも一人、
生命保険の営業に転職して8ヶ月で挫折してしまった人もいる。

「安定固定型」

「安定固定型」を望むのであれば上記の通り初年度は350〜400万くらいの収入になることを覚悟した上で、
仕事に対しての自身の思いや理念をしっかり持てていないと当然続かない。

こういうことを社会に還元していきたい!
こういうサービスを多くの人に知ってもらいたい!

そういった仕事上の思いがないと警察官の時の給与と比較した時の給与の低さが受け入れられずやっていけない。
ここはそういう思いを家族にしっかり話して理解してもらった上でしっかり軸を決めておきたいところ。

警察官から民間企業への転職を決める、あるいは考え出した時点で相当悩んでいると思うから
家族もその点しっかり話せば理解してくれるケースが多い。
この一年で転職相談に乗った人もそのケースがほとんどだったしね。

警察官の経験を活かした仕事に就く

これは転職を考え出したなら一度は誰もが考える事かと思うけど
その代表的なものが警備会社と探偵・調査会社になってくると思う。

どちらも警察時代の経験が大いに役に立つ仕事だと思う。
実際に私のクライアントの警備会社と調査会社の中でも何人も警察経験者が経営している会社がある。

どちらも警察経験者という事なら
ポイントをわきまえていて採用はしやすいと考えられている。

でも警備会社にしろ探偵・調査会社にしろ
警察官時代と同じように仕事ができるわけではない。

拳銃なんて持てないから何かの際には危険な時もあるし、
捜査令状も持たせてもらえないから捜査権がなく、強制的に調査を進めることもできない。
警察時代よりうまく効率よく職務を進めないといけないことも多い。

そして何より警備業にしろ探偵・調査会社にしろ、民間企業には変わりはない。
あなたの成果や貢献に対して給与が支払われる。
調査会社にしても求められる結果を持ってこなければ仕事は成り立たない。

わかりやすい話、探偵・調査会社で浮気調査を担当したとして
依頼者が求める決定的瞬間や証拠をしっかり持ってこなければ依頼者から十分な報酬は受け取れない。
警察時代はそういったことはないからね。

ぶっちゃけ警備会社でも探偵調査会社でも、どちらにいっても30代半ばでの転職だと考えたとして、
良いとこ初年度年収は400万円程度だ。

そこからしっかり仕事で成果を出して役職に就き、給与を上げていく他ない。

警察官からの転職は転職エージェントを利用すべき

警察官はほとんどこれまで民間企業の面接を受けたことのない人が多いと思う。
20代ならポテンシャルで何とか通っていくが難しいのが30代。
警察での実績も邪魔して逆にうまく面接対応できないケースが多い。

PRも十分にできないこともあるから、転職エージェントの転職支援を受けた方がいい。
当然これからのキャリアプランの相談に乗ってくれたりもするし、
その上であなたに合った企業をどんどん紹介してくれる。

また事前に応募書類の添削もしてくれたり
面接の事前ロープレなどの面接指導もしてくれる。

警察官から転職するあなたにおすすめの転職エージェント

ご参考までに同業目線でのお勧めできる転職エージェントは以下。
ここから3社くらいは登録しておくとよい。

マイナビエージェント  
求人情報数も多く特に30代でキャリアの浅めな人でも挑戦できる企業をたくさん保有。

リクルートエージェント
30代ならリクルートエージェントがおすすめ。絶対的な求人情報数は他の追随を許さない。
情報の数ならNo.1のエージェント。

dodaエージェント
他のエージェントが保有しない掘り出し優良企業求人が結構ある。
キャリアアドバイザーのレベルも高く安心して相談できる。

パソナエージェント
細かいフォローや求人企業の案内など一つ一つ対応が丁寧な社員教育の行き届いたエージェント。
初めての転職という方は最も安心できる。

警察官を辞める理由、ぶっちゃけ異性関係

まあ何人もこれまで相談に乗らせてもらったけど、ほとんどがこれ。

最初表向きには転勤が耐えられないとか、組織が嫌とか、汚い仕事が嫌とかっていう理由をいってる人が多いけど、
色々聞いていくと実際は警察官同士で不倫したとかなんとかでいづらくなってしまうケースが多い(苦笑)

本当は心の奥底では警察を続けたいって思いを持っているから
民間企業への転職が覚悟が決まらない人が多い。

でも辞めると決めたからには腹をくくらないといけない。

同じように異性関係が原因で離婚も経験し35歳で警察官をやめた人は
10年後の今、会社社長として日々奮闘している。

彼は私も仲良くさせてもらっている尊敬できる社長で、
仕事も人間関係もソツなくこなし誰からも慕われる経営者になっている。

彼は警察官をやめて2年くらいは警察時代に比べると低い給料だったようだけど、
仕事で成果を出すことにコミットして、転職3年目には警察時代の給与を超えて現在は社長にまでのし上がった。
今は再婚もして子宝にも恵まれ幸せな家庭を築いている。

要は警察を辞めると決めたからには自分が目指すビジョンをしっかり決め切って、
家族など周囲の人に理解してもらった上で

しばらくの間は収入が下がっても歯を食いしばって頑張り、成果を出すことにコミットする。
そういう覚悟を持ってから転職活動を始めよう。

まとめ

●「警察はつぶしがきかない」
→キャリアアドバイザーの立場から言ってもまあ間違いない。

●警察から民間企業へは扱いづらさから、30代なら現在の給与を維持することは難しい。
※30代でも350~400万くらいを覚悟しておこう。
→民間企業で成果を出すして稼ぐための努力を!!

●成果報酬型か安定固定型かを明確にしよう
→自分が今後民間に転身するスタンスを明確にしよう。

●警備会社、調査探偵会社はこれまでの経験を活かしやすい
→経験が生きるから給与が保てるという事はない。まずはおそらく下がる。

●警察官からの転職で転職活動の経験が浅い30代は必ず転職エージェントを活用する
→あなた本意では上手くいかない。必ずキャリアアドバイザーのアドバイスに沿って進めたほうが効率的。

やはり警察から民間への転身で一番違うのは
自分自身の報酬は自分自身の成果次第ということ。

会社の利益に貢献できてなければ稼げるようにはならない。
この辺りが警察官をずっとやってきた人はなかなか理解するのに時間がかかる。

でも自分を信じて始めないと何も変えられない。
強い気持ちを持って突き進んでほしい。

というところで今回はこの辺で!

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Kevin@キャリアアドバイザー

Kevin@キャリアアドバイザー

20代で4社のブラック企業を渡り歩き、迷走に迷走を重ねた末にキャリアアドバイザーという天職に辿りつく。 その迷走経験を活かし500人以上の転職相談に乗ってきた30代現役キャリコン。企業の採用支援実績は600社以上、上場企業の人事代行も務め採用コンサルタントとしても活動中。

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Comment

  1. アバター T.K より:

    初めまして。
    私は今年で31歳になる現役警察官です。
    今転職を考えていますが、このサイトを見てとても参考になりました。
    もし、教えてもらえる限りでいいので、私と同じ境遇の方の転職した成功例失敗例があるのでしたら、さん校にしたいので教えてもらえませんか。
    よろしくおねがいします。

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  • 名前:Kevin
    20代で4社のブラック企業を渡り歩き、迷走に迷走を重ねた末にキャリアアドバイザーという天職に辿りつく。 その迷走経験を活かし500人以上の転職相談に乗ってきた30代現役キャリコン。企業の採用支援実績は600社以上、上場企業の人事代行も務め採用コンサルタントとしても活動中。
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