28歳で3回目の転職回数の印象をカバーする4つの転職戦略

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28歳で3回目の転職回数って多い?

実際28歳で3回目の転職回数って採用担当者の印象ってどうなの?

周りの友達はこんなに転職してないのになんか凹む

実際28歳で3回目の転職を考え始めたけどどうなんだろうかと一人で悩む人も少なくない。600人以上の転職相談に乗ってきた経験と、私自身が新卒3年目の25歳までに3回の転職をすでにした経験からその見られ方と転職に対しての対策をお伝えする。

【この記事が役に立つ人】
・28歳で3回目の転職を考えだした人
・28歳で3回目の転職をどう乗り切るか不安な人
・転職回数のイメージを払拭する方法を知りたい人

【この記事が伝えていること】
→28歳で3回目の転職は多いのか?
→転職回数の印象について
→3回目の転職の際の転職成功の4つのポイント

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28歳で3回目の転職回数は多いか?

キャリアコンサルタントとして600人以上の転職希望者の相談に乗ってきた経験からすると、28歳で3回目の転職というのは今や普通といっていいだろう。

下記はリクナビの統計データになるけど、転職回数がまだない人が大多数を占めている。つまりあなたが3回目の転職をしようとしたときに、初めての転職になる人との競合になる場合が多くなるということだ。

(参照元:年代別の転職回数と採用実態

しかしこの割合は僕の肌感覚では年々転職経験のある20代が多くなっているのは間違いない。28歳で3回目が転職市場ではよくいるという感覚になるのは、大学卒であれば24~25歳で、専門卒であれば22~23歳で1回目の転職をする若手が非常に多くなってきているからだ。

入社2~3年程度で初めての転職をすると次も概ねそれくらいのスパンで転職をする。すると大体28歳くらいで3回目の転職となるパターン。それが当たり前とは思わない方がいいが、最近よくいる20代という認識だろう。

28歳で3回目という転職回数が多くて不安だと思う人は、少ないとは言えないがそう悲観的になりすぎるのは早い。今後の計画をしっかり立てて十分な転職対策を練ることでチャンスは十分にある。

28歳で3回目の転職、採用担当者の印象は?

じゃ実際採用担当者の28歳で3回目の転職に対する印象はどうか?これは会社によって非常に分かれやすい。

28歳で3回目という転職回数を気にしやすい会社

既存社員の選考時のデータや現状の活躍ぶりなど、社員の人物傾向をしっかり採用選考に反映させている会社だ。つまり比較的大手企業が多くなる。そうすると20代の場合、「転職は2回目まで、3回目までの人を書類選考で通過させる」といったような明確な基準を持つ企業だ。

やはり入社後の活躍している社員の人物像、これまで採用に失敗した人の人物像などのプロファイルをしっかり持っていてそのデータを基に選考するとやはり転職回数は多いよりは少ない人を採用しやすい。

こういった会社は求人広告にもそんな基準は書いてないけど明確に足切り基準として持っていたり、求人を預けている転職エージェントにも「〇歳までなら転職回数は〇回目までの人しか選考しない」と明確に伝えている。そんなところは基本頑張っても無駄に終わる場合がほとんど。

28歳で3回目くらいなら転職回数を気にしない会社

一方でさほど28歳で3回目くらいなら全然気にしないというのがその逆。中小企業では「まずは会ってみる」というスタンスで選考を進める企業が多く、チャンスはまだまだある。中小企業でも転職回数を懸念するケースはあるが、28歳で3回目の転職だとそれだけで足切りにするということはすぐにはしないだろう。

しかし重要なのが何ができるのか?というところ。これまでの3社の在籍で培った即戦力となれる部分はどこなのか、ということが明確に言えないと当然ダメ。

全く一貫性のないキャリアだったり、転職理由が曖昧でよくわからなかったり、他責にして自分自身にベクトルが全く向いていなかったりすると選考は進まない。

28歳で3回目の転職を成功させるための4つのポイント

28歳という年齢は転職市場で見ればもうポテンシャルを期待してもらう年齢ではない。頑張ります!やりたいです!だけでは通用しない。今までどういう経験をしてスキルとして何を持っているのか?で判断される。

フラフラして気が付けばもう28歳、という人もいるけどもうその頃には今までのようにはいかないのでこれまでのキャリアの棚卸を含め以下を押さえておくことをお勧めする。

①転職理由に一貫性を持たせる
②5年後のビジョンを明確に語れるようにする
③転職エージェントは複数利用する
④内定前に社員と必ずコミュニケーションをとる

転職理由に一貫性を持たせる

今回の転職を含めた3回の転職に一貫した理由があるか?これはすごく大事。転職はやはり何かを成し遂げる為、叶えるためにするものだ。自分が何か問題を起こしてクビになったとか、会社都合でクビを切られたということでなければほとんどの場合は自己都合退社になると思う。

なぜそこを辞めて転職する必要があったのか?時系列で納得のいく説明ができなければ、また今回もよくわからない理由ですぐ辞めるという判断になる。これまでの転職理由に一貫性があれば、今回の転職でその希望がかなえられるのかどうかは採用担当者も判断がつきやすい。

転職理由については会社がどうだった、社長がどうだった、上司がどうだった、という他責による理由は避けた方がいい。自分がどのような目標やビジョンを叶えたくてそれにどう合わなかったか?というスタンスで考える方が良い。

コロナでの影響を受けての転職理由はどうなの?

コロナでの影響を受けての転職理由はこれは情状酌量されやすい。特に打撃を受けた業界(飲食、サービス、旅行、航空関連などは直接的打撃を受けた)からの転職がある場合はその時の不安定で見通しのつかない状況を考えれば仕方のないことで、あまりマイナスに捉えられることはないと思ってよいだろう。

5年後のビジョンを明確に語れるようにする

これまでの3回の転職ということについてのネガティブな印象を覆す一番の方法は、自分のビジョンや目標をはっきりと語るということ。今までのことがどうであったとしても、「今この瞬間こんな未来に向かって行動している」ということがはっきり言えれば、過去というのは少しはかすむもの。未来に関しての力強いコミットを印象付けよう。

・収入を○○円にしたい!
・○○の仕事をできるスキルをつけたい
・○○の資格を取って××に挑戦したい!
こういう前向きな言動であれば印象は良い。10年だと少し先過ぎるし、5年後であれば長期的に成長意欲をもって活躍してくれそうなイメージも持ってもらいやすい。これがないと結局は今に対する不満から転職をただしようとしてるだけではないか?という懸念も生まれやすい。

転職エージェントは複数利用する

第3者にしっかりと確認してもらうことも必要。これまで2回転職でうまくいってないという事は3回目も同じパターンに落ちる確率は高い。あなたのような候補者を何度も導いている転職のプロに客観的な意見をもらうことも重要。

転職エージェントってどこがいいの?

転職エージェントの数も年々非常に多く増えていて、そのキャリアや領域、年代によってさまざまな転職エージェントが存在する。その中でも20代やキャリアの浅い方向けにお勧めできるエージェントは以下のようなエージェントになる。2~3つは登録してサポートを受けるようにしよう。

20代のキャリアがまだ浅い場合のおススメの転職エージェント
20代のキャリアがまだ浅い場合(経験があまり主張できない場合)
第二新卒AGENTneo
キャリアスタート
マイナビジョブ20's
20代で比較的キャリアが浅い場合、第二新卒AGENTneoキャリアスタートマイナビジョブ20'sなどに登録して求人の紹介を受けよう。28歳で3回目の転職となる場合、今回で自分のキャリアの方向性を定めたいと思っていることだと思おう。この3つのエージェントならこれからの方向性や可能性を慎重に考えた上で適切な求人を示してくれる。もうこれ以上安易に転職を繰り返したくないという場合はしっかりまずはアドバイザーの面談を受けてみよう。
※一定分野で1~2年以上のキャリアが主張できる場合には以下も
※一定分野で1~2年以上のキャリアが主張できる場合
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リクルートエージェント
マイナビエージェント
これらのエージェントは即戦力人材であれば多くの求人案件を保有している。大手のエージェントであるリクルートエージェントdodaに登録すれば豊富な求人情報数の中から自分自身のキャリアに合ったものを選んでくれる。これらのエージェントはやはり求人数が多いのが一番の魅力だが、あなたのライバルは多い。ある分野で経験をしっかり積んだ即戦力のバリバリの転職希望者の登録が多く、転職エージェントも成約しやすい即戦力を優先したいのでそちらを優先されやすい。
※女性の場合は以下にも登録しておくとよい。
パソナキャリア

女女性アドバイザーも多く、親切さが他に比べて突出しているパソナキャリアに登録しておくと安心だ。特にまだ転職エージェントを使ったことないとか、転職が初めてという場合にはびっくりするくらい丁寧な対応をしてくれるので安心できるのもポイント。上記の中から2~3社並行して進めていくとよい。

内定承諾前に社員と必ずコミュニケーションをとる

企業から内定が出たり、ある程度自分に対しての採用意欲があると感じることができた場合は、入社前に面接担当の話を聞くだけではなく、同じポジションの先輩や特に入社2~3年目くらいの少し先の自分をイメージできる人に直接話を聞いてみるのも良い。これは人事担当者にお願いすることは失礼ではないし、印象を下げるということもない。「前向きに決めたいから最後にお話ししてみたい」という具合のお願いの仕方で大丈夫。

実際の仕事ぶりや日常の流れを聞いてみたり、将来の可能性を感じられているのか?など実際に社員の方とコミュニケーションをとることで安心もできる。入社してから聞いてない、イメージと違った、ということがないように事前にしっかり情報を収集しておこう。

まとめ ~28歳で3回目の転職回数の印象をカバーする4つの転職戦略~

28歳で3回目の転職となると近年多くなってきているとはいえ、企業の判断基準はシビア。転職理由の一貫性や今後のビジョンなど、どんな線で流れているか?という部分のアピールが重要になる。
ただ仕事を変える、というだけの転職は失敗する一番の原因になる。目標やビジョンを明確にし、自分のこれまでのキャリア人生を振りかえって棚卸をしよう。
今日はここまで!
See you mate.