ボーナス(賞与)なしで会社を辞める前に行う【3つのボーナス交渉術】

入社前に求人要項にボーナス年2回と書いてあっても何年経っても支給されなかったり、
支給されたとしてもひっくり返るような少ない額だったり、
ボーナスの支給がなく会社を辞めようと転職を考える求職者の人はけっこう多い。

例えば公務員や大企業に勤める友人や親せきが「この冬はボーナス○○円だった!」って言ってたり、
ニュースなんかで「この夏の企業平均ボーナス額は○○万円でした」
なんて聞くと今いる環境とのギャップに半ば自己喪失感を覚えてしまうよね。
僕も痛いほどその経験がある。

世の中の人はそれだけボーナスをもらってるのに自分なんてダメだとか、
今の会社を辞めてもっと評価してもらえる会社に移ろうと考えてしまいがちになる。

でもボーナスがもらえず会社を辞めようと感じる時に
ボーナスについて知っておいてほしい事と3つの交渉術をお伝えする。

そもそもボーナス(賞与)とは何か?

ボーナスとは
「定期又は臨時に、原則として労働者の働きぶりに応じて支給」
「その支給額が予め確定されていない」
というようなお堅~い厚生労働省さんのガイドラインがある。

要はもらえると決まってるものではないという事を頭に入れといてほしいってこと。
当然会社の経営状況が良くなければ支給されない時もあるし、カットされることもある。

多くの社会人でボーナスを主張する人は当たり前のようにボーナスが支給されると思っている人も多いし、
先にボーナス額を●ヶ月分欲しいと主張する人もいる。
ハッキリ言ってこういう人は社会人としての在り方を理解していない!

ボーナスなしで辞めることを考える前に、まず自分の「貢献」を客観的に振り返る

僕の考え方だけど、まず仕事というのは価値の創出が一番!だと思っている
いかにまず自分が価値を提供したり、周りに貢献したりするかという
その度合いを高められるかということに意識が行かなければならない。

その結果に対してボーナスが支払われるという事であって
籍を置いていることでボーナスがもらえるなんていうことがもしあなたの頭にあれば
その考えは一切排除した方が良い。

ボーナスがなくて会社を辞めることを考える前に、
・あなたはどれくらいの価値を提供したり貢献したか?
・別の人でもできる仕事ばかりやってボーナスの権利を主張していないか?
・会社の売上や利益にどれくらい貢献したか?
このようなことをまずは考えてほしい。

ボーナスというのは当然だけど会社の利益の中から支払われるものであって
会社の利益にどれだけ貢献しているかが最もボーナス支給に直結するポイントだと言える。
あなたが社長なら必ずそう思うはずだ。
だって何もしていない人に絶対会社のお金を払うのは避けたいからね。

成果を出していない人には普段適正な給与(月給)を払っているのだからそれ以上に出す意味がない。
その人にしかできない仕事の成果が出るからボーナスの金額も上がるという事だね。

ちなみにボーナスがなかったとしても基本給を上げるやり方もある。
基本給を上げる場合は以下を参考にしてほしい。
会社員が最速で給与を劇的に上げる方法

成果を出してるのにボーナスがない!辞める前に行う3つの交渉術

あなたがしっかり成果を出して売り上げや利益に貢献しているのに、
ボーナスがない、あるいは明らかに少ないという場合に
会社を辞めることを考える前に試すべきおすすめの対応をいくつか書いておきたい。

①なぜボーナスがないのか、ボーナスが少ないのか直接聞く

ボーナスの支給というのは会社によってさまざまある。
儲かっているのにケチる会社もあれば、太っ腹な会社もある。

大企業だと評価する人が何人もいたり、ボーナスの支給額を決定するための
パフォーマンスと係数をかけるというような計算式が決められていることが多い。

でも10数人でやっているような中小規模の会社については
会社と経営者が一体になっているから社長の匙加減(言ってしまえばその時の気分)
で支給額が決まっている。
たまたまボーナス額を決める時に社長の機嫌が悪ければちょっと下がることもあるという事だ。

だからあなたが10~20人くらいの中小企業に勤めているならぜひ一度そのボーナス支給の意図を聞いてみよう。
これを聞くのはウザいと思われるのでは?と思うかもわからない。
でもあなたが成果を出しているという自信があるのなら堂々と聞くべきだ。

②自分の成果レポートをまとめてボーナス交渉

直接聞いても腑に落ちない返答や納得がいかない場合は、
自分の成果のレポートを作って交渉しよう。

・これくらい売上・利益を出した
・これくらいコストダウンに貢献した
・この社員のパフォーマンスをここまで引き上げた
・こういうリスクを回避した

このような資料を目の前に実際に話をされたら社長は突っぱねづらい。
そういうレポートをまとめることも重要なレポーティング能力のスキルとしてアピールもできるしね。

プロ野球選手の契約更改でもやってる選手いるよね。
自分のパフォーマンスの前年との比較やいろんな観点での数字成績をレポートにして
契約更改の交渉でしっかり作って見せる選手もいる。

そう、会社の売上や利益に貢献しているのであればこれは大いにアピールすべきだ。

③ボーナスがないのは経営状況がきつい?会社の決算書を見せてもらう

それでも社長が納得せずボーナスがない場合、会社の経営的な問題がある可能性がある。
自分自身は売り上げや利益に大きく貢献しているし、充分もらえる権利があると思っても、
全くボーナスに反映されない場合は会社の運転状況をしっかり確認しよう。

おかしいなと思ったら社長に
「P/L(損益計算書)とB/S(貸借対照表)見せてもらえませんか?」と言って見せてもらおう。
すぐには無理とかいうかもわからないけど、社員から見せてと言われれば断りづらい。

中には見方が分かりにくいかもわからないけど、損益計算書や貸借対照表では

・今年(今月)どれだけ売り上げてどれだけ利益があるか
・経費はどれだけかかっているか
・今の時点でどれだけの資産があっていくらの借金ががあるか
・どれだけの現金があるか

こういったことがしっかりわかる。
会社の状態はあなたの知井ごとや生活にもかかわってくるところだから
少しでも気になることがあれば社長に聞いて教えてもらおう。

ボーナスがない会社の経営状態の悪いときのシグナル

例えば外部の取引のある会社から何かの支払いが遅れているとか、引き落としができない
とかっていう連絡が入るようになると要注意だ。
会社に現金がなくなって資金繰りが悪化している可能性があるからボーナスどころではない。

また会社として何か新しい商品やサービスを始めるために投資金額がかかるとか、
もっともらしい言い訳をしてくる社長もいる。
それはあなたと社長の信頼関係に基づくところもあるから何とも言えないが、
そのあたりはしっかり現実的なところがどうなのかはしっかり見極めてほしい。

ボーナスなし続きで業績向上の見込みがなければ、会社を辞めて転職へ

これまでに書いてきたことを一つ一つやってきていて
それでもボーナスが支給されない場合、転職を考えるのも一つの方法だ。

あなた自身がまずしっかりまず貢献する、お役に立つというスタンスを持っているなら
その他のところではそのあなたのスタンスや行動、結果がボーナスに反映される会社は他にいくらでもある。
最初にお伝えしたようにボーナスの権利を先に主張するような社会人はどこ行ってもダメだけどね。

「ボーナスなしがきつい」が転職理由なのは印象悪い?

一概には言えないが、あなたが売り上げや利益につながる成果を出し続けていてるにもかかわらず
適正なボーナスが支払われず辞めるという場合はさほど大きな問題にはならない。
気にする必要はない。

キャリアアドバイザーの立場でもそういう理由で転職した方の支援も何度もしてきているが
ボーナスなど待遇が不満で転職するという人は、その理由というよりも
それだけの仕事ができるかどうかを見ている場合が多いのでそちらの方が重要だ。

自分の成果が認めておらえる職場に移りたいというのは社会人なら当然の考えだしね。
それよりも成果をしっかり出せるプロセスを持っているかどうかの方が大事!!

ボーナスなしがきついという理由で転職活動へ

転職活動はやはり自分の成果が報われるところがいい。
求人広告を見てもなかなかぴんと来なかったり、
応募してもらうためにあることないこと書いていたりする会社もある。

どこがあなたに合った企業で合わない企業なのかが分かりにくい。

それよりはやはり転職エージェントに相談して
自分の成果がしっかりボーナスに反映される仕組みの会社を紹介してもらった方がいい。

転職エージェントのアドバイザーは紹介する会社の特徴や
その会社の人事や社長の人柄や細かい企業の雰囲気まで知っている場合が多い。
あなたの成果をしっかりボーナスに反映してくれるかどうかは見極めるようにしてほしい。

おすすめの転職エージェント

ご参考までに同業目線でのお勧めできる転職エージェントは以下。
ここから3社くらいは登録しておくとよい。

マイナビエージェント

新卒サイトで非常に若手採用企業とのパイプが強い。
求人情報数も多く特に20代、30代のキャリアの浅めな方でも挑戦できる企業をたくさん保有。

リクルートエージェント

30代ならリクルートエージェントがおすすめ。絶対的な求人情報数は他の追随を許さない。
情報の数ならNo.1のエージェント。

dodaエージェント
他のエージェントが保有しない掘り出し優良企業求人が結構ある。
キャリアアドバイザーのレベルも高く安心して相談できる。

パソナエージェント
細かいフォローや求人企業の案内など一つ一つ対応が丁寧な社員教育の行き届いたエージェント。
初めての転職という方は最も安心できる。

参考記事
フリーターや職歴が薄い20代におススメの転職エージェント5選
最後の転職にしたい30代におススメの転職エージェント4選

まとめ ~ボーナス(賞与)なしで会社を辞める前に行う【3つのボーナス交渉術】~

●ボーナスはあなたの売上や利益に対しての貢献に対して払われる。
→必ずもらえると保証されたものではない
→まずはボーナスの権利だけ主張する人間になったらダメ。

●ボーナスをもらえるかどうか自分の成果を客観的に見る
→会社の売上や利益にどれだけ繋がっているかしっかり振り返ってまとめる

●成果を出しているのにボーナスがない(少ない)場合の交渉術3つ
①ボーナスを支給してもらうよう(上げてもらうよう)直接要求する
②自分の成果レポートをまとめて作る
③損益計算書や貸借対照表で経営状況を確認する。
利益が出ていたり順調に行っていると聞いているのに会社の外部等への支払いが遅れていないかも気にしておく。
(現金が不足している可能性がある)

●ボーナスなしできついという理由で転職するのは、転職理由としては問題ない
→それよりもそれだけ成果が出せるプロセスが身についているかの方が超重要。

●転職するなら転職エージェントを利用する
→ちゃんと成果が跳ね返ってくるかを知っているアドバイザーが多いので
自分で求人企業を探して選考受けるよりも次の会社のリスクが少ない。

では今日はここまで!
See you mate!

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Kevin@キャリアアドバイザー

Kevin@キャリアアドバイザー

20代で4社のブラック企業を渡り歩き、迷走に迷走を重ねた末にキャリアアドバイザーという天職に辿りつく。 その迷走経験を活かし500人以上の転職相談に乗ってきた30代現役キャリコン。企業の採用支援実績は600社以上、上場企業の人事代行も務め採用コンサルタントとしても活動中。

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