残業60時間超できつい!辞めたい!と思ったら即やっておく3つの事

転職
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「仕事時間が半端なく長くてきつい・・・」

「これ以上仕事するのホントにきつい・・・」

「残業が多すぎて家族や自分の時間も全くない・・・」

残業時間が月間で60時間の境界が心身ともに悪い影響が出てくるラインだと言われる。もしあなたが月間の残業が60時間以上になっていて今の仕事を続けるかどうかを考えている状況ならあなた自身を守るために重要な3つの事がある。ブラック企業で朝の3時4時まで働いていたキャリアアドバイザーの体験も踏まえお伝えする。

【この記事が役に立つ人】
・残業が毎月60時間以上できついと感じて、このままでいいのか不安な人
・残業が多くて転職したいけど不安で一歩踏み出せない人
・何かあった時に会社に対して有利に話を進められるようにしたい人

【この記事が伝えていること】
→そもそも今の残業の状況が適正なのかどうか判断できます
→残業が多くてきつい場合の適切な抜け出し方の手順が分かります。
→会社から何か言われる場合の自分の身を守る方法が分かります。

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残業は毎月60時間超えのきつい環境は法的にはどうなのか?

まずは残業というものの捉え方について正しい知識を持っておいてほしい。「残業」というのは正式には「法定時間外労働」のこと。労働基準法という労働環境において絶対的に君臨する法律に基づいた知識を入れておこう。

原則、会社は1日8時間、週に40時間まで従業員を働かせることができる。それを超える時間外労働をさせようとするときは、36協定(サブロク協定:労働基準法第36条に規定されている)と呼ばれる使用者(会社)と労働者(従業員)との間で締結する労使協定を締結して労働基準監督署に提出する必要がある。ほとんどの企業で残業があったりするのは会社と労働者の代表の間で36協定を締結し、届け出をしているから時間外労働をさせることができているわけだね。

36協定を届けていたとしても以下の通りその限度が決まっている。大企業は2019年度より、中小企業は2020年度から以下の内容が施行されている。

【36協定による時間外労働の上限】
●1か月の時間外労働上限 45時間まで
●1年の時間外労働上限 360時間まで

・臨時的に業務量が大幅に増えるなどの場合があれば
●1か月の時間外労働時間数 100時間未満
●1年の時間外労働時間数 720時間以内
まで労働させることができ、

●1か月時間外労働が45時間を超えられる月は1年のうち6か月以内
●複数月をとった平均時間外労働時間がどの期間も80時間以内

というのが労働基準法で許された範囲。まずは会社の就業規則や36協定を確認したうえで、これに抵触するかどうかを確認してみよう。


※参考:厚生労働省 働き方改革支援特設サイト

残業60時間以上がきついのは当たり前!体を壊すリスクが超高い

過度な労働は年齢を重ねるにつれて徐々に体を蝕んでいく。僕の場合は20代の頃、ブラック企業で一日21時間勤務というような地獄のような経験をしていた。だから10年以上経った今も僕にはその耐性がついていて1日2~3時間の残業に対しては残念ながら体が慣れてしまっている。

しかし、これからはワークライフバランスや副業の時代。時間は切り分けてあなた自身の人生を満足させられる為の活動を増やすべきだ。

残業3時間/日(月間60時間)以上で体のガタがきやすい

残業が一日3時間を超えるといろんなところで体のガタが来る。仕事時間が長いことによる睡眠不足、不規則な食事による肥満や栄養不足からいろんな病気になるリスクが一気に高まる。そしてこれが年齢を重ねていけばいくほどそのリスクが表れやすくなる。

・脳卒中
・心疾患
・身体ストレスからくる精神疾患(うつなど)

などは過労が続いた時に発症するケースが多い。「過労死」と呼ばれる代表的な原因だ。下記の症状が出てきたら一刻も早く休息をとるか働き方を変えるべき。

・集中力の低下
・意識が飛ぶ
・眠気に長時間襲われる
・イライラ、焦燥感が常にある
・吐き気、めまいが度々ある

残業が80時間を超えてくるような状態が数か月続くと一気に過労死ラインと呼ばれるようになる。
(もし仮に亡くなった場合に健康障害と労働時間の因果関係のある過労死として認定されやすい)

残業60時間から減ったら何をするのか?を決める

残業が多いときはとにかく残業を減らすことやその状況から抜け出すことに必死になってしまいがち。そこで必ず考えておかないといけないことが一つある。

残業がなくなったらその時間に一体何をしますか?

これは僕が個人的に一番考えてほしい事!残業が60時間を超えるような状況が続いていて「仕事時間を減らしたい!」、「プライベートの時間を増やしたい!」と思っていて、実際に労働時間が減ったところで、増えた時間で何をするのか決めていなければ、案外満たされないという事。

ただ労働時間が短くなっただけではあなたの人生は満足感が高まることはない!

ということは頭に入れておこう。僕の場合は

・ギターやピアノを弾く(バンド活動してる)
・ランニングをしたりジムに行って運動する
・ブログを書く
・資産運用や資格の勉強
・子供と遊ぶ

等に時間を当てることでより毎日の満足度が高まるから仕事以外の時間はこれらの時間を多くとっている。あなたも毎日を充実させるための手段をいくつか持っておいて、仕事時間がもし減ったらこういう事に取り組むというのを決めておくことをおすすめする。

残業60時間以上できつい、辞めたいと思ったらやること3つ!

残業60時間以上が続いてもう会社を辞めたいと思い始めたら、以下の3つの事をやっておくようにしよう。

①タイムログを取っておく
②上司や経営陣に相談
③水面下で転職エージェントを活用して転職活動を始める

①タイムログを取っておく

あとで何かあった際に戦えるように自分自身の実際の勤怠のタイムログを取っておこう。これは会社に条件を改善することを相談する場合にも使えるし、会社に退職意思を告げた時の裏付けにもなる。会社があなたを辞めさせない、パワハラに出るなどの行動に出た時もこれで労働監督基準書に申し立てができる。

続けるにしても辞めるにしても何かと役に立つ場合があるので、できるだけ早い段階でタイムログは控えておくようにしよう。

また併せて給与明細との照合もしておくといい。残業代を請求する際のエビデンスにもなる。しっかりついているか否かを確認しておくことも重要なことだ。

上司が労働を強要してくるようなときはボイレコ!

上司が半ばパワハラ的に強制労働させてくるようなことが常態化している場合は必ずスマホのボイレコでいいのでその指示や命令を録っておこう。これは争いになった際などには有効な証拠になり有利に話が進むケースが多い。

②上司や経営陣に相談する

やはり残業時間の削減は、ストレートだけど上申することが最も建設的な対処法。上司にまずは環境が改善できないかの相談を持ち掛けよう。

もし今の仕事をあなたが嫌いではなければ、状況さえ改善できれば続けていく道もあるだろう。そもそも今の仕事にやりがいも楽しみも持てないようなら転職するしかないと思うけどね。まだまだあなたにとって続ける余地のある会社なら残業時間を減らすために、

・何かあなた自身が取り組めること
・会社に動いてもらう必要があること

この2点をしっかり整理して洗い出して上司に持ち掛けてみよう。これで状況が改善されなければ、あなたはやるだけのことをやったという形になるから退職はしょうがない。

しかし、こういったことをやらずにただ残業が多い、環境が合わないというスタンスで辞めてしまうと、次もまた同じような状況になりやすい。マインドとしてあなたが残業を減らすためにどう能動的に動けたかというのは仕事に対する姿勢という観点でも転職時にも評価はされる。

水面下で転職エージェントを利用して転職活動を進める

転職エージェントは残業が多くて転職を考えていてもなかなか動けないというあなたの大いなる見方だ。あなたが現職で労働時間が長くて時間が取れない中で、

・求人企業の選定
・面談によるあなたのキャリアの棚卸
・書類や面接のアドバイス
・選考日程の調整
・入社条件の調整

など、なかなか手間のかかるところをサポートしてくれる。しかも転職エージェントは企業から手数料をもらっているのであなたに一切お金はかからない。

転職エージェントは求人企業の内情をよく知っている場合が多いので残業の有無や社内の雰囲気などもよく知っている場合が多く、求人広告などで知らない会社を探すよりも第三者的な意見ももらうことができる。無料で転職のサポートが受けられるので次の転職で同じことを繰り返さないためにもぜひ登録しておこう。

20代のキャリアがまだ浅い場合のおススメの転職エージェント

20代のキャリアがまだ浅い場合(経験があまり主張できない場合)
第二新卒AGENTneo
キャリアスタート
マイナビジョブ20's
20代で比較的キャリアが浅い場合、第二新卒AGENTneoキャリアスタートマイナビジョブ20'sなどに登録して求人の紹介を受けよう。今の環境を1週間で辞めるという場合、多くの人が自分自身のキャリアの方向性が定まっていない。
そんなあなたにはこの3つのエージェントならこれからの方向性や可能性を慎重に考えた上で適切な求人を示してくれる。もう次は簡単に転職を繰り返したくないという場合はしっかりまずはアドバイザーの面談を受けてみよう。

20代後半~30代以降のキャリアの場合(一定分野で3年以上のキャリアが主張できる場合)

20代後半~30代以降のキャリア層の場合(一定分野で3年以上のキャリアが主張できる場合)
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リクルートエージェント
マイナビエージェント
BIZREACH(ビズリーチ)(※年収600万以上のミドル・ハイクラスなら)
20代後半~30代以上のキャリア層なら大手のリクルートエージェントdodaに登録すれば豊富な求人情報数の中から自分自身のキャリアに合ったものを選んでくれる。
これらのエージェントはやはり求人数が多いのでたくさんの可能性を見出すことができるのが一番のポイント。同業界でなくてもそのスキルや経験が活かせる思いもよらない会社や業界にも目を向けることができる。
※女性の場合は以下にも登録しておくとよい。
パソナキャリア

女性なら女性アドバイザーも多く、親切さが他に比べて突出しているパソナキャリアに登録しておくと安心だ。特にまだ転職エージェントを使ったことないとか、転職が初めてという場合にはびっくりするくらい丁寧な対応をしてくれるので安心できるのもポイント。

上記の中から2~3社並行して進めていくとよい。

一度転職エージェントのアドバイザーと面談が出来ればあとはあなたに合った求人を紹介してくれるので残業で忙しくて時間が取れないあなたでも転職活動がスムーズに進んでいく。転職エージェントについては別記事で詳細に書いているので参考にしてほしい。

残業60時間がきつい!と感じないほど好きな仕事に就くことの重要性

そして最後に、残業がきつくて辞めたい、抜け出したいと思うあなたに認識してほしいことが1つある。それは本当に好きで楽しい仕事なら残業が多くても全く気にならず、むしろ楽しい!という事だ。

天職なら仕事に夢中になって時間が気にならない

僕自身、もちろん残業を推奨しているわけではない。残業時間が多い、辞めたいと思うのはやっていて楽しくない、やりがいがないと感じている状態だ。

天職と呼ばれる仕事に就いているときは2~3時間の残業であれば、全く気にならない。成果を出すための過程が楽しく感じるから時間が気にならない。ゲームをやり始めるとどれだけでもやれた子供の時の状態と一緒だ。そうドラクエ状態。だから一番良い状態というのは仕事が楽しくて仕方のない状態になれるという事だ。

僕の場合はキャリアアドバイザーという仕事が天職だとはっきり言えるけど、その状態で仕事をしているから残業という概念がない。仕事時間は5~6時間で実質終わる日もあれば12時間以上働く場合もあるし、成果を出すまで仕事することが楽しいという状態だ。時間をいちいち意識して仕事をしていない。

しかし体は知らないところで疲れを感じているから、適度に休日にリフレッシュしたり体のメンテナンスは行っている。楽しいと精神的に充実しているから体調が悪くなったりすることも一切ない。毎日ワクワクしているような状態だからね。まずはあなたも天職と呼ばれる仕事に就けることが一番だから、そのことを念頭に入れておいてほしい。それを見つけるきっかけは別記事を参考にしてほしい。

まとめ ~残業が毎月60時間超できつい!辞めたい!と思ったら即やっておく3つの事~

残業が60時間というのはもう今の時代、異常な勤務時間だという事を認識しよう。それと同時に、あなたが天職だと思える仕事に就いていれば60時間の残業などは全く気になっていないはずだという事も考えてほしい。

あなたが天職と呼ばれる仕事に就くことがやはり一番幸せなこと。その為にぜひ時間を使って動いてほしい。そして楽しくない仕事で60時間以上も残業をしていると体にガタが来て壊れやすくなる。早急に環境を変えるか改善をすべき。

そして一番今回伝えたいことは残業時間を減らしたらその分あなたは何に費やす時間を増やしたいのかを明確にしておこう。人生、楽しいと思えること、充実度を感じられることを考えられることがとても重要だ。仕事時間が減ったとしても仕事やプライベートでもあなたがやりたいことが見つかってなければあまりあなたの日々の充実度は変わることはない。

ぜひ自分と向き合って、あなたにとって楽しくもなんともない残業の多い環境から抜け出してあなた自身の人生を充実させられるような時間が増えることを祈っている!

今日はここまで!
See you mate!