コロナ禍で転職を考えることは失敗か?破滅に向かう【4つの行動】

転職
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「今の環境から一刻も早く抜け出して転職したいけど・・・

コロナ禍の今、転職に動くのってどうなんだろう?」

「何とか今の環境を早く変えたいけど、

こんなコロナ禍でうまく次が見つけられるんだろうか・・」

このコロナ禍の今、いろんな不安や考えが巡る中で転職を考えて人も実に多い。
コロナウイルスの蔓延で働き方やキャリアの在り方も大きく変わってきている。

●テレワーク
●休業
●時差出勤・交代出勤
●リモート商談

こんな働き方が続く中でも転職を考える人の数は激しく増えているけど、
そんなあなたに辛口キャリアアドバイザーが確実に破滅に向かう4つのパターンをお伝えする。

確実にこういう行動をするとドツボにハマるのでご注意を。

コロナに対する考え方については根拠の薄い展望や自分なりの考え方も書くけど、コロナウイルスの専門家ではないので、もしそうなったらという感じで聞いといてほしい。

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コロナ禍での転職市場の状況

まず本題に入る前に、コロナコロナと言ってる中で転職市場の求人と求職者の状況ってどうなの?って話。その状況をまず理解した上での方が多分理解してもらいやすいかと思う。

コロナ禍での2020年求人企業の状況

これは僕自身もキャリアアドバイザーとして直面しているけど、求人企業はこの2020年3月頃から一気に採用意欲が低下している。
飲食やサービスは求人どころの騒ぎではないのはもちろんの事、小売、広告、製造メーカー、ITなどもほとんど積極的にやっている所は見ない、という感じ。

業界的に言うと医療・介護、物流、建設、保険などは比較的まだ採用を進めているところもあるけど、軒並み採用意欲は劇的に低下している。

リーマンショック回復後、ここ10年絶えず求人を出し続けていた企業さえもストップ。
原則ほぼ求人に対して積極的な姿勢はない。

ただしかし!!だ。
雇い入れる余裕がないから採用をしていないのではない。

「採用はしたいけど今後のコロナ動向を懸念して様子を見ている」

というのが80%。
本当は採用したいけどコロナ収束の目途を見計らってすぐ再開したい。というスタンスだ。

当然キャッシュフローが劇的に悪化しているところ(現金が目減りしこの状況があと数か月続けば倒産)はさすがに採用する体力もないわけだけどね。

コロナ禍の 2020年以降転職希望者の状況

仕事探す人はまあ増えていると言えば増えているけど、企業が採用を控える数ほど増えているわけではない。僕自身が今年に入って転職の面談をした求職者の数を調べてみたところ、

人数人数人数
2020年4月21人8月18人12月19人
5月19人9月24人2021年1月24人
6月18人10月26人2月31人
7月20人11月22人3月36人

とほぼ横ばいから若干9月以降増えてきている感じはあり年度末の2月3月は増えてきたという感じ。採用はまだまだ積極的にしない企業が一気に増え、求職者はいつも通り増えてきているという状況。

つまり買い手市場(求人倍率も下がり就職しづらい)という状況にはなっている。

コロナ禍で転職を考える人のパターン

コロナに絡んだ理由で転職を考える人のパターンは以下だ。

①コロナで業績悪化を懸念
②ほぼ解雇に近い
③自信過剰
④希望退職

①コロナで業績悪化を懸念

・仕事をしていて明らかに売上が減るのが目に見えてわかる
・成果が出せず給料が上がらない(営業や販売の人これ多い)
・店舗閉鎖事業の縮小傾向が見えて他の環境を求める

こういった理由で転職を考える人たち。

②ほぼ解雇に近い

事業の縮小で、配置転換を求められそれに応じられないケースで半ば退職を迫られているように対応されるケース。

しかしこれに当てはまる場合はその人の仕事に生産性がなく、自身のパフォーマンスが物足りない場合が多いので、仕事ぶりや会社内での立ち回りに問題がある場合が多い。

③自信過剰

自分にはもっと輝ける場所がある!もっとある会社があるはず!と思い込んで転職するケース。

コロナで会社の勤務状況がイレギュラーになってきたり慣れない仕事の環境に適応しようとせず、すぐに新しい環境を求めてしまう人。

④希望退職

多くの上場企業でも希望退社を募っているケース。
これはコロナに関せず行ってる場合も多いけど、たまたま重なっているという場合もあるので
「コロナが理由」という事は一概に言えないけど両方が重なって決定打となっている人もいる。

このところ大手企業もバンバンだね。
大手がいかに安泰ではないかが理解できるし、大きい会社で定年まで勤めあげるモデルが間違いなく崩壊したことがわかる。

コロナ禍での転職で失敗する4つの行動

基本的には個人的には今転職活動をするのは選べる企業や求人が少なく可能性を狭めてしまうことを踏まえると得策とは言えない。

でも僕個人の考え方だけど、このコロナ禍で転職をするのが一概に悪いとは言えない。
なぜなら前述の通り、企業は採用する余力はあるけど何となく様子を見ているというところも多いからだ。

確かに求人数は減っている。
でもそんな求人をかけてない会社もコロナが始まる前は多くの企業は喉から手が出るほど人材を切望していた。

「採用する余力はあるけど全体的に湿っていきそうな雰囲気だから辞めとこうかな」
という感覚のところが多いからだ。

つまりあなたに活躍してくれそうな魅力があれば、採用を検討できる余地はあるという事も言える。

しかし、戦略も練らずに短絡的に転職にベクトルを向けるのは失敗する確率が非常に高い。
特に下記に当てはまるなら絶対に考え直すべき!

①今大した成果も出せてないのに転職を考える
②転職先が決まる前に会社を辞める
③焦って決める
④転職先との間で雇用契約の詳細なエビデンスを残さない

①今、大した成果も出せてないのに転職を考える

今の会社で周囲から認められる成果やパフォーマンスを出せてないのにすぐに転職に舵きりするのは失敗の大元。
どこに行っても一緒の結果になる。

常に成果を出せる社会人は、成果を出すためのプロセスを持っている。
例え売るものが変わろうと、職種が変わろうと、周りの環境が変わろうと、それらに適応し周囲に認められる仕事のプロセスをうちに秘めている。

周りに認められる成果を出せていないなら、どんな環境であれそれをまずは手に入れられるように努力すべき。

②転職を決める前に先に会社を辞める

これは今一番リスキー。
コロナ禍の今、採用には慎重になる会社ばかりの状況で、
先を固めず、行動を起こすのは言語道断。

やはりできる社会人はリスクヘッジをしっかりとる。
どう転んでもやりくりできるように先回りで手を打つのは当然の行動。

これが出来てなければいくら魅力的でも、選考する会社からしたらその行動自体に疑問符が付く。
特に30代、40代と年齢が上がれば上がるほどその傾向は強くなる。

③焦って決める

早く決めたい、早く行動したいという思いが強ければ強いほど失敗する確率は上がる。

焦ると判断基準が曖昧になって鈍るからだ。
特に転職回数が多い自覚がある人はこれに陥っている。

内定、採用というワードを常に欲しがっている。
しっかり先のビジョンや目標を持ってそれに合致する環境、会社、仕事であるかを確認しなければ動くべきではない。

コロナ禍では、求人数も減る中で早く決めて安心したいという気持ちが生まれやすい。

④転職先との間で雇用契約の詳細なエビデンスを残さない

内定が出ても詳細な雇用契約のエビデンスを残さない人もいる。
勤務時間、仕事内容、給与(手当、賞与の内容)など口約束や提携フォーマットに簡単に書かれた内容で納得してしまうのは絶対にダメ。

いろんなコロナ専門家の意見や過去の感染症の歴史から考えると僕は緊急事態宣言なんかもまだまだこの先4次、5次と待ち構えていると思う。

そうなると手のひらを返して内定をひっくり返す企業も出てくる。
その時に何も残ってないと、太刀打ちができない。

一度景気や事業状況が持ち直してもまたリバウンドして感染拡大となるとまた緊急事態宣言が出て同じ状況になろうものなら平気で覆す企業も存在する。

必ず書面やメールの履歴などエビデンスは残しておこう。

コロナ禍でも着実な転職に向かうステップ

このコロナ禍でも希望通りの転職を実現している人も多くいる。今の職場で本当に続けることができないと判断したら以下の順に着実な転職ステップを踏もう。

①前述のコロナで転職を考える人のパターンに当てはまっていないかをチェック
②じっくり自己分析して本当に100%満足できる仕事や会社をイメージする
③転職エージェントに2~3社登録
④信頼のおけるアドバイザーに出会うまでは担当交代や別のエージェントに登録する
⑤3か月~1年くらいは時間をかける想定で焦らずじっくり求人を確認する
⑥退職意思表示は内定承諾した後
方向性が決まれば転職エージェントに登録してじっくり転職は続けよう。転職エージェントのアドバイザーはいわばあなたの代理人。すべての状況や希望を伝えてあなたに会う求人を時間をかけて引っ張ってきてもらおう。
僕に相談してきてもらうのもいいけど、大手で求人数の抜群に多いリクルートエージェント、30代ならdoda、20代ならマイナビエージェント、この辺りに登録して進めてみよう。
 
お伝えした通り今は求人をかけたい会社は多いもののコロナの業績懸念でひとまず採用をストップしているところが多いので、求人需要が消えたわけではなく潜在化しているだけ。時が来たらあなたの理想の求人はぽつぽつ必ず上がってくる。
信頼のおけるアドバイザーが担当してくれる転職エージェントに登録してじっとその案内を待とう。転職エージェントの選び方については別記事で詳しくお伝えしている。
 

 

重ね重ねになるけど、絶対禁物なのは

・先に今の会社に退職を伝えること
・今の不安、不満だけの転職で自分の希望がはっきり言えないこと
・焦って妥協して決めること
これらは特に30代中盤以上の人にとっては取り返しのつかない事態にもなる。絶対に避けよう。

コロナウイルスと共存する社会が今後も長く続く想定をする

コロナウイルスはもはやこれから数年、無くなるというよりはうまく共存していかないといけないウイルスだ。これまでのような基準に仕事が戻ることは考えられない。

となるとあなたもコロナと共存できるようにあなた自身が変化していかないといけない。

・テレワーク
・オンラインで効率化の図れるスキル
・新しいビジネスモデルの考案
・周囲を今まで以上に気遣ったコミュニケーション

などこれまで以上に考えることは多い。
「当たり前」が「当たり前」じゃなくなってるわけだからね。
イレギュラーなことばかり想定したり、考えて動ける人材でないと企業はあなたを欲しない。

という事を念頭に入れてほしい。

まとめ ~コロナ禍で転職を考えて失敗する【4つの行動】とは?~

いろいろと僕なりにお伝えしてきたけど、
要はこのコロナ禍の中では転職するにしても、頭が千切れるくらい相当考えて、考えて、考えて
それでもまた考えて行動する他ない。

自分自身を安売りしないためにも以下の4つは絶対に避けるべき。

①今、大した成果も出せてないのに転職する
→あなたならどこ行っても心配ないねと言わせてみよう。

②転職先を決める前に先に会社を辞める
→ドツボにハマる。

③焦って決める
→正常な判断できなくなる。どうせまたすぐ辞めることを考える。

④転職先との間で内定に関わるエビデンスを残さない
→自分を守るために必ずやる

今日はここまで!
See you mate!