食いっぱぐれない男性向け資格5選~挑戦しやすく有用な資格とは?~

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コロナ蔓延以降キャリアアップや雇用も不安定になってきている中、食いっぱぐれない仕事を目指す人も多くなってきている。そのために資格への挑戦を考える人も増えてきている。

今から何の資格に挑戦すればいいんだろう?

そろそろ食いっぱぐれないような仕事に就きたい・・

勉強してきてない自分でも挑戦できる役に立つ資格はあるのかな・・・

今回は、自身でもいくつかの資格に挑戦してきている僕がキャリアコンサルタントの立場も踏まえ、持ってると食いっぱぐれない資格ベスト5をお伝えする。

今回は一定の要件を満たせないと受けられないような難解な資格ではなく、概ね誰でも受けられて【難易度と市場価値のバランスが取れた資格】という意味合いでお伝えしたい。

【この記事が役に立つ人】
●これから役に立つ資格を取ってキャリアを固めたい男性
●あまり勉強する習慣や資格を取った経験のない男性
●資格を取って転職を有利に進めたい男性

【この記事で得られること】
→キャリアアップや転職に有利で食いっぱぐれにくい資格が分かります。
→学歴なし、キャリアなしでも挑戦できて役に立つ資格がわかります。
→難易度と有用度のバランスがわかります。

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食いっぱぐれない男性向け資格おススメ5選は?

ふと急に資格を取りたいなと思った時、食いっぱぐれのない医師や弁護士、税理士、司法書士といった士業系の資格はなかなかすぐに取得することができない。難易度もそれらに比べてまだ低く、実際に需要もある「今からでも取れて食いっぱぐれない資格」とは何か?

長年キャリアアドバイザーをしていて、男性が持っていると企業側からの需要にこたえやすいと常々思う資格が5つある。

①宅地建物取引士(宅建士)
②FP技能士(ファイナンシャルプランナー)
③社会保険労務士
④中小企業診断士
⑤日商簿記2級

①宅地建物取引士

<宅地建物取引士> 
●国家資格 
●難易度:★★★★☆
●目安勉強期間:6~12か月(300~400時間)
●合格率:15%程度
●受験資格:なし 受験時期:年1回(10月) 

宅建は日本では最も人気のある国家資格だと言えると思う。合格率が毎年15%前後と難関試験なのは間違いない。宅建資格を受験する時や取得したときのメリットは以下。

・住宅や不動産系の会社では宅建士の配置ができないと営業に支障が出るため需要が常にある
・宅建士しかできない独占業務がある(重要事項の説明、重要事項の記名押印、契約書の記名押印)
・多くの会社では資格手当がつく
・難関資格では比較的難易度は低い為、今後の難関資格取得に向けてのステップになる

実は僕自身も実は少し不動産の業務にもかかわっている関係で3か月の勉強で宅建は取得した。3か月はかなり過酷なスケジュールなのであまりマネしない方がいいが、半年~1年位を目安に勉強時間を取ることが必要だ。宅建の勉強に関しては自身の経験も踏まえ別記事でもお伝えしているのでご参考まで。

宅建の試験は年に1回、毎年10月の第3日曜日に実施されている。必要な勉強時間は大体300~400時間と言われていて大体の人が6か月の間しっかり時間を確保して勉強すれば行ける感覚。

ついでに一つおススメな勉強方法は『スタケン宅建講座』。宅建のスクールや講座は多く存在するけどこの『スタケン宅建講座』は何と29,800円でスマホで動画講義受け放題。全額返金の保証もあるので、他の10~20万くらいかかるスクールのプログラムに比べると、通学せずに効果的な勉強ができてしまう。

②FP技能士(ファイナンシャルプランナー)

<FP技能士(ファイナンシャルプランナー) 3級/2級> 
●国家資格 
●難易度:★☆☆☆☆(3級)/ ★★☆☆☆(2級)
●目安勉強期間:30時間・1か月程度(3級)/150~300時間・ 4~6か月(2級)
●合格率:70~80%(3級)/ 20%前後(2級)
●受験資格:なし(2級はあり) 受験時期:年3回(1月・5月・9月)

FP(ファイナンシャルプランナー)は取得した資格自体にも価値があるけど、その内容を勉強っすること自体に実生活において大きなメリットがある。

社会保険や年金など実生活でも触れる内容はもちろん、投資や相続なども勉強範囲となり、キャリアアップを目指すサラリーマンや個人事業主から日々の家計管理に役立つマネーリテラシーを高めたい主婦まで、多くの人に役に立つ万能資格。

以下のような仕事に関わるときには大きく役に立つし、その知識が求められる。

・金融機関(銀行、保険)
・住宅・不動産系企業
・人事、総務、労務などの管理部門での業務

受験資格も基本的に資格試験の中では比較的誰でも挑戦しやすい資格になる。

FP(ファイナンシャルプランナー)は3~1級まであり、3~2級の試験については年に3回ほど実施されるので挑戦しやすいのも特徴(1級は年1回)。出来れば2級は取得しておけると転職でも評価してもらいやすいし、上記の金融、不動産系の企業でも入社後に2級は取得を推奨されるケースが多い。

厳密に言うと国家資格のFP技能士、民間資格のCFP、AFPがある。FP技能士2級とAFPが、FP技能士1級とCFPがほぼ同等の水準になる。

国家資格民間資格
FP技能士 1級CFP
FP技能士 2級AFP
FP技能士 3級 

FP技能士の2級は受験資格があり、未経験の人がいきなりは受けることはできない。全くの未経験の人であれば受験資格のないFP技能士の3級から挑戦するのが良い。

③社会保険労務士

<社会保険労務士> 
●国家資格 
●難易度:★★★★★
●目安勉強期間:8~12か月(700~1,000時間)
●合格率:6%程度
●受験資格:あり 受験時期:年1回(8月)

社会保険労務士は人事・労務系においては最高峰の資格になると言ってもよい。合格率も毎年5~6%程度と難関資格になる。応募要件も大卒であれば受けることはでき、大卒でなくても一定の実務経験を満たせば受けることができる。企業で人事、総務、労務などでキャリアを積むサラリーマンを中心に受験傾向がある。

取得すれば社会保険や労働系の法律のスペシャリストの称号といってもよいだろう。社会保険の申請書類作成などの事務手続きや給与計算、その代行業務など。 労務問題や年金についてのアドバイスをしたり、人事労務のコンサルティングを行ったりすることも、社会保険労務士の大きな仕事。

当然社労士事務所に属したり、営業力があれば独立をしてそれなりの収入を得ることも可能になる。宅建と同じく独占業務というのがあるので社会保険労務士であれば仕事の幅は広げやすい。

【社会保険労務士の独占業務】
・労働及び社会保険に関する法令に基づいた申請書作成
・申請書等の提出に関する手続の代行
・労働社会保険諸法令に基づく申請等について又は当該申請等に係る行政機関等の調査若しくは処分に関し当該行政機関等に対してする主張若しくは陳述の代行
・労働社会保険諸法令に基づく帳簿書類の作成

年に1回(毎年8月第4週)の試験になるのでしっかり対策をして挑む必要がある難関資格。なんと試験範囲は驚異の10科目。労働基準法、労災、雇用保険、健康保険、年金・・・すべての科目で基準点をクリアしなければならない。得意・不得意を作ることができず気が抜けない。

実は人材採用やキャリア支援に携わる身として僕自身も2022年度試験に挑戦したが惜しくも1科目落とし不合格。2023年度に向けてリベンジを目論んでいる。2022年度の合格率は何と5%。歴代3番目の低さ。まあとにかく覚えることが多く膨大な勉強範囲(汗)。

④中小企業診断士

<中小企業診断士> 
●国家資格 
●難易度:★★★★☆
●目安勉強期間:8~12か月(800~1,000時間)
●合格率:4~8%程度(1次:約20~40%、2次:約20%)
●受験資格:1次:なし 2次:あり 
●受験時期:年1回(1次:8月、2次:11月)

中小企業診断士は中小企業の経営課題の診断やアドバイスを行うスペシャリストの証。経営に携わる人や企業コンサル等企業経営に関わるポジションで働く人であれば是非持っておきたい資格。

1次試験、2次試験、口述試験があり、全てに合格する必要がある。合格率は大体1次試験(20~40%程度)、口述+筆記の2次試験(20%程度)で一発でストレートに合格しようと思うと4~8%程度の難関資格といってもよい。

日本の99%は中小企業。中小企業診断士は資格自体はもちろんその勉強内容自体が非常に価値が高い。企業経営の本質を理解している人とそうでない人では仕事の進め方の質も全く違う。この知識はあなたがキャリアアップしていく上では欠かせない知識になるだろう。

転職の支援をしていても中小企業診断士を持っている人もたまにいるけど、話の次元が他の人とはやはり違う。本質を理解しているので企業の発展には重要なピースとなる。試験のスケジュールは以下の通り。

1次試験:8月上旬(2日間)
2次試験:筆記 / 10月下旬、口述 / 12月中旬

⑤日商簿記2級

<日商簿記 2級/3級> 
●公的資格 
●難易度:★★★☆☆(2級)/ ★☆☆☆☆(3級)
●目安勉強期間:300時間・ 6~8か月(2級)/ 100時間・1~2か月程度(3級)
●合格率:25%前後(2級) / 45%前後(3級) 
●受験資格:なし 受験時期:年3回

簿記については経理の仕事や税理士事務所、税理士法人などの仕事においては必須といってもいいほど必要となる知識。企業会計の基礎となる資格。

企業での経理や会計事務所等で働こうと思うと大体どこも簿記2級相当の知識は求められるし、簿記2級を保持していることが必須もしくは歓迎要件のところばかり。比較的会計・経理分野の知識は簿記2級を持っていることで認められやすいという事。

会計分野にとどまらず商業簿記・工業簿記(原価計算を含む)という分野を習得することで、P/L(損益計算書)B/S(貸借対照表)などの財務諸表の数字から経営内容を把握でき、企業の適切な分析を行うことができるレベルでもある。

【簿記2級のメリット】
ビジネスシーン全般に通用する
求人でも最も求められる資格のため、就職・転職には有利
財務諸表から、企業の経営状況が分かるようになる
株式投資での財務状況の分析で役立つ

僕も3級は合格したが、3級はあくまで会計の入り口の部分。社会人として最低限の会計知識を持ってるというだけにすぎないのでアピールまではしづらい。実際1ヶ月勉強すれば余裕で取れたしね。是非頑張って2級は取得したいところ。

いきなり2級の受験もできるが慣らす意味で3級から挑戦してもいいだろう。

食いっぱぐれない訳でないが男性が持っておくと便利な資格

今はまだそこまで重宝はされていないものの、今後需要の出て来る資格を2つご紹介しておく。
比較的前述の5つの資格に比べると難易度も低く取っておいて損はない。

・賃貸不動産経営管理士
・国家資格キャリアコンサルタント

賃貸不動産経営管理士

難易度★★☆☆☆ 

もともとは賃貸不動産オーナー向けの資格になるが、今後は不動産管理会社などでは賃貸不動産経営管理士を置くことが義務付けられる流れになる模様。そうなると宅建と同じく需要は一気に上がる。今のうちにとっておいた方が絶対に言いと僕は思う。

ついに2021年に国家資格にもなりこれから人気がさらに出てきそうな資格。勉強する内容は宅建と一部重複する部分もあるので宅建を取得した人は非常に取り組みやすい。難易度は宅建の50%くらいのイメージ。

試験は毎年11月の中旬頃なので、10月3週目に実施される宅建試験との親和性を生かしてそのまま一気に受ける人も多い。ちなみに僕も取得済みでこれは2~3か月勉強することで合格できた。下記の通り近年の合格率は低くなっては来ているので早めに受けておいた方がいい。

【賃貸不動産経営管理士の直近合格率】
2019年度 36.8%
2020年度 29.8%
2021年度 31.5%

国家資格キャリアコンサルタント

難易度★★★☆☆ 

2016年に国家資格となったキャリアコンサルタント。国も2025年度までに10万人の養成を目指している。

人事などの管理部門でのキャリアを中心に、マネジメントを行う管理職や大学や専門学校などのキャリアセンター職員などを中心に挑戦する人が増えてきている。

近年働き方も多様化してきているから周りのいろんな人のキャリアの困りごとのアドバイスをするという事は非常に重要な役割になる。どんな経歴でも自分自身のキャリアを活かすことができて長く続けられる仕事でもあるので、多くの人が挑戦しやすい資格でもある。

僕自身ももちろん受けているが、学科と実技(面談ロープレ)がある。学科は勉強すればなんとか行けるけど実技は普段キャリア面談をやったことがない人はスクール等でやはり練習することは必要になる。

国が認定した講習を140時間受ければ誰でも受験資格を得ることができる。スクールでの講座も柔軟な日程のものが多く、仕事の傍らでの勉強もはかどりやすい国家資格だ。流動的なキャリア形成が一般的になってきている中、非常に今後需要の伸びる資格だと思う。

資格に挑戦したことがない!食いっぱぐれない為の勉強方法は?

資格は当然、勉強しなければ受かることはない。何の資格を受けるにしても本当に需要があり意味のある資格を取ろうと思うと相当覚悟を決めないと簡単には受からない。

これまで資格勉強をしたことがない人なら、以下の全ては実践しなければいけない。

・意味のない時間のつぶし方をしない(隙間時間の有効活用)
・合格まで大好きなことを1つは辞める(勉強にフォーカス)
・周りに堂々と合格宣言しておく(退路を断つ)
これくらい本気で何かに取り組むことすらできなければ将来はないと思った方がいい。資格が全てではないのは確かだけど、持っていて困ることは一切ない。しっかり知識武装して社会人として周りになめられないようにすることも大事。

独学?スクール通学?通信教育?

そして意見が分かれるのがこれ。勉強するのも独学で行けるの?スクールいった方がいいの?という事だけど、これははっきり言って答えはない。

でも僕の持論はこれ!

あなたが大好きなことを一つ合格まで断つことができれば独学!
無理ならオンライン学習でスキマ時間を効果的に使う!
何事も中途半端にやるとよくない。自信がなくてもコミットしきること。
 

僕の場合通学する時間もないし、テキストなんかをバンバン送られてきても絶対やらないだろうなと思ったのもあり、独学でも突き抜けた気持ちを持って取り組んできた。普段いつも弾いていた楽器も3か月くらいは触らず、酒も合格までは我慢した。

でも独学の場合は気持ちが途切れやすかったり、同志が近くにいないからいくらでも妥協できる。自分に厳しくない人は独学は向かない。その場合はスクール通学や通信教材を考えるのがいいだろう。

おススメの資格学習ツールは?

スクールは通学型は今はコロナの状況もあり選択しづらいのでやはりオンライン学習になる。

オンスク.JPはなんと1,078円でどんな講座も受け放題。電車に乗りながらでもライトに効果的な学習ができるので社会人にはおススメ。内容も濃い。

IT企業が運営する資格スクエアもお勧めできる。資格学校などがやっているプログラムではなくてIT企業が運営しているサービスで「IT×脳科学」をフル活用した新しいオンライン講座。資格学習では記憶する事を効果的にやった方が勝ち。その覚え方は斬新だ。普通のスクールに通うよりは効率よく覚えることにフォーカスした勉強を選択する方がいい

まとめ ~食いっぱぐれない男性向け資格5選~挑戦しやすく有用な資格とは?~

資格はなくても仕事はできるし、あえてつらい道を選択することはないだろうと思う。でも資格試験にいくつか挑戦してきたキャリアコンサルタントの立場で言いたいことは、資格そのものよりも目標へのプロセスにしっかり取り組んだ経験の重要さが最も重要だという事。

近年転職希望者の相談に乗っていても社会人になってから勉強という部分での努力をあまりにもしてきてない人が多くなってきている気がする。

今回挙げた5つ+今後のおすすめ2つの資格は簡単に一朝一夕で受かるような資格は一つもない。自分が取り組んだときの達成感と自信を得て、あなた自身のキャリアアップに大いにつなげてほしいと思う。

今日はここまで。
See you mate.