30代が転職先を決めずに退職する場合の3つのリスクと対策

公開日: : 最終更新日:2020/01/07 30代の転職, 転職, 退職 ,

今日は32歳の転職希望の男性と面談した。
転職歴は4回(今回5回目)で、先月退職を申し出て転職先も決めず今月末に退社予定だという。
先月退職を申し出てからまだ転職活動に取り組めていないようで
今日の僕との面談が本格的な活動のスタートとのこと。

32歳で5回目の転職。
ここまで聞いただけでおそらく突出したスキルや経験があるかと言われるとおそらく難しい。
30歳超えて採用につなげようと思うと、経験やスキルがないと本当に難しい。
30歳超えると、まずは思ったより自分に価値がないと認識するほうがいい。

今回は30代で転職先も決めず退職してしまう場合のリスクと対策についてお伝えしようと思う。

30代で転職先も決めず退職する人が負う3つのリスク

売り手市場と言われて求職者有利な市場が続いているし、
人材不足で事業が立ち行かず倒産する企業がどんどん増えている中で
今後もさらに求職者有利な状況はどんどん加速していく。

しかーし、これは企業の採用支援を普段している立場だから身をもって感じているけど、
採用基準は一切下げていないところが多い。
「妥協の採用」は衰退につながることを多くの地場でやってる中小企業でも認識している。

したがってコロコロ転職している人が30代で次の転職先を決めずに、
辞めてから転職活動をすることについてはリスクは大きい。
むしろ大きな3つのリスクしかない!

①次に受ける企業から「なぜ次も決めず退職を決めたのか?」を追求されやすい

まさしくその後選考を受ける会社からも
「なぜ次も固めず早まったのか?」をすごく懸念される。
先を固めて行動ができないビジネスパーソンは基本的に仕事もできない人が多い。

退職や転職ということに関しては、多くの人が生活の中で重要な位置を占めることだと思う。
その重要な事柄のリスクヘッジ、セルフコントロールができてないと思われる。
そうであれば業務もそういう勢いだけで決断、行動をしてしまいがちの人にも思われる。

②次が決まらずアルバイト・派遣生活

①にあげたリスクも含めると次の転職先は思った以上に決まらない。
すると決まるまでアルバイトや派遣社員という形でとりあえずつなぎの仕事を探す必要がある。
あなたも生活がかかっていると思うからね。

派遣社員や契約社員でつなぐと、給与保証もなく自分の体に頼らなければいけない。
身体的な部分もあるけど特に心の部分がすさんでいく。
周りで働く人もアルバイトや派遣社員の場合が多いのでセルフイメージが下がりやすい。
人は周りの環境にどんどん同化していくので自分もどんどん周りの環境に知らず知らずのうちに溶け込んでいってしまう。
そしてその毎日が当たり前のようになっていってしまう。

③冷静な判断基準を失う

これは30代に限らないけど、先に退職を決めてしまうと、
次を早く決めなきゃ!の気持ちになってしまう。
そういう気持ちを持ってしまうのでとりあえず自分の理想や要望を差し置いて
「内定」という結果にこだわってしまう。

焦る気持ちが前面に出てしまい心に余裕がなくなる。
これは20代の時に僕が何度も経験してコロコロ転職を招いてしまった一番の理由だと思う。
とりあえず早く内定をもらいたいという気持ちが何においても先行してしまう。

まだ退職が決まっていないのであれば心にまだ余裕があるので、
じっくり自分の判断軸を持ちながら次を探すこともできるしね。

30代に求められる事は思った以上に高い

そもそもだけど、30代に求められることはあなたが思っている以上に本当にレベル高いんだって。
採用の支援をしている企業の人事担当者が口を揃えていうのは
「中途半端な30代は使いづらい」ということ。

特に僕みたいに転職経験を多くしている人は、
大してスキルや経験がないのに無駄に仕事観だけが強くあって、
それを前面に出して仕事の住み分けをしてしまうタイプが多い。
よっぽど何もできないけど素直な新卒のがマシってわけ。

会社が違えば文化や仕事の進め方も違ってくる。
まずは今までの考え方や判断基準を取っ払ってやらなければいけない。
それにはあなたの思うよりもっと時間のかかるものだ。

そして自分には十分なキャリアがあると感じていても、
また現にその十分なキャリアががあったとしても、企業の組織編成という都合がある。

あなたが良くても、あなたのような人が入って組織の現メンバーの編成の中にうまくハマるか?という問題もある。
いつも人事の人たちと話していて思うけど、これは一番企業側が悩むポイント。

だからまず簡単に転職が1〜2ヶ月で決まるなんて考えないほうがいい。
絶対に転職先は決めてから退職を申し出ないと本当に取り返しのつかない事態になるよ。

退職を先に決めた30代の転職希望者の「自分はもっとできる!」は幻想

僕もそうだったけど20代の前半の頃は会社の環境が良くないと、
「こんな環境だから自分を発揮できてない」
「もう少しいい環境ならもっと活躍できる」
「自分にはこんな会社、こんな環境よりもっと輝ける場所がある」
なんて思いがち。

まさに僕なんてその際たるものだった。
新卒2年で4社経験したその全てが結構なブラックぶりだったけど、
自分にはもっといい環境がある!ずっとそう思い続けていた。
でもそれは幻想だということがわかった。

どんな会社に入ろうが、結局はあなた自身が環境を自分で作り出す力がなければ
長く勤めることも、ましてや結果を出すこともできない。

30歳超えて転職しようと思うなら理想の環境を求めるな!
自分で考えて行動して環境を作り出せ!
てこと。

それができないのなら、「自分はもっとできる」というのは単なる幻想にしか過ぎない。
企業が30歳を超える人を採用すると使いづらいと考えるその所以はここにある。

兎にも角にもあなたが30代なら勢いだけで会社を辞める決断をするのは絶対にオススメしない。
あなたにとっていいことが一つもない。
今のストレスを感じる環境から逃れるじゃないか!ということも一理ある。
ただそれは今だけの問題だ。

30代ですぐに退職せざるを得ない場合の対策

30代で次も決めずに退職をした、もしくはこれからするという場合、
まず落ち着いて自分のビジョンを考えることが重要だ。

今の環境が辛くもうやめるしかない、という場合には
焦って次を決めたがる人がものすごく多い。

でも30代であればもう今後おかしなキャリアの積み方は
取り返しがつかなくなる可能性もあってそれは絶対にするべきできない。

①まずは長中期のキャリアプランを書いて整理する

これから10年、20年の自分自身のビジョンをしっかり見つめて整理しよう。
今焦って求人を探しても全くいい方向には転ばない。

自分の描いたビジョンに合致する企業をしっかり分析して
じっくり企業選びをすることが重要だ。

これ、頭ではわかりやすいし、わかったような人も多いけど実際にやらない人がい多い。
面倒くさいことだからだ。

あなたのこれからの人生における
・やりたいこと
・手に入れたいもの
・付き合っていきたい人
・長期的な収入のイメージ

これをしっかり描くこと。
これをやるのとやらないのとでは全くそのあとの結果は違ってくる。
まずは落ち着いて、一人の時間を確保してじっくり自分と向き合うこと。

私の経験上、これをやらずに仕事探しを始めると全員同じ事を必ず繰り返している。
ご参考までに→転職活動の軸を明確にすべく正しい自己分析の4つのステップ

②退職理由の整理

退職理由は歳を重ねれば重ねるほど問われることが多い。
理由によってあなたの人間性や価値観が見られやすいからだ。

正直20代のうちは多少軽い理由でもポテンシャルを見込んでもらい
次が決まる可能性は高いし、それほど大きなネックにはならない。

しかし30代となるとワケが違う。
与えられる責任も多いしそんな簡単な理由で退職はできない。

退職理由はやはり
「次を決めずに退職するほどの理由は何だったのか?」
という点を解消できる理由を自分なりにしっかり準備しておくといい。

あまり後ろ向きな理由だとやはり評価を落とすケースが多いので
できれば自分のキャリアアップの機会を求めた系の前向きな理由がいい。

また30代の転職では給与の不満に関する退職も多いけど、
家族もあったり結婚をこれから見据えていこうという場合は、
今は給与が少なくしっかり稼ぎたいという理由は明るい材料にはなるし、
背負うべきものがあるからそれなりに頑張ってくれるという印象を持ちがちな企業は多い。

③転職エージェントの優秀なアドバイザーに面談に行く

自分で企業探しをするよりも、優秀なキャリアアドバイザーに面談してもらい、
企業を見つけてもらうのが一番効率がいい。

ただ絶対条件は「優秀」なキャリアアドバイザーにお世話になることだ。
転職エージェントもいろんな会社があるし、キャリアアドバイザーも星の数ほどいる。

「優秀」でないキャリアアドバイザーにあたると
動きは遅い、業界の知見はない、要領が悪い、気が利かない
で逆に時間を食うことになる。

まあ転職エージェントとかキャリアアドバイザーの選び方については
書けば長くなるから別記事にするけど、
仕事のできないキャリアアドバイザーだと思ったら、
ぜひ積極的に変えてもらおう。

言いにくいかもわからないけど、自分の人生を預けるアドバイザーなわけだから
一番キャッチボールのしやすいアドバイザーに巡り合って担当してもらうまで何度でも変えてもらいたい。

求人企業情報をたくさん保有!アドバイザーの質も良い転職エージェントを選ぶ

ご参考までに同業目線でのお勧めできる転職エージェントについては
参考記事:最後の転職にしたい30代におススメの転職エージェント4選を参照いただきたい。

ここから3社くらいは登録しておくとよい。

僕自身がキャリアアドバイザーなのでその視点で一つだけお伝えしておくと、
30代のあなたにはできるだけ30代以上のアドバイザーについてもらうようにしよう。

20代のキャリアアドバイザーも正直結構な数がいるが、
30代や40代のアドバイザーであればしっかりあなたの気持ちを汲み取った企業紹介をしてくれる。

途中で担当を替えることもできるので、そこは後悔のない転職活動を進めていくうえで、
シビアに自分に合ったアドバイザーを選ぶようにしよう。

【まとめ】

30代の次も決めない転職は不利でしかない。
できる限り次の転職先をじっくり決めてから退職しよう。

先に退職をしてから後で焦って探すようなことだけは絶対に避けたい。
焦って動くようなことをしてしまうとどんどん深みにはまっていく。

もし勢いなどで先に辞めてしまっても焦らず自分をしっかり見つめ直して
先のビジョンを整理し、順序を間違えずじっくりと歩んでいってほしい。

今日はここまで!
See you mate!

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Kevin@キャリアアドバイザー

Kevin@キャリアアドバイザー

20代で4社のブラック企業を渡り歩き、迷走に迷走を重ねた末にキャリアアドバイザーという天職に辿りつく。 その迷走経験を活かし500人以上の転職相談に乗ってきた30代現役キャリコン。企業の採用支援実績は600社以上、上場企業の人事代行も務め採用コンサルタントとしても活動中。

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  • 名前:Kevin
    20代で4社のブラック企業を渡り歩き、迷走に迷走を重ねた末にキャリアアドバイザーという天職に辿りつく。 その迷走経験を活かし500人以上の転職相談に乗ってきた30代現役キャリコン。企業の採用支援実績は600社以上、上場企業の人事代行も務め採用コンサルタントとしても活動中。
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