就活の自己PRで何を書けばいいか、伝えればいいか?
考えに考えてもあまり自分には大した実績もないし・・・
となると多くの学生はアルバイト自慢に走る傾向がある。
まあアルバイトの自己PRは大体みんな同じようなこと書いてるから、
エントリーシート(ES)など大量に見ていると飽き飽きするし、
何かインパクトがないと目が留まらない。
今回は就活の自己PRでアルバイト自慢は実際どうなのか?
自己PRでアルバイト自慢をするときの注意点についてお伝えしたい。
就活の自己PRではアルバイト自慢は一番うんざりされやすい
何百枚、何千枚のエントリーシート(ES)を見る中で
やはり一番多いのが無駄にバイト自慢をしまくっている学生。
はっきり言ってめちゃ多い。
その3大バイト先が、スタバ、ユニクロ、マック。
それに続き居酒屋、コンビニ、ファミレスなど。
話の流れは大体同じ。
売り上げを上げた、バイトリーダーでメンバーをまとめた・・など。
そういう類は採用担当者はまず読み飽きている。
アルバイトをしてたという事が悪いわけではなく、そのPRに「深み」がないからだね。
はっきり言って社会経験のある人事担当者からしたら、
アルバイトでの仕事の裁量、責任というのはぶっちゃけ大したものではない。
責任もそんなにないしね。
アルバイトで色々任された経験を語っても基本的にはあまり響かない
社会人になってする仕事とバイトでする仕事では次元が違う。
その点を頭に入れておくべきだ。
そしてそもそも、人事担当者はあなたに今現在のスキルを求めてなどいない。
学生の取り組み方、姿勢、今後のポテンシャルを見ている。
じゃバイト自慢するならどういう風にPRを書けばよいか?って話になるけど、
答えはズバリ思考が読み取れる深みのあるPR文章にすること。
就活の自己PRでアルバイト経験にどう深みを持たせるのか?
売り上げを上げた・・・
バイトリーダーでメンバーをまとめた・・・
何でもいいんだけど、それができるようになるまでに
●そもそも、なぜそれがしたかったのか?
●それを達成させるために具体的に行動レベルでどういう努力をしたのか?
●その結果どうなってそこからさらにどう改善して行ったのか?
●何がうまくいかなくてその点についてどう対処したのか?
●行動を起こした後どういう感情を持ったのか?
というところまで
具体的に数字も入れてわかりやすく書けるとその他大勢の学生に入らなくて済む。
ちなみに、
バイト自慢と並んでよくある部活自慢、サークル自慢も同じ。
その活動をPRする中でどう深みを持たせるかが重要。
単に大会で優勝したとか全国でたとか、サークルでこんなイベントやったとか
そういう表面的な話は正直言ってどうでもいい。
そのエピソードの裏にどんなあなたの感情や行動があったのか?
それを書かないと意味がない。
だってそれ見ないとあなたのポテンシャルわからないからね。
実際に入社して仕事に向き合う時のあなたの姿勢がわからないと、
採用する判断ができないわけ。
深みを持たせるためのコツはやっぱり「なぜ」、「どのように」を意識すること。
●なぜそのバイトを始めたのか?
●なぜそれに取り組もうと思ったのか?
●どのように取り組んだのか?
●その結果どうなったのか?
●その結果について何を思ったのか?
●そう思ったのはなぜか?
などのようにどんどん中身を深掘りしてあなたの思考を理解してもらうことが重要。
就活でのアルバイトの自己PR例
アルバイトで自己PRを作る場合、いくつかの自己PR例を作ってみた。
自己PRのポイントについては別記事を参照してほしい。
参考記事:エントリーシート(ES)の自己PRが書けない時は3つの型で決まり!【具体例付き】
アルバイト自己PR例① ~居酒屋編~
私の強みはお客様に合った付加価値の提案力です。
私は将来営業になりたいと考えコミュニケーション能力を高めるために居酒屋でアルバイトをしています。
2年間のアルバイト経験の中でお客様の単価アップを図ることを最も得意としています。
店舗の売上アップ、リピート率アップに大きく貢献することが出来ています。
アルバイトで勤務する時に以下の4つの事を常に心がけています。
●席への案内時にお客様の好みを聞いて、その好みに合致したメニューをご案内する
●すべての種類のお酒に合うフードメニューを頭に入れてお酒の注文を頂いた際に必ず案内する。
●毎日のおすすめメニューをご案内した上でそれに合うお酒や食べ合わせの良いメニューを案内する
●お客様の顔と好みを憶えて次に来店いただいた際にも好みに応じたご案内をする。
以上を実践することにより、お客様アンケートでサービスの行き届いたスタッフNo.1に選んでいただきました。
お客様へ一人一人に合わせた付加価値の提案は私の最も強みと言えるところです。
アルバイト自己PR例② ~家庭教師編~
私の強みは関わる人にやる気を持たせることのできる影響力です。
家庭教師のアルバイトでは、勉強に関心のない小中学生を教えていました。
勉強の中身を教えることよりも勉強に向き合う気持ちを持ってもらう事を意識していました。
特に私が心掛けたところは
●生徒一人一人の好きなことや興味のあることを把握
●好きなことや興味のあることに勉強の流れを例えて話す
●勉強を頑張ると好きなことや興味のあることももっと楽しめることをイメージさせる
この3点を意識することにより生徒の親御さんからも
「勉強に向かう姿勢が変わった」
「自分から進んで勉強するようになった」
というお褒めの言葉をいただき、テストで満点が取れなかった生徒が2回連続で満点を取ることが出来ました。
このように私はコミュニケーションをとる相手の興味や関心に沿って
こちらが話したいことを話すことでモチベーションを上げてもらうことを最も得意としています。
アルバイト自己PRのポイント
上の2つの自己PR例を見てどう感じるだろうか。
具体的な思考や行動が入っていることで、
・あなたが受ける会社でどのように活躍してくれそうか
・どんな姿勢で仕事に臨んでくれそうか
がある程度イメージできる自己PRになっていると思う。
アルバイトで自己PRを作る場合は表面的なことではなくて、
行動の中の意図やそれに向かう中での意図をしっかり表現しよう!
まとめ ~就活での自己PRにアルバイトは実際使えるのか?~
就活の自己PRにアルバイト自慢は多くの就活生が使う。
それだけに他の就活生と同じようなPRになっているとあまり効果的な自己PRとは言えない。
しっかりあなたの働きぶりの意図、行動、結果をわかりやすく明確に表現してPRしよう。
ぜひ良い自己PRを!
今日はここまで!!