「就活の軸」が重要な3つの理由と決める時のポイント

公開日: : 最終更新日:2020/02/12 自己分析, 業界・企業研究, 就職活動 ,

これまで何回か別の記事でも書いてきたかも分からないけど、
今日ふと学生と話して思った事を書こうと思う。

就活やキャリアというのはミクロで捉えたら絶対にダメ。
マクロで考えないと本当にあとで苦労する。

いわゆる「就活の軸」を早く決められるかどうかが就活の終結や
その後の人生を大きく左右する。

就活の軸を決めずに就活を進めることの3つのリスク

就活の軸というものを決めずに
場当たり的に活動を進めたり、感覚だけで目の前のことをこなしてしまうと
100%あとで後悔する。

まさに僕の学生時代の話になるが
目の前にある求人情報や企業情報だけで何となく業界も職種も何んも決めずに
ただ雰囲気だけで選考を進めていった。

だから毎回行く企業行く企業、毎回全然バラバラの会社だった。
自分でも何がしたいのかよく分からず動いていた。

リスク① コミットしてないからあとで言い訳をする

就活の軸を決めていない学生はあとで言い訳をしてすぐに辞めるパターンが大多数。

まずあなたの活動の軸を決めていないと、
あとで何かうまくいかなかったときに「もうちょっといいと会社あるかも!?」と
幻想を求めて簡単に辞めてしまう。

リスク② 年齢を重ねてもキャリアが醸成されにくい

就活の軸を定めて活動しないと、その時その時の雰囲気で動いてしまうから
歳を重ねてキャリアチェンジをしようと思った時に活かせるキャリアを積みにくい。

軸が定まっている人だと入社後も一貫したキャリアを見据えて動くことができる。

後述するけど就活の軸、キャリアの軸というのは当然いる環境によって変わる。
のちのちその軸が変わることは往々にしてある。

しかし今それを考えて臨むのとそうでないのとでは会社に入ってからの考え方も
変わらない状態で仕事をすることになるから何年後かに会社が嫌になった時に同じことを繰り返す。
という事を頭に入れておこう。

リスク③ 選考で突っ込まれると粗が出る

面接などで「なぜこの業界に関心があるか?」「なぜ当社に興味があるか?」という質問をされたときに
就活の軸が定まっていないと毎回その対策を考えたり準備をしないといけない。

よくわからないのに興味や関心がある風な受け答えをしたり自分を偽って選考に臨んだりするケースもあり
そういう機会が続くと非常にあなたもストレスを感じる。

そして一番は軸が定まっていないと突っ込まれた質問をされたときに
曖昧な返答しかできず、ブレブレだなとかえって印象を下げてしまう。

就活の軸の決め方

就活の軸の決め方は一つや二つでは語りつくせないほどいろんなきっかけがある。
家族、親戚、友人、先輩など周りの人に影響を受けることもあるだろうし、
何かあなたの特別な体験からある業界や働き方に興味を持つ場合もある。

でも一つ言えること、
「就活の軸は考えているだけでは全く定まらない」ということ。

何がやりたいかわからない、どんな会社に入ればいいかわからないという人は
考えているだけでは状況は好転しない。

まずはいろんな人に会って様々な経験や価値観を聞くことが自分自身の判断基準を作ることに繋がる。
キャリアセンターに行ってOB・OGの情報をもらってコンタクトを取ったり、
様々な社会人との交流の場に顔を出したり、
このようなネットワークもあるので登録してみるのもいい。
同じ大学出身の先輩に話を聞けるOB/OG訪問ネットワーク「ビズリーチ・キャンパス」

そういった人たちに下記のポイントを自分に照らし合わせて確認すると良い。
きっと就活の軸が少しは定まってくるはずだ。

①何をすることに喜びを感じられるか?

・物を作ること
・何かを考え生み出すこと
・人に喜んでもらう、役に立つこと
・決まった緻密なことを任せてもらう事
・お金を稼ぐこと、金持ちになること etc…

一つだけ選ぶとすると
何をすることが自分が喜べるだろうか?

②扱うのは形のないもの?あるもの?

形のない商品やサービスを扱う方がイメージがつくか?
もしくは何か目に見えるものを扱う方がイメージがつくだろうか?

形のない商品やサービスはその名の通り形がないから
あなたの提案力、企画力、行動力、フォローが試される仕事になる。

形のある商品やサービスは商品自体に魅力があるから、
あなた自身というよりは会社という組織で営業をかけていく側面が強い。

どちらがあなたに合っているだろう?

③30歳、35歳になった時にどんな働き方をしたいか?

長期的な視野で考えた時、30歳や35歳という歳になった時に、
どんな働き方をしたいだろうか?

例えば
・会社に属して10人くらい部下をもってシャキッと働いていたい
・個人で独立していろんなところから仕事をフリーとしてやっていたい
・結婚して子育てしながら在宅でもある程度の収入が得られるようになっていたい「
・会社を経営していたい
・一流の営業マンとして個人プレイでガンガン稼いでいたい

等、どんな働き方を10年後、15年後くらいにしていたいかを想像したものを軸に
今の就活を進めることもすごく重要。

④出来上がった組織か、会社の成長にガンガン影響していける組織か?

もうすでに会社組織として出来上がっている会社がいいのか
もしくはこれから会社の成長や改革にあなたがどんどん関与していける会社がいいか?

当然後者の方が成長は早まるケースが多いけど、どちらも良い悪いはない。
あなたの価値観でどういう働き方をしたいか?

⑤あなたは社会にどんな価値を出していきたいか?

僕は「仕事=社会や誰かの役に立つ価値を創造する事=給与・収入」だと考えている。

でも転職者も多くの含めた多くの求職者は
「自分⇔企業」という中だけでの狭い視野の中で考えている。
企業の先にはあなたが価値を創出する社会がある。

あなたは社会にどのように役に立っていきたいだろうか?①に通じてくるが
誰かを飛び切り喜ばせるのか?
何か新しい発明をして社会を変えたいのか?
モノを作ることによって喜んでもらうのか?
大勢のコミニュティを作ってたくさんの人の中心にいることがいいのか?

難しく考える必要はないが、いわゆるあなたの使命はどんなこと?という事だ。
何をするために生まれてきたのか?を突き詰めて考えていくことだ。

就活の軸は何年後かには心配しなくても変わる可能性が高い!

心配しなくてもいいのは「就活の軸」というのは、定期的に変わる可能性がある。
当然の話だ。

人間いろんな人や環境に影響を受けて価値観が変わることなんかは大いにある。
今決めた「軸」で就活をやってても、ある会社に入社して3年たてばまた新しい価値観が産まれるわけだし、
その時はその時の「軸」で考えたらいいだけの話。

死ぬまでずっと今考えた就活の軸でキャリアを考える必要はない。
今は今の軸でしっかり活動したらいいだけ。

だけどその軸を決めることが難しいと捉える就活生が多い。
全然もっと気楽に直感で考えても大丈夫だ。

考え込むと答えが出ない場合があるから気楽に考えた方が良い。

環境に依存するような就活の軸だけはダメ

あなたが今後5年、10年、20年と経っていった時、
入った会社がどんな大企業でもあなたを切るときは一瞬だと思った方がいい。

製造業、金融機関、これまで人がやっていたところにどんどんAIなんかが入ってくるようになる。
そして景気の動向も不安定なところもある。
一気に景気が傾いた時、すぐに人員をカットするという事はどの企業だったある。

一時代をときめいたシャープが外資に買われたり、
ソニーも電化製品の売上なんて3割くらいで後は金融事業でほとんどの収益を賄っているし、
あのエジソンのGEにしても電化製品の売上は収益全体の半分もない。

就活の軸を企業規模に置いたりネームバリューだけに置くことは得策とは言えない。
環境やこれまでの実績だけに依存した就活の軸は後で絶対痛い目を見ることになるので、
そういう就活の軸の作り方だけは避けるようにしよう。

就活の「軸」とはそんなに浅いもんじゃない!

多くの就活生が「就活の軸がさだまってない」という話になるけど
そもそもその軸という考え方が浅い学生が多い。

ほとんどの就活生が持つ「軸」の意味の認識としては
「業界を○○に絞る」とか「ベンチャーに絞る」とか「地元中小に絞る」とかって会話になる。

前述の企業規模などの環境だけに依存した軸の作り方はダメというのも書いたけど
完全に自分のやりたい仕事や入りたい会社群がはっきりしてる人ならそれでもちろんいいと思う。

でも全く曖昧な状態の就活生はそういう絞り方の前にもう少し自分のあり方を考える必要がある。
業界を絞ったり会社規模を絞るより先にこれまで書いてきたように、
社会の関わりをどうしていきたいかを考える事が本当の軸への第一歩だと思う。

どういう価値を提供していきたいか?
どういう風に役に立ちたいか?
どういう事が喜ばれるか?
地域や社会からあなたはどう見られたいか?・・・

そんな事を考えてみてほしい。

そして当然その先にはあなた自身の幸せや喜びがないといけないと思う。
それが最終的に繋がっていれば一番の就活の「軸」になる。

例え1,000人以上の大企業でも、社員数5人の零細企業でも、
就活の軸がしっかりできていれば、自分で納得して入るという形になる場合が多いから
与えられた環境に感謝することができるし、その中で最大限のパフォーマンスを発揮し結果も残すし、心の充足感も得る。

このようなことをぜひ時間を取って考えてほしい。

今日はここまで!
See you mate!

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Kevin@キャリアアドバイザー

Kevin@キャリアアドバイザー

20代で4社のブラック企業を渡り歩き、迷走に迷走を重ねた末にキャリアアドバイザーという天職に辿りつく。 その迷走経験を活かし500人以上の転職相談に乗ってきた30代現役キャリコン。企業の採用支援実績は600社以上、上場企業の人事代行も務め採用コンサルタントとしても活動中。

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  • 名前:Kevin
    20代で4社のブラック企業を渡り歩き、迷走に迷走を重ねた末にキャリアアドバイザーという天職に辿りつく。 その迷走経験を活かし500人以上の転職相談に乗ってきた30代現役キャリコン。企業の採用支援実績は600社以上、上場企業の人事代行も務め採用コンサルタントとしても活動中。
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