勉強嫌いの学生は就活で本当に成功できるか?【タイプ別2人の比較】

就職活動
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勉強が本当嫌いだけど就活大丈夫かな・・・

就活に勉強って関係あるの・・・?

テストの点数とか関係あるの・・・?

勉強ができないという理由で就活を始める前から訳もなく自信をなくしている人。

「大学受験もうまくいかず三流大学に通っているダメだった・・・」
「今の大学生活も特に誇れるものは何も無い・・・」
「授業もまともに出てなくて単位もヤバい・・・」
「特に部活もやってないしサークルもバイトもやってないし・・・」

そんな勉強嫌いなあなたでも就活で結果を出せるのか?について2,000人以上の就活生と1,000人以上の社会人の転職希望者を見てきたキャリアアドバイザーの僕の見解をお伝えしたい。

【この記事が役に立つ人】
●勉強が苦手で就活が不安な人
●テストの点数もよくないけど就活はうまくやりたいという人

勉強ができなくても就活を成功させるポイントがはっきりわかります。

 

 

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勉強嫌いの学生は就活で本当に成功できるか?【タイプ別2人の比較】

まず結論から。
大学の勉強が全くできなくても就活では全く関係がない。全く勉強ができなくても企業からの内定をバンバン獲得するトップ内定者になる可能性は大いにある。

その理由は大きく2つ。

①就活・ビジネスは「勉強」ではなく「スポーツ」
②就活であなたの採用を決めるのは「人」

①就活・ビジネスは「勉強」ではなく「スポーツ」

仕事はスポーツと同じ。インプット中心の勉強とは違ってアウトプットする人が成果が出る。
就活では知識を詰め込むのではなく、聞いたことは「すぐに実践して行動」するということに尽きる

面接、書類、会社探し・・・すべてスポーツと一緒

例えば就活では面接は避けては通れないけど、実にいい例。
面接ではどれだけ知識があってもアピールすることはできない。スポーツの練習と同じく模擬面接を何度もやって場慣れすることが重要。

面接でこうした方がいいと頭でわかっていても実践できない。
他にもエントリーシートなどでも自分の自己PRを効果的に行うのは頭でわかっていてもちゃんと書くことでそのアップデートを行っていかないと磨かれていかない。

企業探しも一緒。ネットで情報を見ているだけでなく、実際に足を運んでたくさんの人に会って話を聞いてイメージをつけていく。
そうするとその会社に入るために何が必要なのかもわかるようになるし実際に入社してからのミスマッチを避けることができる。

②就活であなたの採用を決めるのは「人」

また就活ではあなたの良しあしを判断するのはどこまで行っても「人」。
受験や資格試験、学校のテストで答案を機械的に判断することと違い、あなたに対する気持ちがその判断に加わる。

つまり、採用担当者にしっかり活躍しそうな印象を残せることができれば例えあなたが勉強ができなくても、内定が出るというわけだ。人が判断するわけだから「ぜひあなたに仕事してもらいたい」という気持ちにさえなってもらえればOK。
勉強ができることよりも人にアピールできるコミュニケーション能力の方が大事になる。

社会人になってからも「人」に影響を出せなければ結果は出ない

社会人になってからもそれは変わらない。重要なビジネス上の判断を下すのはすべて「人」。

仮にAさんは安くて性能のいいペンを売っているとして、あなたは高くて性能の悪いペンを売っているとした場合、普通に考えたらAさんのペンを買う人が多い気がするけど、商談相手にあなたさえ気に入ってもらえば高くて性能の悪いペンの方が売れる可能性だってある。

「この人に任せてみたい!」「この人と仕事がしたい!」と相手に思わせるのに勉強は一切関係がない。

勉強と就活の難しさは全く別

東大と京大、どちらに入るのが難しいと思うだろうか?
おそらく「東大」と答える方が多いだろう。日本一というイメージが浸透しているからね。

でもこの2校は実はその難しさの種類が違う。
ある意味においては東大の方が難しいしまた別の意味においては京大の方が難しい。その理由は東大と京大では学校の方向性自体がそもそも違うからだ。

東大は官僚系に進む人を育てる理念、一方で京大は優秀な研究者を育てる理念が根付いている。この違いが入試にも現れる。

東大の入試は、実はそんなに難しい問題は出題されない。(僕にとっては当然難しいけど)
その代わり、問題数が多く解くための時間との勝負だ。官僚系が複数の問題を素早く処理する力が求められるからね。

逆に、京大は超難問が1問だけ出題される。優秀な研究者は1つの事を突き詰める能力が必要だからだ。

つまり東大と京大では難しさの種類が全く別物で見ているポイントも違うから勉強法は全く異なる。確かに合格率などの観点で話をすると東大の方が難関なのかも知れない。しかし東大を目指して勉強している人は、京大の試験には受かりにくい。

就活も同じだ。

これまであなたが経験した受験、学校のテスト、部活などとは種類が違う。つまりこれまであなたが「私はあの時こんな失敗をしたからダメだろう・・」「私はこういう性格でこういう人間だからダメだろう・・」などと思っているなら、全くその心配は無用だということ。

全くタイプの違う2人の事例

今まで接してきた学生で同時期に全くタイプの違う2人が同時に就活をして結果が全く違ったいい例がある。

Aくん 
偏差値65くらいの大学、TOEIC700、簿記3級、読書好き

Bくん
偏差値45くらいの大学、単位はぎりぎりでの進級、資格なし、バイトと遊び三昧、女の子好き

そしてこの二人、結果としてBくんは4年生の春から就活を初めてすぐ4社で内定が出て、Aくんは3年生の夏から動いていたにもかかわらず、4年生の夏まで1年間内定を獲得することができなかった。
この二人の差の理由は明白だった。
Bくんはとにかく就活モードになった4年生の春、とにかく行動をした。
たくさんのOBに会い、同じ就活生にもたくさん出会い情報交換をし、エントリーシートの書き直しも何度も行い、面接もロープレをほかの就活生や社会人の先輩と行ってどんどんフィードバックをもらって改善していった。
逆にAくんはどうだったかというと、常にネットで情報収集をしていた。決まった大学の友達以外は誰とも会わずにネットで就活のネタを探し、HPや口コミサイトで情報を見ているだけでアウトプットが全くなかった。
会社説明会に行っても話は聞くものの質問をしてアピールするわけでもなくいるだけの状態。
これだけの差が出る。
勉強ができるのと就活で内定を取ることが関係ないことが示されたよい例だ。

勉強の習慣は社会人になってからは必ず必要

しかし、重要なことが社会人になってから結果を残し続けるためには、いくらコミュニケーション能力があっても勉強をする習慣は必要になる。
専門知識、業界情報、他社研究、資格、自己啓発・・あらゆる新しい知識を入れていかないことにはあなたはアップデートされない。アップデートされない人間はどんどんおいて行かれるから結果が出ない。
キャリアアドバイザーの立場で思う事は特に資格の勉強などは継続的にやった方がいい。20代後半、30代になっていろいろと資格が取れると目標に向かって着実に勉強できるというアピールにもなるし、資格によっては実務で活きる。資格の勉強習慣は必ずつけておいた方がいい

今は就活の結果と大学の勉強は関係ないとお伝えしてきてはいるが入社した後は必ず勉強する習慣は必要なので念のため。

まとめ ~勉強嫌いは就活で本当に成功できるか?【タイプ別2人の比較】~

勉強の好き嫌いや学校での成績は就活やその後のビジネスではほとんど関係がない。
最も重要なのは知識を詰め込むインプットではなく、すぐに実践するアウトプット。アウトプットを繰り返すことで自然に影響力が相手にも伝わるようになる。

あなたを判断するのはどこまで行っても人だ。
影響をどんどん出すためには圧倒的な行動力しかない。どれだけ知識だけ詰め込んでいても効果的な発揮方法がわからなければ全く無駄に終わってしまう。

しかし、勉強する習慣は社会においては超重要になる。
今勉強の習慣がない人は必ず身につけておこう。

今日はここまで!
See you mate.