仕事が続かない・・・何がしたいかもわからない
「また転職?」と言われるのが嫌で辞めたことを言えない・・・
30歳までには仕事固めたい・・・
こんな気持ちを持っていながら悶々としている20代。20代の頃、自分自身にも仕事が続かない時期があった経験をもとに僕もキャリアアドバイザーとしてそんな20代の転職相談者から常に話を聞いている。
20代の仕事が続かない人に転職のプロとしてお伝えしている4つのことをお伝えしたい!変革のきっかけにしてほしい。
20代、実際どれくらい仕事が続かないか?
20代ではまだまだキャリアの可能性を見出すことに意識がいっていて目の前の仕事に対する責任や使命をなかなか感じられないという場合が多い。あなたの転職回数にもよるけど、「どの程度のレベルで続かないか?」ということによって考え方を整理したほうがいい。
20代で仕事が続かない人の5つの共通点
20代で仕事が続かないと感じる人はどのような共通点があるのだろう?これはこれまで多くの20代の転職理由をヒアリングした中で以下の5つのポイントがあげられる。
②実家で生活している
③他責にするクセがある
④就活を結構テキトーにやった
⑤自分を理解していない
①成果を求めて何かに打ち込んだことがない
確実に言えることは仕事にしっかり向き合っている人は年代に関わらず、過去にしっかり何かに打ち込んで成果を求めて取り組んだ経験がある。趣味、スポーツ、学業、地域活動なんでもいいけど特に自分はこれまで何も力を注いできたことがないと感じる人は仕事が続かない傾向がある。
わかりやすいのがスポーツ。体育会系人材などとフォーカスされるようにスポーツに打ち込んできた人は結果を出すために理不尽な環境の中で努力をしてきたり、レギュラー争いやライバルとの争いの中で自分を高めようと努力してきている。そのような経験があると自分に不都合な状況に置かれてもそれを打破しようとする考え方や習慣が実はしっかり身についていて仕事でも大いに発揮される。
②実家で生活している
実家暮らしの20代は、独立生計を立てている20代に比べて仕事が続かない割合は確実に高い。僕は名古屋でいつも仕事をしていることもあって、関東や関西の20代に比べて東海エリアの20代は実家暮らし率が非常に高い。未だ両親と一緒に生活していて帰ったらあったかいお風呂とおいしいご飯が待っている人は生活が保障されているので、何とかしようという切迫感はない。
一人暮らしをしたり、若く結婚して配偶者や子供を養うとなれば当然生活を安定させるために必死になったり、よりよい収入が得られるよう努力する思考になる。
仕事をコロコロ変わっていていて実家に甘んじている20代には必ず一人暮らしをするよう話をしているが、それが頭ではわかっていてもすぐに部屋を探すなり行動しない20代が非常に多い。
③他責にするクセがある
何かと周りのせいにする20代も仕事が続かない人に共通するポイント。
④就活を結構テキトーにやった
学生時代の就活をテキトーにやってしまった人はその後仕事が続かないケースが多い。まさしくこれは僕自身にも当てはまることだった。
学生時代にしっかり自己分析、業界分析、企業分析などをやって周りとも情報交換しながら就職先を決めた人と、なんとなく受けた会社に入社したり、あまり他社比較をせずに就活が面倒だから内定をもらった会社にあまり考えずに入社した人とでは、その後仕事に対する取り組み方や覚悟も大きく違う。
⑤自分を理解していない
20代で仕事が続かない人ほぼ全員といってもいいだろう、共通するポイントがここ。自分のことを理解していないということ。
自分はどんな価値観があるのか
自分はどんな未来をイメージしているのか
自分が人より少しでもできることは何か
自分は本当に何を得たいのか
仮に言えたとしても「なぜそうしたいのか?」という理由が話せない。自分に向き合って自分がどんな経験を持った人間なのか、どんな考え方の人間なのかを理解しようとする機会を持てていない。
仕事が続かない20代に転職のプロがすすめる【4つのこと】
仕事を辞めたり変わったことを周りに言うと「根性ないな」「忍耐がないな」とよく言われる。じゃ根性があったり忍耐があれば続けられるのだろうか?これは答えはNO。それをやることで根性を見せる、忍耐力を発揮する意味が見出せていないだけなので安心しよう。
仕事を続けるために必要なことは完全に僕の持論だけど大きくは4つ。
②尊敬する人をモデリングする
③成功体験を作り、やれるという自信をつける
④成功体験を高速回転させる
①先のゴール設定をする
まずいえることは仕事が続かない人は、人生やキャリアにおいても基本的に目標ややりたいことがはっきり言えない。ゴール(目標)がなければ目の前のことに意味を見出せなくなるのは言うまでもない。あなたに仕事や人生における目標がなければ目の前の仕事をやる意味が分からなくなるので当然すぐに投げ出す、辞めるという結果になりやすい。
もしあなたに人生の中での目標やキャリアを通しての目標がなければそれを明確にする作業が先決。目標の見つけ方についてはいろいろあるけど、目先のところで30歳、35歳と近い将来のイメージをつけておくとよい。
・海外が好きだから年に1回は海外旅行に行けるように年収○○円を達成させたい
・結婚して子供が一人ほしい
こういうイメージで自分の5~10年後のイメージを立ててみよう。大概のことは5年あれば本気で取り組めば必ず実現する。先の目標が決まらなければ下記記事を参考にしてほしい。
何がやりたいかわからない!自分に何が向いているかわからない!という場合は?
自分のやりたい仕事がわからない、何が向いているのかわからないという場合は、一度いろいろな診断ツールを使うこともしてみるべき。以下のような診断ツールを使ってみるとよい。
・グッドポイント診断
求人大手のリクナビNEXTのグッドポイント診断。18種類の要素においてあなたの知らない実は強みになっているポイントを測定してあなたに合った仕事を無料で見つけることができる。
・doda転職タイプ診断
こちらも無料で登録して7分くらいで50の質問に回答しあなたに合った仕事などがわかりツールのdoda転職タイプ診断だ。手軽にやりたい仕事を見つけるきっかけにすることができる。
②尊敬する人をモデリングする
なんといってもあなたがある程度身近な人で「こんな人になりたい」「この人についていきたい」と思えるような人を見つけることだ。これは非常にあなたの仕事が続かないという悩みには影響力が大きい。
その人だったらどう行動するか?
その人だったらどう考えるか?
③成功体験を作り、高速回転させる
なんといっても仕事が続かない人に共通して感じることはこれ。今の人生で本当の意味での成功体験(継続努力して何かを成し遂げた経験)が作れてないという人が多くを占めるということ。まずは何でもいいから目の前の仕事で小さいこと一つを続けてやり切ってみるという成功体験を作ってみよう。
成功体験といっても決めたことを2〜3ヶ月の期間を使って毎日つべこべ言わず欠かさずやり遂げてみるというだけだ。まずは何か一つ成功体験を作ると自信が生まれる。だんだん何かを達成することが楽しくなり目標を常に持つようになる。すると常に目標を持って日々の生活をすることになるから仕事もそれ以外の時間も目標に向かうために精一杯生きられるようになる。
このようなことでいいので2~3か月毎日続けてやり切ってみよう。
厳しい言い方になるけどこのレベルのことをできない、やる気になれないというようなら仕事なんて一生続かないと思った方がいい。甘ったれてても何も改善されない。
④成功体験を高速回転させる
③で成功体験が2つ3つ出来たらそのスピードを上げたり、同時にいくつもの行動に取り組んで継続し成功の数を増やすこと。それが当たり前にできるようになると仕事も簡単に投げ出したりせずに何か達成感が見えるまで、何かあなたのパフォーマンスを残すまではやってみるという姿勢がスタンダードになる。続ける技術とでもいうべきか、頭や体にそれが根付く。
仕事が続かない20代は自分で仕事探しをせずプロのアドバイスを受ける
20代でまだまだキャリアの浅い場合は、やはり世の中にどんな仕事があるのかということもよくわかっていない場合が多い。転職のプロである転職エージェントのアドバイザーに相談してみるべき。
20代であればまだまだ企業もポテンシャルを見据えて採用してくれる場合もあり、転職エージェントでは、会社の求人内容だけでなく、どんな社員がいるか?どんな雰囲気か?どんなキャリアアップができるか?など求人サイトだけではわからない情報もしっかり教えてくれるので次に転職を繰り返したくないという場合に求人票だけの情報だけでなく、実際の情報を吟味して決めることができる。
仕事を続けることはドラクエと一緒で目標や高みの追及
ドラクエを夜通し何日も続けることに忍耐がいるだろうか?マンガを読破することに根性や忍耐がいるだろうか?
全く必要ないよね。なぜかと言うとそれが楽しかったり、目指すべきところがあるからだ。ドラクエで言えばLv99まで上げたいとか、はぐれメタルシリーズの装備を揃えたいとか、誰よりも早くクリアしたいとか裏面に早く行ってみたいとか(ドラクエわからない人ごめん!)。マンガでも引き込まれて何冊でも続けて読破していくとかね。
仕事が続かないのはやはり目指すべきところが明確じゃないからだ。理想が、目標がぼやけているからそこで仕事をする意味を見出せてないだけで、続かないのは根性がないから、忍耐力がないからではない。誰でも根性や忍耐力は持ち合わせている。でもその根性や忍耐力の出し方を知らないだけだ。
仕事が続かない20代が続けられるようになるステップ
結論、仕事が続かないという人は以下の流れをステップで取り組んでいてほしい。前述の4つのことを踏まえて動いていくとよい。
↓
②それを達成することに集中する
↓
③達成したら継続する
↓
④自然に自分の生活やキャリアにおける目標が生まれる
↓
⑤現状をどんどんそれに近づけていく
※同時に自己診断ツールを使ったり転職エージェントで情報収集する。
目標はそんな大それたことでなくても良い。何か簡単な資格に挑戦するとか、マラソンを3ヶ月で●Km走ってみるとか、1ヶ月米抜きで生活してみるとかね。そういうことを3ヶ月毎に設定してクリアしていくことは非常に有効だ。ちなみにコロコロ転職を繰り返した時にまず最初に僕がやったのは、3ヶ月間、毎日起きたらコップ一杯の水を飲み続けることだった。1日も欠かさずやることで続けることの楽しさと辞めることの怖さを感じた。
医学的な根拠はよくわからないけど、毎日寝起きに水を飲んでいると体がスムーズに始動したり便通がよくなったり、頭がさえたりいいことづくめ。だから水を飲み続けることはこんなに気持ちがいいのか!と思ったし、逆に止めるとまた今の状態ではなくなってしまうという不安がある。
習慣作りと同時に自己診断ツールで自己分析をして自分を改めて知ったり、転職エージェントで情報収集をするということだ。
ポイント:仕事が続かない人が立てる目標はどんな小さいことでもいい!
ポイントは小さい目標や小さい継続を「高速」で回転させて行くこと。小さいことから常に挑戦することが楽しくなり仕事もイキイキできるようになる。
まずは1週間でも1か月でもやりきって成功体験を付けてみてほしい。目の前の仕事に対しても取り組み方が変わってくる。何かあった時でも「仕事を辞める」という思考から「仕事で成果を出す」という思考に変わってくる瞬間になる。
まとめ:仕事が続かない20代は目標と自信を持てていないだけ
これはもう今の自分を受け入れるしかないってこと。いろいろな選択の連続の結果があなたの「今」だ。いうまでもない話だけどね。
仕事をコロコロ変えていて特筆すべきスキルもないというのが今のあなたなのかもわからない。自分はショボい!それをどう受け入れるかが重要。自分自身のことを「もっと自分にあった環境がある」と思うのはここまでにしよう。
プライド、一切いらない!
仕事が続かずコロコロ転職を重ねる人に限ってしょうもないプライドを持っている人が多い。僕もそうだったからね。自分はこうあるべきとかこうでなければいけないとかっていう人もいるし、変に今までの経験を正当化して良く見せようとしたりする人が多い。
もう一度言うけど、プライドは一切いらない。必要なのは自分に向き合う行動。まずは何でもいい。小さなことにしっかり向き合ってやりきる成功体験を持ってみよう。そうなった時初めて本気で人生に向き合えるし。本当の意味で変われるはず。
今日はここまで!
See you mate.
会社の制度が整っていない
残業が多い
給料が安い