まだ20代で早くも転職5回・・本当に次決まるかな?
友達や家族にも今の状況言えない・・転職はこれ以上もう嫌・・・
20代で5回も転職してて企業にはどう思われるのかな・・
先日、20代で5回目の転職になる人の転職の面談をした。さすがに20代で5回も転職歴があると次を探すとなっても徐々に自信もなくなってくる。
今回は20代で4回転職をした僕以上の転職を重ねているあなたが取るべきこれからの適切な転職の戦略の重要な【4ステップ】をお伝えしたい。実際先日相談に乗った人にもお伝えしたことで現実的なことなので参考にしてほしい。
・20代で4回も5回も転職してこれからまた仕事を探す人
・転職しすぎて自分が嫌になってきている人
・何度も転職を重ねていることで周りに転職を言いたくない人
【この記事が伝えている事】
→転職回数に対する考え方がわかります。
→20代で5回も転職をする人の企業イメージがわかります。
→これからの適切な転職の戦略や取り組むことが明確になります。
20代で5回も転職回数を重ねている人の共通理由とは?
まず転職を重ねてしまっている理由をしっかり認識する必要がある。
僕自身の20代のころも含めて、現在20代で転職回数を重ねてしまう人たちには必ず共通点がある。
20代で転職を5回も重ねてしまっているあなたは、ほぼ100%と言ってもいいけど以下の3パターンのどれかに当てはまる。
・他責にしている
・自己分析が全くできていない
それは自覚がないだけ。必ずこのどれかに当てはまる。
ストレス耐性が低い
不都合なことや、厳しい局面に立たされたときにそれを耐えきれないパターンがこれ。例えば部活や受験といった厳しい環境で揉まれてきてない人は心が弱くすぐに逃げ出してしまうパターンが身についている。
何を言われても自分でしっかり切り開いたり状況を打破しようとする気概が持てない。少し厳しく指導を受けたり、乗り越えるべき壁があった時に逃げ出してしまう部分が根底にある。
他責にしている
これもストレス耐性に続いて多いパターン。なんでも人のせい、環境のせいにしがちになる。
「上司が全然合わない」「会社の待遇が悪い」「当初の話と違う」などという言葉が出て来る人は完全に他責にすることが染みついている。
そういう会社を選んだのはそもそも誰ですか?という話。今ある全ての結果は自分の行動の結果だという事を心の底から理解するまでは何一つ変わらない。
自分でなく、常に相手に非があるかのような言い方をしているようならこれに該当することを認識しよう。
自己分析が全くできていない
これまで選んできた会社も一貫性がなく、何となく目の前の雰囲気や条件で選んできた結果、5回も転職を重ねてきているというようなら自分自身の価値観や考え方が理解できてない可能性がある。
今後どのような目標をもって今何に取り組むべきなのか、どのようなスキルや経験を積むべきなのか?が明確でない。つまり目的地を設定してないナビと一緒で、ぐるぐる適当に道を走っているだけの状態になる。
まずは自己分析をしっかり行う必要がある。
20代で転職回数5回はどんな印象を持たれるか?
20代で5回の転職回数はどのようにみられるか?100人の採用担当者がいたら100人が「多すぎる!」と思うだろう。
実際に僕が取引している顧客企業の採用担当者も転職回数は20代のうちなら
転職4回・・・基本的に書類不合格のラインとしているところが多い
転職5回・・・そもそも選考はできないと明確に伝えているライン
※(出典:エン・ジャパン第98回アンケート集計結果)
ここでわかるように、20代で転職回数が5回以上ある人はほとんどいないので、その転職回数はもはや開き直って受け入れ、対応を考えるしかない。
20代で転職回数5回の自分をポジティブに捉える
まずは今までの選択をポジティブに捉えることから始まる。20代で転職回数が5回であるという事実を悲観してばかりでは何も変わらず、事態は好転しない。
自分の今をポジティブに捉えるには以下のような考えを持つようにしよう。
合わない会社が分かった!理論
電気を発明したエジソンは何千回も電気をつける実験に失敗している。しかしエジソンは全てその失敗を失敗と捉えず「電気がつかない何千通りもの方法が分かった」という捉え方をしている。
転職回数が多い場合も一緒。あなたに合わない会社環境が5パターンわかったという風に捉えると、次に同じ選択はすることがないという考え方にシフトする事で前向きに捉えられることになる。
人より経験している!理論
他の20代よりも多くの経験をしていることもプラスに捉えられることの一つ。これは僕自身も20代のうちに4社経験したけど、間違いなく言えることだと思う。
数か月でも1~2年でも身を置いたことによってその業界やサービスのことが少しは勉強できる。次をどんな仕事に就くにしても同じ会社でずっと勤め続ける人よりは引き出しはかなり広くなる。
転職回数が多いけど浅く広く経験してきていることにより、それは教養にもなるし、会話のネタにもなるので確実にプラスになることだ。
決断力がある!理論
うだうだ言って決めない人に比べて、すぐに決断できる力があると思ってもいい。すぐに投げ出すという部分とは表裏一体かもわからないけど、早く決断をして次の道を自分で探すという決断ができているというのは、ビジネスにおいても通ずること。
できるビジネスパーソンは決断が早い。そしてすぐに効果測定をしてすぐに改善のアプローチをとる。決断力があると自分に言い聞かそう。
転職回数が5回以上の20代が転職を成功させるには?
20代で転職回数が5回以上ある場合に、次の転職を成功させるステップは以下の4ステップ。
この通りにやらないと10回でも20回でも同じことを繰り返してしまう。
↓
②ビジョンに対する強い意志
↓
③転職エージェントは利用しなければ完璧に不利
↓
④退職理由と会社を選んできた理由に一貫性を持たせる
①明確なビジョンの確立
何はともあれ、まずあなた自身が今後30歳、35歳とどうなっていきたいかをしっかり決めていくことが重要。
・どんな人と働きたいのか?
・どれくらい稼ぎたいのか?
・どんな夢をかなえたいのか?
・夢をかなえるためにどんなスキルや経験が必要か?
②ビジョンに対する強い意志
自身のビジョンや目標ができたら、次はそれを絶対にやる、成し遂げるという強烈な意思を持つこと。これが重要になる。
強い意志は人に影響力を与える。だから転職回数が5回も6回もあろうが、企業の採用担当者にその強い意志を伝えることによって思いを感じてもらうということが重要。
前述のとおり20代で転職回数が5回の人なんていないのだから振り切って伝えるべき。中途半端な伝え方では何も感じてもらえない。
「必ず○○のスキルを積んで××になりたいんです!」
そしてその目標を達成しないといけない明確な理由をしっかり伝えることが重要になるのでそれもしっかり準備しよう。
③転職エージェントは利用しなければ完璧に不利
転職回数が多い場合は、やはり求人広告などを見て自分で直接企業の原稿にエントリーしても最初の書類選考でほぼ落とされる。1社1社エントリーしていくと余計に時間の無駄になる。
確実に転職エージェントを使うことをお勧めする。まずはあなたの意向をしっかり理解してもらい、対企業の代理人になってもらううイメージだ。
その担当のアドバイザーにもよるけど、転職回数が5回あっても選考してくれる会社をしっかり選んであなたに持ってきてくれるし、自分で活動するより手間が完全に省ける。そして転職回数5回のその裏側になる理由もマイナスになりにくいように企業に伝えて推薦してくれるので自分で応募していくよりは面接まで行きつきやすい。
どの転職エージェントがよいかについては、
このあたりの2~3社には登録して面談をすぐにやっておいた方がいい。
転職エージェントについては別記事で活用のポイントをまとめてあるので必ず読んでおいてほしい。
④退職理由と会社を選んできた理由に一貫性を持たせる
応募をしていく前にもう一つ重要なことが、これまでの退職理由と会社選びの根拠に一貫性を持たせるという事。
これまで歩んできたキャリアの根拠がなければまたフラフラするんじゃないかという印象を必ず与えてしまうことになる。これはその前後の流れを考えて前向きな理由を考えるべき。
退職理由は上司が嫌とか、会社の環境が悪いとか、話が違うとか、あまり環境のせいにした退職理由ばかり並べるのは良くない。あなた自身がより付けたいスキルを他に求めたり、自分のビジョンが叶いやすい環境を求めた結果・・という話し方にした方がいい。
会社を選んできた理由も、その会社に入ってどんなことを叶えたかったのかを一貫性を持てるような理由を考えておこう。転職回数が5回あると「ブレやすい」と思われてしまいがちだが、実際は自分の意思をしっかり持って選んできた結果が今の転職回数に繋がっているという事を伝えられるとよい。
まとめ ~【転職回数5回の20代】次の転職を成功させる「4ステップ」~
転職回数が5回もある20代の人は自信を失ってしまう人もいる。周りの人にも自分が5回も転職しているなんて言えないし、そんな自分が恥ずかしくもなる。この気持ちはすごくわかる。
だからこそ同じことを繰り返さないように、自分で自分と向き合う時間を確保してお伝えした4ステップをしっかり紙と鉛筆(もしくはPC)を使ってしっかり考えて記載する事。
文字にするとどんどんいろんなことがつながっていって徐々にあなたの価値観や目標が確立できる。
もう意味のない転職は終わりにして今、しっかり自分と向き合おう。
転職を5回もしてきているあなただからこそ提供できる価値もあるはず。
じゃ今日はここまで!
See you mate.